左手で敬礼の意味とは?正しいルールやマナーを確認しておこう
更新日:2024年09月04日
「敬礼するときは、左手でするの?」
「警察官や自衛官が敬礼する姿を見たことがあるけど何のためにしているのだろう」
「今度、警備員になるから敬礼のルールを知りたい」
敬礼について、耳にしたり目にしたりすることはあるでしょうが、正しい敬礼のルールやマナーを知っている方は少ないのではないでしょうか。
この記事では、そもそもの敬礼の由来や敬礼の種類、左手で敬礼するとはどういうことなのかなどを具体的に紹介しています。
この記事を読むことで、警察や自衛隊、民間の警備会社が敬礼を重んじていることやその理由が分かります。また、敬礼のルールやマナーについてしっかり把握でき、特にこれから警備員になろうとしている方には参考になるでしょう。
敬礼について疑問がある方や正しい敬礼のルールやマナーを知りたい方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
敬礼の由来は?
敬礼と聞くと、警察官や自衛官が敬礼している姿を思い浮かべる人は多いでしょう。テレビで目にすることもあり、友人同士で何気なく敬礼の仕草をすることもあるのではないでしょうか。
この敬礼ですが、由来があることはご存知でしょうか。諸説ある中から、代表的な二つを紹介します。
武器を持っていないことを示して敵意のないことを表した
イギリスでの敬礼の由来とされているものです。騎士が女王に謁見するときに、武器を持っていなことを明らかにするため右手を挙げるという行動をとっていました。
武器は、基本的に利き腕である右手で持つものとされています。その右手を挙げることで、武器を持っていないことを示し、敵意がないことを表していたのです。
甲冑の兜を上げて敵でないことを表した
中世ヨーロッパでは、騎士は戦いの際など甲冑を身につけていました。兜を被っていると顔が確認できず敵味方の判別がつきません。このため、貴婦人や上官などの前を通る際には兜のまびさしを上げる動作をし、顔を見せていました。
このときの動作が現在の敬礼の由来になったと考えられています。
敬礼のルール
敬礼のルールについて紹介します。一見、敬礼は簡単に行っているように見えますが、細かいルールがあります。
敬礼は、相手に対して敬意を表すものでもありますが、正しいルールを知らずに行うことで、返って失礼な行為となってしまうことがあります。敬礼について知っておきたい人は、しっかりルールを確認しておきましょう。
目下の者が目上の者に対して行う
敬礼は、目下の者が目上の者に対して行うものです。一方、目下の者から敬礼を受けた目上の者が返すことを答礼と言います。このため、この二つの動作は同時に行われるわけでなく、一瞬の時間差が生じることになるのです。
また、敬礼で挙げた手は、相手の答礼が終わってから下ろします。
初回公開日:2022年06月27日
記載されている内容は2022年06月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。