役立つ結婚祝いの言葉の名言|ことわざや英語を用いた場合も紹介
更新日:2024年09月19日
「月と恋は満ちれば欠ける」
「月と恋は満ちれば欠ける」 ポルトガルのことわざ
「恋は月の満ち欠けのように、満ち足りた時期と冷める時期が移ろっていくもの。最良の時期は長くは続かない」という意味です。
結婚式に贈る言葉としては相応しくないようにも感じますが、逆に捉えれば悪い状態も長くは続かないということです。結婚生活は決して幸せな日ばかりではないけれど、二人で困難を乗り越えて、円満な夫婦になることを願う言葉としてまとめるのがおすすめです。
「結婚前には両眼を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ」
「結婚前には両眼を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ」 トーマス・フラー
「恋は盲目」と言われるように、恋愛中は相手の良い面ばかりを見てしまい、欠点には目をつむってしまうものです。
この言葉は、「結婚を決断する際は、盲目の状態から脱して、両目でしっかり相手の長所と短所を見極めなさい。結婚したら、片目を閉じるつもりで多少のことは大目に見てあげなさい」ということを意味しています。
すでに結婚を決めた二人の結婚式に贈る言葉としては、後半の「結婚してからは片目を閉じよ」の方が重要でしょう。夫婦円満の秘訣としてこの言葉を贈るのもおすすめです。
「結婚は悲しみを半分に、喜びを二倍に、そして生活費を四倍にする」
「結婚は悲しみを半分に、喜びを二倍に、そして生活費を四倍にする」 イギリスのことわざ
「結婚は悲しみを半分に、喜びを二倍にする」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、実はその言葉の続きが「生活費を四倍にする」というものです。世知辛い世の中を表した厭世的な言葉にも聞こえますね。
とは言え、共働きが一般的な現代で、結婚したからと言って一人の負担が急に四倍になることは滅多にありません。この言葉は平たく言えば、「幸せな結婚には苦労も伴う」ということを意味しています。新しい生活を応援する言葉を添えるのがおすすめです。
ことわざを用いた名言を使った結婚祝いの言葉
ここからは、ことわざを用いた結婚祝いの言葉として四つを紹介します。
聞き覚えのあることわざもあるかもしれません。意味を紹介していくので、気になることわざをチェックしてみてください。
- 「砂長じて巌となる」
- 「お前百までわしゃ九十九まで」
- 「手鍋提げても」
- 「思えば思わるる」
「砂長じて巌となる」
古来の人々が石は成長すると信じていたために生まれたことわざで、「小石も長い年月を経て大きな石になる」という意味です。転じて、末永く栄えることや長寿を願う言葉として使われます。
結婚祝いの言葉としては、「これから二人で過ごす日々の積み重ねが、将来のより大きな幸せにつながる」や「二人で日々を重ねて、頑丈な岩のように揺るぎない家庭を築いてほしい」という風に、末永い夫婦円満や家庭円満を願う言葉として贈るのがおすすめです。
「お前百までわしゃ九十九まで」
「お前百までわしゃ九十九まで、共に白髪の生えるまで」と続く俗謡の一説を切り取ったことわざです。「夫婦仲良く、一緒に長生きしよう」という意味が込められています。
このことわざでは、「お前(御前)」が本来尊敬語で夫を呼ぶ言葉であったことから、「お前」が夫、「わし」が妻を指し、妻が夫婦の長寿を願ったものであるとされています。
「共に百まで」ではない理由は、自分より少しでも長生きしてほしいという妻の願いであるという説や、夫の方が一歳年上の夫婦であったという説があり、いずれにせよ仲の良い夫婦の好例として使われることが多くなっています。
ことわざの意味の通り、末永い夫婦円満を願う言葉として贈りたい言葉です。
「手鍋提げても」
「好きな人と結婚できるなら、質素な暮らしも厭わない」という意味のことわざです。
本来は女性目線のことわざで、「好きな男の人と結婚できるなら、奉公人を雇えず自分で炊事をするような貧しい生活をしてもかまわない」という意味のようです。現代の価値観とは少し異なりますね。
何をおいても結婚したいという大恋愛を経た二人や、結婚に至るまでに苦労があった二人に、これからの幸せや繁栄を願う言葉として贈りたい言葉です。
「思えば思わるる」
初回公開日:2022年12月01日
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