簡単に書ける!人権作文の書き方のコツ・例|年代別/テーマ別
更新日:2024年07月11日
この記事がオススメな人
- 人権作文のアドバイス方法を知りたい人
- 人権作文のテーマの選び方がわからない人
【年代別】簡単に書ける人権作文の書き方
作文はある程度の慣れがないと書くのが大変ですが、前提条件としての知識さえあればちょっと難しいような題材でも比較的スラスラと記載できるようになります。そこで、ここでは簡単にかける人権作文の書き方を年代別に紹介します。
小学生
最近では小学校の高学年ぐらいになると人権作文の作成が推奨されることがあり、ネットの掲示板などで「書き方を教えてください」といったお助け願がよく出されています。
小学生の場合特に意識して貰いたい書き方は、読み手に伝わるように書くと言うことです。日記やメモ帳のように自分だけがわかれば良いという書き方ではだめ出しを受けてしまいます。
人権作文は感想文ではない
人権作文とは感想文ではないので、「自分自身がどのように考えているのか」を表す必要があります。ただし、小学生の場合は表現力や語彙力に乏しい部分がありますので、自分が体験したことに関する記載をさせるのが最もシンプルで実行しやすいです。
結論は、読み手を理解しつつあなたが実際にどのように感じたのかを伝えられるように、実体験を元にして記述していくことが人権作文の書き方として最もやりやすいスタイルとなります。
中学生
中学生くらいになるとある程度の文章能力や語彙力が備わってきますので、求められるハードルも一段上がります。そのため、ある程度の起承転結も確実に求められるでしょう。もちろん、小学生でも理路整然と起承転結を実行することができるのは素晴らしいことではありますが、中学生クラスでは確実に実行することが求められるようになるので、より強く意識する必要があります。
起承転結
書き方として考えると、はじめに人権作文を書くためのきっかけを「起」として記載していきましょう。長すぎるとインパクトが薄れていくので簡潔に書いた方がいい部分となります。ただし、テーマとの関わりも説明するようにしてください。
そして、具体的にどのような経験をしたのかを人権作文に記載していきます。これが「承」の部分です。ここでも自分の経験であれば書きやすいので、どうしても書けないという人は自分の体験談を交えて記載していきましょう。
その後は「転結」と続きます。自分がそのような体験をしてどのように思ったのか、考えたのかを人権作文には記載していき、最後には具体的にどうしていきたいのかを書いてください。この部分があっさりとしすぎると前半部分の良い印象が一気に薄れるので注意してください。
高校生
高校生の宿題でも人権作文が求められることがあります。題材が見つからないという人もいれば、実体験も特になく話を全く盛り上げることができないという人もいるでしょう。「差別なんか受けたことがない」とか「身の回りでいじめなんかない」と感じている人にとって人権作文は非常に書きにくく難易度が高いです。
知識量
そこで重要になってくるのが、どれだけ知識があるのかでしょう。いじめを題材に人権作文を書きたいという方は、人間関係のトラブル・高齢者の権利・戦争・震災など、色々なテーマがあります。それでも書けないという人はこれらに関する知識が圧倒的に不足しています。
基本的な考え方は中学生の分野で説明したことと同じ「起承転結」を考えた文章となりますが、自分自身がどのように考えているのかを記載しないと人権作文としては不出来と見なされますので、必ず自分自身の意見を盛り込んでください。
【テーマ別】簡単に書ける人権作文の書き方
それでも、作文自体が大の苦手で文章なんか絶対に書けないという人は世の中にはたくさんいます。起承転結での書き方が人権作文の書き方であると言われても、テーマがないから書けないという人もいるでしょう。そこで、ここではテーマとして扱いやすいものをいくつかご紹介します。
戦争と平和
人権問題としてもよく取り上げられるのが、戦争と平和についてです。しかし、戦争を体験している現代日本人はほとんどいませんので、この題材は扱わない方がいいです。どのように考えているのかを記載する必要があるのがこの人権作文なので、平和を享受している日本人はこの話題を掘り下げることはなかなかできません。
最終的に戦争と平和という人権作文になると、「戦争をなくす」とか「平和が大事である」という書き方になってしまいますが、はっきり言って恒久的な平和はそんな簡単には訪れませんので、この議題は使わない方がいいです。
初回公開日:2017年11月23日
記載されている内容は2017年11月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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