新幹線の乗り越しをしたい!精算のやり方や注意点を解説
更新日:2024年10月09日
乗車券は片道の距離によって、精算のやり方が変わってきます。
片道の距離が100km以内であれば、変更前の目的地の乗車料金と変更後の目的地の乗車料金の差額を支払うという精算ルールになっています。
乗車券の乗り越し精算を行う場合には、必ず片道の距離を確認するようにしましょう。
乗車券は大都市近郊区間内のみ利用なら差額を支払う
大都市近郊区間内での乗り越しを行う場合、変更前の運賃と変更後の運賃の差額を支払うというやり方をします。
大都市近郊区間とは、東京、大阪、福岡、新潟、仙台に設定されているルールです。大都市近郊区間に設定された区間では、実際の乗車経路に関係なく、一番安くなる経路で計算した運賃が適用されるようになっています。
それ以外は乗り越し区間の料金を支払う
片道の距離が100kmを超える場合など前述した乗車券のルールに当てはまらないケースでは、差額の支払いではなく、乗り越した区間の運賃の支払いが必要です。
例えば、A駅からB駅まで乗車券を購入してC駅まで乗り越した場合、A駅~C駅の運賃とA駅~B駅の運賃の差額ではなく、B駅からC駅までの運賃を支払う必要があるということになります。
乗車券は距離などの条件によって、計算のやり方が変わってくるため注意しましょう。
乗り越し精算の注意点
乗り越し精算には、計算のやり方の違いだけでなく、変更できる回数や途中下車した場合のルールなど、いくつか注意しなければならないことがあります。
ここからは、乗り越し精算に関する注意点について紹介していきますので、新幹線に乗車する前にしっかり把握しておきましょう。
特急券の変更は1回まで
使用前の特急券は、有効期限内に限り1回までであれば、手数料なしに変更してもらえます。
使用前であっても2回目以降の変更の場合は、払い戻しを行った上で、きっぷの買い直しが必要です。なお、払い戻しは有効期限内に限られ、所定の手数料を支払う必要があります。
過剰でも払い戻しはない
新幹線の乗車券の未使用区間が101km以上ある場合には過剰分の払い戻しを受けることができますが、それ以外は過剰であっても払い戻しは行われません。
途中下車することが乗車前に分かっている場合には、損をしないために窓口で変更や払い戻しをしてもらうようにしましょう。
出典:きっぷの変更|JR東日本
参照:https://www.jreast.co.jp/kippu/21.html
新幹線の乗り越し精算は基本的にいつでもできる!
ここまで、新幹線の乗り越し精算について紹介してきました。
乗車前なら窓口で、乗車後なら車内や下車駅で乗り越し精算に対応してもらえます。乗り越し精算のルールが、距離や区間、きっぷの種類によって細かく決まっているため、事前に確認しておくとスムーズに精算ができるでしょう。
初回公開日:2022年07月21日
記載されている内容は2022年07月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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