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様方の正しい書き方と使い方|住所/宛て名/封筒/横書き

初回公開日:2018年03月17日

更新日:2020年05月24日

記載されている内容は2018年03月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「様方」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。「様方」は宛先の中で使用される言葉ですが、どのような書き方や使い方があるのか、気になる点も多いでしょう。この記事では、「様方」の書き方や使い方、ポイントや注意点、「気付」との違いについてご紹介していきます。

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「様方」の正しい書き方と使い方は?

「様方」とは、宛先に書かれる言葉の一つです。宛先に含まれる敬称となり、「様方」の書き方や使い方には重要なポイントが多く含まれています。まずは書き方の例や、代表的な使い方について、詳しく見ていきましょう。

「様方」の書き方は?

「様方」は、送付先となる世帯主と受取人の名字が異なる場合に使用する言葉です。例えば、以下のような書き方があります。

〒123-4567
A県B市C町1丁目2番3号
佐藤様方
鈴木〇〇様

この書き方を例に説明します。まず、「様方」は個人宅に送る場合に使用します。上の例では、「佐藤様方」となっているので、佐藤さんという個人宅に宛てて送っていることになります。次に、受取人は「鈴木〇〇様」になります。つまり、個人宅の世帯主となる佐藤さんと、受取人となる鈴木さんという2人の人物が登場しています。

「様方」を使用する場合、送付先となる個人宅の世帯主と受取人で、名字が異なります。送付先として佐藤さんの住所を記載し、世帯主の名字に「様方」をつけて「佐藤様方」とします。次に、受取人となる「鈴木〇〇」さんに「様」をつけ、「鈴木〇〇様」とします。

「様方」の仕組みは?

「様方」の仕組みについて、詳しく考えてみましょう。ポイントは、送付先となる世帯主と、受取人が異なるという点です。

上で示した例でいえば、世帯主が「佐藤様方」、受取人が「鈴木〇〇様」となります。「様方」の部分の名字は世帯主の名字(佐藤)となり、受取人の名字(鈴木)とは異なります。このように別個に記載することで、世帯主を経由して受取人に送りたい、ということを示すことができます。

また、この場合の世帯主は個人宅となります。会社などの団体を経由する場合は、「様方」は使用されません。この点はきちんとおさえておきましょう。上で挙げた例の「佐藤様方」は、佐藤さんという個人宅を意味しています。

このように、受取人とは別に世帯主を示すこと、世帯主は個人宅になることが、「様方」の仕組みの大きなポイントです。

「様方」の使い方は?

「様方」が使われる例について考えてみましょう。例えば、結婚して名字が変わった人が実家に帰り、その人に宛てて手紙を書く場合などで使用されます。

名字が変わった人が実家に帰った場合、異なる名字の家に滞在することになります。そして、その人に宛てて手紙を書く際には、送付先の個人宅の世帯主の名字と、受取人となる個人の名字は異なります。このような場合に、「様方」を使用することができます。つまり、受取人となる個人の名字とは別に、「様方」によって実家の名字も記載することになります。

住所につける「様方」の使い方は?

「様方」の書き方の基本例は以下になります。

〒123-4567
A県B市C町1丁目2番3号
佐藤様方
鈴木〇〇様

書き方の一つに、住所と受取人の間に世帯主を書く方法があります。上記の例も、住所と受取人(鈴木○○様)の間に、世帯主が「佐藤様方」として書かれています。一方で、「様方」を住所につけて書く場合もあります。以下の例を見てみましょう。

〒123-4567
A県B市C町1丁目2番3号佐藤様方
鈴木〇〇様

こちらは、住所の後に「佐藤様方」をつなげています。これは、住所に「様方」を入れる書き方となり、住所の番地を記載した後に世帯主の名前と「様方」を続けて書いています。

宛名につける「様方」の使い方は?

「様方」を宛名と並べて書く場合もあります。最初に挙げた例をもう一度見てみましょう。

〒123-4567
A県B市C町1丁目2番3号
佐藤様方
鈴木〇〇様

こちらは、「鈴木〇〇様」という受取人を宛名としつつ、「佐藤様方」という世帯主も並べて書いています。書き方としては、住所と受取人の間に世帯主の名字を書き、「様方」を加えます。「様方」を含めた世帯主の名字は、受取人の氏名より小さめに書くと良いでしょう。そうすれば、「受取人」の方を目立たせることができます。

先ほど見たように、「様方」を住所に入れて書く場合もあります。住所の後に続けて書くので、住所と同じ大きさの字で世帯主の名字と「様方」を書くことになります。こちらも、受取人が目立つようにする書き方になります。同じように考えると、「様方」を宛名と並べて書く場合でも、なるべく受取人の方が目立つようにすることが重要です。

「様方」を書く正しい位置は?

「様方」は、世帯主の名字の後に書きます。この位置については、きちんと覚えておく必要があります。

〒123-4567
A県B市C町1丁目2番3号
佐藤様方
鈴木〇〇様

この例でも、「様方」は「佐藤様方」という世帯主の部分で書かれています。受取人となる鈴木さんは、「鈴木〇〇様」のように「様」が記載されています。これは「様方」ではないので注意が必要です。

受取人は個人となるので、個人に対する敬称となる「様」が使用されます。一方で、経由する世帯主は「様方」が使われます。「様」と「様方」は似ているので、混乱しないように注意する必要があります。「様方」を書く位置は世帯主の名字の後になることを、きちんとおさえておきましょう。

「様方」の書き方の注意点とは?

ここまで「様方」の書き方や例をご紹介しましたが、他にも細かいポイント・注意点がいくつかあります。「様方」の書き方や使い方をおさえるためには、細かい点まできちんと注意することが重要です。

「様方」の字の大きさは?

「様方」を書くとき、その字の大きさが重要なポイントになります。先ほど挙げた例をもとに考えてみましょう。

〒123-4567
A県B市C町1丁目2番3号
佐藤様方
鈴木〇〇様

一般的な宛先の書き方としては、住所よりも宛名の方が大きく書かれています。上の例でいえば、「A県B市C町1丁目2番3号」という住所より、宛名の「鈴木〇〇様」の部分を大きく書きます。これは、宛名を目立たせる書き方となります。

そして、世帯主の名字と「様方」の部分は、住所より大きく、宛名より小さく書くことが好ましいです。上の例でいえば、「佐藤様方」の大きさは、「A県B市C町1丁目2番3号」より大きく、「鈴木〇〇様」より小さく書くことになります。

「様方」の字の大きさの注意点は?

「様方」の字の大きさにも、いくつか注意点があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

世帯主の名字と大きさを合わせること

「様方」と世帯主の名字は、同じ大きさで書くことが一般的です。「○○様方」とする場合であれば、世帯主の名字(〇〇)と「様方」は同じ大きさで書きます。ここで、世帯主の名字だけを大きく書いてしまうと、「様方」が小さくなってバランスが悪くなるおそれがあります。

「様方」を使用する場合は、世帯主と受取人を明確に区別しなくてはなりません。世帯主の名字より「様方」を小さく書くと、どの部分が世帯主になるか、わかりにくい場合があります。世帯主だということをきちんと示すためにも、世帯主の名字と同じ大きさで「様方」を書くようにしましょう。

一方で、「様方」だけを大きく書いてしまう場合も、全体的なバランスが悪い印象があります。世帯主ということをきちんと示す必要はありますが、「様方」だけを大きく書けば、世帯主の名字が目立たなくなってしまいます。どちらも同じ大きさで書くということを意識しておきましょう。

宛名ときちんと区別できるようにすること

「様方」を含めた世帯主の名字は、住所より大きく、宛名(受取人)より小さく書くことが基本です。一方で、小さめの封筒に書く場合など、字の大きさの区別が難しいケースがあります。その場合でも、「様方」と世帯主の名字を宛名より小さく書くことだけは、きちんと意識しておきましょう。

世帯主を経由して受取人に送るということが「様方」の仕組みの基本となるので、世帯主と受取人を明確に区別することが重要と言えます。そのため、この2つの字の大きさのバランスを最優先するようにしましょう。

「様方」を含めた世帯主の名字を住所より大きく書くことも重要です。一方で、封筒の大きさなどが原因で書きにくい場合であれば、住所と同程度の大きさで書くケースもあります。その場合でも、宛名よりは小さく書くことを心がけましょう。

「様方」の位置の注意点とは?

これまで見たように、「様方」を書く位置は世帯主の名字の後になります。間違って受取人の後にしないよう、きちんと注意しなくてはなりません。また、「様方」を含めた世帯主の名字の位置にも注意点があります。

世帯主と宛名を並べる場合

世帯主と宛名を並べる場合の書き方の例は、以下のようになります。

〒123-4567
A県B市C町1丁目2番3号
佐藤様方
鈴木〇〇様

縦書きの場合は、住所、世帯主、宛名の順に、左下がりで書く方法が一般的です。一方で、横書きの書き方では、「様方」を含めた世帯主の名字の位置が違う場合があります。

縦書きでは、住所の書き始めが上に位置しますが、これを横にして考えてみましょう。そうすると、横書きでは住所の書き始めが左に来るように書き、住所、世帯主、宛名の順に右下がりになる、と考えることもできます。しかし、書き方によっては、住所と世帯主を同程度の位置でそろえ、宛名を右下がりの位置で書く場合もあります。

このように、書き方によっては違いも見られますが、これらの例は「様方」の位置の注意点として知っておくと便利です。縦書きと横書きのそれぞれのポイントについて、詳しくは後述します。

住所の後に世帯主を書く場合

住所のすぐ後に世帯主を書く場合の書き方は、以下のようになります。

〒123-4567
A県B市C町1丁目2番3号佐藤様方
鈴木〇〇様

この場合でも、縦書きでは住所と宛名の順に左下がりになるようにする書き方が一般的です。また、横書きの場合は、住所と宛名の順に右下がりになります。これらは住所と同じ行に「様方」が含まれているので、「様方」の位置は住所の一つとして考えておきましょう。

縦書きの「様方」の正しい書き方は?

縦書きの「様方」の書き方は、上で挙げたように、住所、世帯主、宛名の順に、左下がりで書くというポイントがあります。これについて、さらに詳しく見ていきましょう。

住所、世帯主、宛名の中で考えると、住所の書き始めが上に位置し、宛名の書き始めが下に位置することになります。この位置関係は、縦書きでの一般的な宛先の書き方と言えます。

そして、住所と宛名の間に「様方」を含めて世帯主を書く場合も、住所のすぐ後に世帯主と「様方」を加える場合も、住所から宛名にかけて、書き始めの部分は左下がりとなります。縦書きでの「様方」の書き方として、この位置関係をきちんとおさえておきましょう。

住所と宛名の間に世帯主を書く場合、宛名より少し上に世帯主の名字を書き始めることが、書き方の目安と言えます。宛名と世帯主があまりに離れすぎると、かえってバランスが悪くなるおそれもあるので、注意しておきましょう。

横書きの「様方」の正しい書き方は?

横書きの「様方」の書き方は、住所、世帯主、宛名の順に右下がりで書く方法、または住所と世帯主を同程度の位置に書き、そこから右下がりの位置に宛名を書く方法などがあります。また、住所のすぐ後に世帯主を書く場合は、住所と宛名の順に右下がりとなります。

住所と宛名の間に世帯主を書く場合を例に考えてみましょう。この場合、宛名より少し左の位置から、世帯主の名字を書き始めることが好ましいです。縦書きと同様に、宛名と世帯主があまりに離れすぎるとバランスが悪くなる場合があります。右下がりにしつつ、宛名より少し左の位置から書き始めることを意識してみましょう。

横書き封筒の「様方」の正しい使い方は?

横書き封筒での「様方」の使い方には、上記で挙げた横書きの「様方」の書き方に加え、注意すべきポイントがあります。

横書き封筒の場合、住所と宛名が右下がりになるのではなく、住所と宛名が同程度の位置で書かれる場合があります。縦書き封筒では、ほとんどの場合で住所から宛名にかけて左下がりになりますが、横書き封筒では住所と宛名をそろえて書く例もたまに見られます。

このようなことから、「様方」を含めた世帯主も、住所と宛名と同程度の位置に並べて書くケースも見られます。一方で、バランスを考えるのであれば、やはり住所、世帯主、宛名で右下がりにした方が好ましいでしょう。右下がりで書くことや、宛名より少し左の位置から世帯主を書き始めることなど、横書きでの「様方」の書き方をもとに考えてみましょう。

年賀状の「様方」の正しい使い方は?

年賀状で「様方」を使用する場合も、先ほど例に挙げた書き方をもとに考えることができます。例えば、

〒123-4567
A県B市C町1丁目2番3号
佐藤様方
鈴木〇〇様

の書き方で考えると、佐藤さんという個人宅にいる鈴木さんに対し、年賀状を送ることになります。一方で、年賀状の場合は連名になることもあります。「様方」を使用しつつ、連名で出す場合を考えると、

〒123-4567
A県B市C町1丁目2番3号
佐藤様方
鈴木〇〇様
  △△様
  □□様

といった書き方が例として挙げられます。

弔電での「様方」の正しい使い方は?

弔電は、お悔やみの電報のことをいいます。お通夜や葬儀などに参列できないときに使用され、葬儀場を経由して喪主に弔電を送るといった例があります。弔電は緊急の場合での使用が一般的となるので、後日お悔やみを述べる場合には使用されません。この場合、直接伺うことや手紙を送るといった方法で、お悔やみを述べることになります。

この弔電について、「様方」が使用されることがあります。例えば、喪主以外の人に電報を送りたい場合、喪主名を「○○様方」とし、受取人を「△△様」などとします。そうすれば、喪主以外の人に向けて弔電を送ることができます。

履歴書で「様方」は使われる?

履歴書の場合、会社に宛てて送ることになります。この場合には、個人宅を経由する「様方」は使用しません。会社に宛てるのであれば、宛先を会社にするのみで、個人宅を経由することはありません。

一方で、履歴書に現住所以外の連絡先として、現在住んでいない実家の住所を書く場合を考えてみましょう。ここで、実家の名字と応募者の現在の名字が異なるとします。そして、会社が応募者の実家を経由して応募者に何かを送付したい場合、応募者の実家が個人宅となるので、「様方」を使用することができます。

このように、履歴書に関連して「様方」が使用されるケースは、会社に対しての使用ではなく、会社から応募者個人に向けて、履歴書に関係する書類などを送付するといった場合が考えられます。

「様方」と「気付」の違いは?

「様方」と似た仕組みとして、「気付」というものがあります。これも宛先に書く言葉の一つですが、「様方」と「気付」の違いについて、詳しく見ていきましょう。

「気付」とは?

「気付」は、相手が立ち寄っている場所に向けて送付する場合に使用します。相手の住所に送るものではありません。例えば、〇〇ホテルに宿泊している△△さん(個人)に対して送付するなどの例が見られます。この場合、以下のような書き方になります。

〒123-4567
A県B市C町1丁目2番3号
〇〇ホテル気付
△△様

この書き方は個人に宛てたものとなり、「△△」という個人名の後には「様」という敬称がついています。そして、「気付」は経由した団体の後につけます。上記の例でも、「〇〇ホテル」という団体名の後に「気付」が書かれています。

「気付」の仕組みは?

「気付」は、相手が立ち寄っている場所を経由し、相手に送るという点が大きな特徴です。そして、この場合の相手は、立ち寄っている場所・団体に所属する人・団体ではありません。

先ほど挙げた例は、〇〇ホテルに宿泊する△△さんという個人に対し、〇〇ホテルを経由して送っています。これをもとに考えると、△△さんは〇〇ホテルに所属しているわけではありません。〇〇ホテルに所属する人は、具体的には○○ホテルの従業員を指します。しかし、△△さんは○○ホテルの宿泊客となるので、〇〇ホテルに所属する人ではありません。

このように「気付」は、経由する団体に相手が所属していない場合で使用されます。そして、経由する団体と相手が別個に記載されます。先ほど挙げた例でも、経由する団体は「〇〇ホテル気付」、相手は「△△様」と書かれています。これにより、〇〇ホテルを経由して△△さんに送りたい、ということを示しています。

「様方」と「気付」の違い

「様方」と「気付」は、宛先として送付先と受取人の2種類が存在するという共通点があります。「様方」は名字の異なる世帯主と受取人、「気付」は経由する団体と受取人を書くので、書き方としては似ている部分があります。しかし、両者にははっきりとした違いがあります。

「様方」は、個人宅に送るという点が大きな特徴です。一方で、「気付」は団体を経由して個人や団体に送る場合に使用されるので、個人宅に向けて送られるわけではありません。先ほど挙げた例をもとに、それぞれ考えてみましょう。

「様方」の例では、佐藤さんを経由して鈴木さんに送っています。経由しているのは佐藤さんという個人宅となり、「佐藤様方」と書かれています。

一方で、「気付」の例では、〇〇ホテルを経由して、〇〇ホテルに所属していない△△さんに送っています。経由しているのは〇〇ホテルという団体になり、「○○ホテル気付」と書かれています。

書き方と使い方をおさえて活用してみよう!

今回は、「様方」の書き方や使い方、ポイントや注意点についてご紹介しました。「様方」は、送付先の世帯主と受取人の名字が異なり、世帯主を経由して受取人に送付する場合に使用されます。世帯主は個人宅となり、宛先に世帯主と受取人の2人の人物が登場することに特徴があります。

「様方」は、送付先の世帯主と受取人が異なるという点をおさえておくと、イメージがつきやすいのではないでしょうか。また、個人宅に向けて送るという点を考えると、「気付」と違いもわかりやすくなります。

また、「様方」の書き方や使い方においては、「様方」の位置や文字の大きさなどが重要なポイントになります。これらもきちんと把握しておくと、さらにイメージを深めることができます。実際に「様方」を使用する場合に、書き方や使い方のポイントをおさえ、ぜひ活かしてみてください。

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