お礼参りをする意味・金額の目安・いつするのか・お礼参りの方法
更新日:2024年07月23日
つづいて厄年のことについてなのですが、そもそも厄年とは何かというと、病気や怪我、人間関係の悪化などその人の人生、生活にあらゆる災難が降りかかってくるような年のことを厄年と言います。
男性の厄年は4歳、25歳、42歳、61歳。女性の厄年は4歳、19歳、33歳、37歳、61歳と言われています。その中でも重要な歳があり男性は42歳、女性は33歳となっています。その前後を前厄、後厄、その歳を本厄と言います。
3年間に何もないように願掛け、ご加護を受けるための儀式が厄払いです。正式には前厄、本厄、後厄それぞれの年初めに厄払いを行います。地域によっては誕生月の場合があります。
セットとして考えられる!
厄払いを受けた年ごとにお礼参りにも行きましょう。本来はこの二つはセットで行われます。厄払いの際に頂いた御守りお札を持っていき返納しましょう。一般的にはいつもどおりの方法で参拝してもいいのですが、昇殿参拝をお勧めします。
人数が少ない場合は予約等必要ない場合があります。10人を超えるようであればファックス、または電話で確認をたった方がいいでしょう。webサイトで確認するのが手っ取り早いでしょう。
お礼参りの服装
これもまた決まりがなくお礼参りの際も普段着で構いません。大人としてのマナーであるように、神様へ失礼のないよう派手な服装は控え、お礼を言うのにふさわしい服装を選びましょう。
注意して欲しいのが動物の皮や模様などが入っている服装です、殺傷を連想させてしまうため、この場合は避けましょう。昇殿参拝、正式参拝の場合は、男性はスーツ、派手でないネクタイ、女性の方はスーツ、ワンピース、襟のある洋服がいいそうです。お礼参りの場面ごとに着る服を考えましょう。
初穂の由来
お礼参りや七五三など祈祷やお祓いを受けた際に謝礼として払われる初穂料、初穂の由来とはなんなのでしょうか。
初穂というのは神様に奉納するその年始めて収穫した食材いわゆる初物のことを言います。本来はお米だけのことを表していたのですが、そのほかの初物も初穂と言われるようになりました。
お米、食料をつくるには自然の恵み、神様のお力なしにはできないものです。神様への感謝の意を示すため、神前にお供えする伝統ができました。お米だけでなく野菜、果物、魚などの初物もお供えしてきました。
初穂料
初穂というのは農業や漁業をしている人だけができるものなので、不作であったり初穂を納められない人のために、お米などの代わりにお金を納めるようになったのがきっかけです。もちろん紙幣が普及し生活の軸になってからです。
初穂料が用いられる場面は、お礼参り、七五三、お宮参り、祈祷、厄払い、結婚式などの際に謝礼として払われます。またお守り、お札などを神様から授かる時にも初穂料として渡します
玉串とは
玉串というのは榊の枝に紙垂を麻で結びつけた物を言います。参拝者や神職さんが神前に捧げるためのものです。榊の他に杉、樫なども使われるそうです。
玉串は、人間と神様を結ぶものという意味があるそうで、神様の依り代とも言われています。玉串は神前にお供えするものとして、米・酒・魚・野菜・果物・塩・水と同じ意味を持つとされています。玉串拝礼という形で自らの気持ちをこめてお参りすることでより特別な意味を有します。
玉串の由来
玉串の由来は日本神話に記されています。天照大神が岩戸隠れした際、玉や鏡などをつけた五百津真賢木をフトダマが捧げ持ったとしました。それが現代でも受け継がれる玉串となっています。
たまぐしの語源については諸説があり、平田篤胤らは神話の記述のように玉をつけたから玉串だとし、本居宣長は神前に手向けるため手向串としたとあります。また「たま」は「魂」を意味するという説もあるそうです。
初回公開日:2018年05月09日
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