科学と学習の購読のメリット・復活したのか・付録・学習漫画
更新日:2024年09月23日
科学と学習の定期購読のメリット
「科学と学習」は、学研教育出版から刊行されていた学習雑誌です。「科学と学習」という雑誌名ではなく、実際は「1年の学習」、「3年の科学」といった名称で、1年生から6年生まで刊行されていました。
学研のホームページによると、最盛期にはなんと「科学と学習」併せて670万部もの発行部数を記録したという、大の学習雑誌でした。
「科学と学習」を取り扱っている販売所にて、1冊だけ購入することも可能でしたが、基本的には定期購読制をとっていて、定期購読のメリットは以下のようなものでした。
・各地域にある取り扱い所から自宅に配達してもらえる
・子供にとっては、予告に載っている次回の付録や雑誌が配達されるのを待つ楽しみがある
・定期的に実際に学ぶ楽しさに触れることで、学習への興味が深まる
科学と学習は復活したのか
「科学と学習」は1963年から年12回発刊されていましたが、販売部数の減少のため2004年からは年間の発行回数が減り、「学習」は2009年、「科学」は2010年に休刊しています。
長期に渡り販売された上、根強いファンも多い学習雑誌ですので、現在10代から60代まで幅広い年齢層の方が「科学と学習」をご存知のことでしょう。
残念ながら現在も「科学と学習」は復活していませんが、学研から「科学と学習PRESENTS」シリーズという形で、ガイドブックと科学の組み立てキットがセットになったものを購入することができます。
また、「科学と学習」の大人版ともいえる『大人の科学マガジン』も購入できます。
記事の後半でもう少し詳しくご紹介します。
科学と学習の付録の特徴
「科学と学習」の付録は、子供の知的好奇心をくすぐるユニークなものが多く、多くの子供たちにとっては時として雑誌以上に楽しみなものでした。
付録とはいえ、顕微鏡やカメラなど実際に道具として使えるものや動かせるものが多く、小型ではあるもののある程度の機能を備えていました。「科学と学習」合わせて自然科学や社会や算数から芸術分野まで幅広い分野の付録が付いていたのも特徴的です。
科学と学習の「科学」の付録の特徴
「科学と学習」の「科学」の付録は、自然科学の幅広い分野の物で、育てる楽しさや実験の楽しさ、組み立てる楽しさ、観察の楽しさなど毎号多くの子供たちをわくわくさせる工夫がされていました。
・豆電球、磁石、方位磁石、風や電気やゴムの力を利用して動く車などの物理系の付録
・食品調べ薬品、色が変わるマジック薬品などの化学系の付録
・ツタンカーメンのエンドウ、おばけえび水族館、人体骨格モデルなどの生物系の付録
・プラネタリウムセット、岩石実験セット、月球儀、星座早見プラネタリウムなどの地学系の付録
「科学」の付録には上記のような幅広いジャンルの付録のほか、カメラ、レコードプレーヤーなどの道具系の付録もありました。
科学と学習の「学習」の付録の特徴
「学習」の付録の中心となったのは、社会科系の付録ですが、楽しく学べる学習器や、音楽・図工・体育や実用教材など、「科学」以上に幅広いジャンルの付録が付いていました。
・高床式倉庫、火縄銃、世界の国歌・音楽CD、石膏立体日本地図などの社会系の付録
・正解のボタンを押すとカードが飛び出す、まちがえると手をかまれるカバなどの学習器
・クラリネット、カウンター付なわとび、板金ショットマシン、糸のこぎりとかなづちなどの音楽・体育・図工・技術系の付録
・ローマ字パンチャー、巻尺、はかり、地図拡大器、マップメータなどの実用系の付録
学習器とはいっても、ハイテクなものではなく、例えば問題が書かれたカードを差し込み正解のボタンを押すと、バネによってカードが飛び出すといった仕組みです。しかし強制されずに学習をするのはいつの時代も楽しいもので、当時も夢中になる子供がたくさんいました。
過去の科学と学習の科学の付録が見られるサイト
学研のHPでは、「科学と学習」のこれまでの付録を見ることができます。47年間という長きに渡り刊行された「科学と学習」ですので、その付録もさまざまに変化しています。
しかし、子供の探究心、好奇心をくすぐり、楽しく学ぶことができる魅力は変わっていません。休刊になる直前の「科学と学習」のうち、2009年度の科学の付録も紹介されています。
今でも根強いファンがいる「科学と学習」ですので、このホームページを懐かしくご覧になる方も多いでしょう。
科学と学習に漫画はついているのか
「科学と学習」は雑誌と付録がセットになっていました。雑誌の中には身体のしくみやお料理を含め、楽しく知識が得られる漫画が連載されていました。
初回公開日:2018年04月23日
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