様方の正しい書き方と使い方|住所/宛て名/封筒/横書き
更新日:2024年07月03日
「気付」は、相手が立ち寄っている場所を経由し、相手に送るという点が大きな特徴です。そして、この場合の相手は、立ち寄っている場所・団体に所属する人・団体ではありません。
先ほど挙げた例は、〇〇ホテルに宿泊する△△さんという個人に対し、〇〇ホテルを経由して送っています。これをもとに考えると、△△さんは〇〇ホテルに所属しているわけではありません。〇〇ホテルに所属する人は、具体的には○○ホテルの従業員を指します。しかし、△△さんは○○ホテルの宿泊客となるので、〇〇ホテルに所属する人ではありません。
このように「気付」は、経由する団体に相手が所属していない場合で使用されます。そして、経由する団体と相手が別個に記載されます。先ほど挙げた例でも、経由する団体は「〇〇ホテル気付」、相手は「△△様」と書かれています。これにより、〇〇ホテルを経由して△△さんに送りたい、ということを示しています。
「様方」と「気付」の違い
「様方」と「気付」は、宛先として送付先と受取人の2種類が存在するという共通点があります。「様方」は名字の異なる世帯主と受取人、「気付」は経由する団体と受取人を書くので、書き方としては似ている部分があります。しかし、両者にははっきりとした違いがあります。
「様方」は、個人宅に送るという点が大きな特徴です。一方で、「気付」は団体を経由して個人や団体に送る場合に使用されるので、個人宅に向けて送られるわけではありません。先ほど挙げた例をもとに、それぞれ考えてみましょう。
「様方」の例では、佐藤さんを経由して鈴木さんに送っています。経由しているのは佐藤さんという個人宅となり、「佐藤様方」と書かれています。
一方で、「気付」の例では、〇〇ホテルを経由して、〇〇ホテルに所属していない△△さんに送っています。経由しているのは〇〇ホテルという団体になり、「○○ホテル気付」と書かれています。
書き方と使い方をおさえて活用してみよう!
今回は、「様方」の書き方や使い方、ポイントや注意点についてご紹介しました。「様方」は、送付先の世帯主と受取人の名字が異なり、世帯主を経由して受取人に送付する場合に使用されます。世帯主は個人宅となり、宛先に世帯主と受取人の2人の人物が登場することに特徴があります。
「様方」は、送付先の世帯主と受取人が異なるという点をおさえておくと、イメージがつきやすいのではないでしょうか。また、個人宅に向けて送るという点を考えると、「気付」と違いもわかりやすくなります。
また、「様方」の書き方や使い方においては、「様方」の位置や文字の大きさなどが重要なポイントになります。これらもきちんと把握しておくと、さらにイメージを深めることができます。実際に「様方」を使用する場合に、書き方や使い方のポイントをおさえ、ぜひ活かしてみてください。
初回公開日:2018年03月17日
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