よろしいでしょうかの例文|返答/確認/質問・使い方や注意点
更新日:2024年07月12日
「よろしいでしょうか」という言葉がもつ意味とは
「よろしいでしょうか」の意味を正しく理解するためには、まずはこの言葉を「よろしい」と「でしょうか」に分解する必要があります。
「よろしい」とは、「よい(いい)」のていねいな言い方です。「でしょうか」は「だろうか」のていねいな表現で、不確かなことを相手に問いかけるときに使います。つまり「よろしいでしょうか」は「よいだろうか」という意味の敬語です。相手に対して、ていねいに許可を求めたり、確認したりするときに使用します。
「よろしいでしょうか」を使った例文
確認したとき
相手に確認をとりたいとき、「よろしいでしょうか」は「~ということでいいでしょうか(間違いないでしょうか)」という意味の言葉として使用できます。
例文
・こちらのご契約内容でよろしいでしょうか。
・ご訪問の日にちは11月20日でよろしいでしょうか。
・2泊3日のプランでよろしいでしょうか。
質問したいとき
「質問してもいいですか」と目上の人に聞きたい場合は、「質問してもよろしいでしょうか」がもっともふさわしい表現です。
「質問」という言葉の頭に「ご」をつけたくなりますが、「ご」は「連絡」や「協力」など、相手のためにもなることに対してつけるため、「質問」の頭につけるのは適切ではありません。また、「質問させていただいてもよろしいでしょうか」という表現では、「させていただいても」と「よろしいでしょうか」で許可を求める語が2回入っているうえ、長たらしくなってしまうので使用しないようにしましょう。
許可を求めるとき
相手に許可を求めるとき、「よろしいでしょうか」は「~をしてもいいでしょうか」という意味の言葉として使用できます。
例文
・少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか。
・お手洗いをお借りしてもよろしいでしょうか。
・改めてお電話を差し上げてもよろしいでしょうか。
返答・回答が欲しいとき
「はい」「いいえ」以外の具体的な返答・回答が欲しい場合にも、「よろしいでしょうか」を使用することがあります。
例文
・お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか。
・お電話番号を伺ってもよろしいでしょうか。
・ご訪問の日時はいつがよろしいでしょうか。
接客をしているとき
初回公開日:2017年11月07日
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