香典の金額は壱萬円と書く?理由や覚えておきたい書き方マナーも紹介
更新日:2024年08月25日
香典袋にお金を入れる際に注意したいこと
香典袋には書き方のマナーのほかにも、様々な注意点があります。
小さな心遣いかもしれませんが、遺族や故人に対して失礼にならないように、香典のマナーを知っておきましょう。
新札を包まないようにする
香典に使うお札は新札ではなく、使用感のあるお札を包むのがマナーとなっています。
慶事のお祝いの際には、折れ曲がっていない新札を包むのがマナーですが、弔事の場合は新札を入れると遺族に対して失礼に当たります。これは、故人の死を事前に予期していたと感じさせるためです。
もし手元に新札しかない場合には、一度折り目をつけてから香典袋に包むようにしましょう。
また、新札を包むのが失礼に当たるからといって、落書きやあまりにもボロボロなお札を使うのも避けましょう。汚すぎるお札も遺族にいい印象は与えないため、注意しましょう。
お札の向きや枚数に気をつける
香典袋に入れるお札の向きにも決まりがあります。
香典袋の中袋を表側にしたときに、お札の肖像画がない裏側が前になるように入れましょう。このときお札の裏側の肖像画は下向きとなります。反対向きに入れてしまうとお祝いの意味になってしまうため、注意して包みましょう。
包む際には、すべてのお札の向きがバラバラにならないようにしっかり揃えましょう。
また、お札の枚数は偶数ではなく奇数になるように包むのがマナーです。偶数は割り切れるため「縁が切れる」といわれるためです。例えば2万円を包む場合には、1万円札1枚と5千円札2枚の合計3枚にするなどの配慮をしましょう。
縁起の悪い枚数も避けた方がよいでしょう。奇数でも、「死」を連想させる4や、「苦」を連想させる9は避けて遺族に失礼のないようにしましょう。
香典で壱萬円と書く理由やマナーを押さえておこう
香典袋の選び方や書き方には様々なマナーがあります。
香典とは故人への供養の気持ちと、遺族への助け合いの意味を持つ、昔からの大切な慣習です。そのため、故人と遺族に対して失礼がないよう、最低限のマナーを守ることが大切です。
予測できない不幸ごとだからこそ、いざというときに慌てず落ち着いてお悔やみの気持ちを伝えられるように、香典に関するマナーを理解しておきましょう。
初回公開日:2022年11月01日
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