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左手で敬礼の意味とは?正しいルールやマナーを確認しておこう

更新日:2024年03月23日

テレビで目にすることがある警察官や自衛隊の敬礼。右手と左手、どちらの手を使っているかご存知でしょうか。この記事では、左手で敬礼する意味や敬礼のルールなどについて紹介しています。敬礼に興味がある方は、ぜひ読んでみてください。

殉職者への敬礼は、国のために働き、命を落とした方へ敬意を表す意味で行うため、それぞれの状況において最上位の敬礼をします。

着帽時に小銃を携行している場合は捧げ銃の敬礼、小銃を携行していない場合は挙手の敬礼をします。また、脱帽時に行うのは45度の敬礼です。

海軍・陸軍の敬礼

挙手の敬礼の場合、海軍式と陸軍式でやり方が少し異なります。日本の自衛隊の場合、陸上自衛隊も海上自衛隊も、腕を地面に対して水平に上げ肘をはります。このとき、陸上自衛隊は腕を体の真横で水平にしますが、海上自衛隊は45度前方の水平です。

また、海上自衛隊でも潜水艦では、水平ではなく腕を少し下げて敬礼します。潜水艦の狭い環境に合わせたものです。

国旗や国歌への敬礼

自衛隊では、着帽時に国旗に対して敬礼するとき、小銃を携行している場合は捧げ銃の敬礼、小銃を携行していない場合は挙手の敬礼をします。脱帽時に国旗に対して敬礼するときは、姿勢を正す敬礼です。

また、国歌に対して敬礼するときは着帽時も脱帽時も姿勢を正す敬礼をします。

出典:自衛隊の礼式に関する訓令|防衛省・自衛隊
参照:http://www.clearing.mod.go.jp/kunrei_web/

海外の敬礼のマナーは?

ここまでは、基本的に日本の自衛隊や警察で行われている敬礼について紹介してきました。しかし、敬礼は国によってマナーが違うことがあります。

海外の敬礼を見たときに「間違っている」と誤解しないように、海外の敬礼のマナーについて確認しておきましょう。

アメリカでは脱帽時も挙手の敬礼をする

アメリカでは、日本とは違い、着帽時も脱帽時も挙手の敬礼をします。日本で行われている、脱帽時には上半身を倒してお辞儀するという敬礼はありません。

挙手の敬礼の他には、国旗や国歌に対して行われる、左胸に手を添える敬礼があります。このとき、着帽していれば右手で脱帽し、帽子を左胸に当てます。

イギリスやフランスは掌を見せる

イギリスやフランスの敬礼のやり方は、日本とほぼ同じと言えます。しかし、掌を向ける角度が大きく違います。

挙手の敬礼をする場合、日本では掌を左下方に向けますが、イギリスやフランスは掌を見せることがルールとなっているのです。

また、掌を真下に向ける国もあり、掌の角度については各国それぞれです。

ナチス式敬礼はやってはいけない

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初回公開日:2022年06月27日

記載されている内容は2022年06月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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