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香典の金額は壱萬円と書く?理由や覚えておきたい書き方マナーも紹介

更新日:2024年03月13日

いざ香典を用意するときに、香典の選び方や書き方がわからなくて悩んでしまったという方もいるのではないでしょうか。本記事では、香典の表書きや中袋の記入の仕方、香典を選ぶ際の注意点などを紹介していきます。香典のマナーを知りたい方はチェックしてみてください。

香典袋には「金 壱萬圓」などと、大字で書くことが基本的なマナーと紹介しましたが、書き方としては、「金 壱萬圓也」と、圓の後に「也」をつける場合もあります。

「也」があることで礼儀正しくはなりますが、必ず必要というわけではありません。

もともとは金額の書き換えがないように、高額な香典につけることが習慣としてありましたが、現在では特に重んじられていません。

香典袋の名前の書き方

香典袋の表書きには、包んだ人の名前を記入する必要があります。

個人で香典を包む場合は、水引の下の真中に名前を書きましょう。遺族が香典返しをする際わかりやすいように、フルネームで書くのがマナーです。

また、代理で香典を渡す場合は、香典費用を負担した人の名前を記入し、その左横に「代」と記載します。

会社で香典を包む際には、会社名とあわせて代表者名を書くのが一般的です。部署など4人以上で用意する場合は「〇〇部一同」などと書くのが良いでしょう。

団体や連名などで用意した場合には、遺族がお礼状などの手配をしやすいように、中袋に代表者の名前や連絡先を必ず書くようにしましょう。

香典袋の住所の書き方

香典袋には金額や名前のほかに、住所も書く必要があります。一般的に住所は、中袋の裏側の左下に縦書きで記入します。

金額は大字で記入しますが、住所は普通の漢数字で書きます。

中袋がない場合には、香典袋の裏側に、水引より下の左側に住所を記入しましょう。

また、横書きの記入欄がある場合には、住所の数字は漢数字ではなく算用数字を使っても構いません。

覚えておきたい香典の書き方マナー

香典を準備する場合は、香典袋の選び方や正しい書き方を守らなければなりません。

遺族への気遣いや故人を弔う気持ちを大切にするだけでなく、基本的なマナーを守って香典を準備することが必要です。

ここでは覚えておきたい香典のマナーについて紹介します。

表書きは宗教や宗派によって変わる

香典は宗教や宗派によって表書きが異なります。

例えば仏教であれば「御霊前」や「御仏前」と書くのが一般的ですが、神式であれば「御神前」や「御玉串料」などと書きます。

仏教やキリスト教、神式など、葬家がどの宗教を信仰しているのか確認してから準備するようにしましょう。

また、どうしても相手の宗派がわからない場合は「御霊前」と書くのが一般的です。ただし、浄土真宗やキリスト教のプロテスタントでは使用することができないため、注意しましょう。

基本的には薄墨を使う

お通夜や葬儀で渡す香典袋は、薄墨で書くのが基本的なマナーとなっています。

慶事では普通の濃い墨で書きますが、弔事では「悲しみの涙で墨が薄くなってしまった」という意味や、「急な訃報に、墨を濃くする時間を惜しんで駆け付けた」などという意味から、薄墨で書かれるようになりました。

このような理由から、訃報を聞いて駆け付けるお通夜や葬儀の香典に限り薄墨を使用し、初めから予定が決まっている法要では薄墨は使いません。

また薄墨を使う場合でも、住所や香典金額については読みづらくなりがちな薄墨ではなく、書きなれた万年筆やボールペンなどを使うとよいでしょう。

香典袋は宗教や金額にあったものを使う

香典袋は宗教や金額にあった表書きや水引、包みなどを選ぶ必要があります。

宗教や宗派によって「御霊前」や「御玉串料」などと表書きを使い分ける必要があることは前述してありますが、香典袋の絵柄も宗教によって違いがあります。

香典袋には多くの種類があり、一般的な無地の包みのほかに、十字架や蓮などの絵柄がついたものもあります。

無地の包みであれば、どのような宗派であっても利用できるため、故人の宗派がわからない場合は無地の包みを選んでおくのが無難でしょう。蓮であれば仏教、十字架であればキリスト教、などと宗派独特の包みもあるため、選び方には注意しましょう。

また香典袋の水引の形は、二度と繰り返さないようにという意味から、解けない結び方を選びましょう。解けない結び方には「あわじ結び」や「結び切り」があります。

包む金額が5千円くらいまでは水引がプリントされたタイプを使用し、実際に水引が結ばれているタイプは1万円以上を包むときに使います。

香典の渡し方

香典を渡すとき、マナーを知らなければ相手に不快感を与えてしまう可能性があります。遺族にとって大切な弔いの日に、失礼がないようにマナーを確認しておきましょう。

まず香典を持参する場合は、紫色や茶色などの袱紗に包みます。香典袋を素手で持ち歩くことや、華やかな色合いの袱紗に包むのは避けましょう。

お通夜や葬儀の場合は受付で渡す場合が多くありますが、その際香典を素手で触らずに袱紗ごと持ち、香典のみ手渡します。その際、「この度はご愁傷さまです」などとお悔やみの言葉を一言添えるとよいでしょう。

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初回公開日:2022年11月01日

記載されている内容は2022年11月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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