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シグマ記号の書き方|大文字/小文字/ギリシャ文字/数学

更新日:2023年12月30日

シグマ記号という記号をご存知ですか?そもそもシグマ記号を知らない・見たことがないという方もたくさんいると思います。今回は、顔文字でしかシグマ記号のお世話になったことがないという方でも分かるシグマ記号の書き方と簡単な使い方、使われている場所ついてご紹介します。

シグマ記号を使うと楽になる!

シグマ記号を使う計算は、有名なもので数列の和の計算や二項定理などがあります。基本的に、シグマ記号が使われている数式は、値が多く計算式が長くなる計算を端的に表わすのに使われます。

例を挙げると、1から100までの全ての数字を足す計算式を書く場合、1+2+3+4+……+100と全て書き出していると手間も時間も掛かってしまいます。そこでシグマ記号を使うと、Σ[k=1,100]kというように、とてもシンプルに表現することができます。

Σ[k=1,100]kって結局どういう意味?

シグマ記号を用いて、長い計算式を簡単に書き表わすことはできましたが、書き方を理解していないと使うことはおろか計算することもできません。そこで、シグマ記号を用いた基本の計算式の書き方について簡単に解説します。

前提として、Σは「複数の数値の足し算をしていること」、Σ[k=1,100]kという式は「1から100までの全ての数値の足し算」を表わしています。

まず、Σ[k=1,100]kに用いられているkですが、これは変数といい、kには1から100までの数値のどれかが入ります。

次に、計算式の[]内に書かれている数値は、足し算をする数値の範囲を指定しています。今回の式でいう「1から100まで」が[k=1,100]ということです。書き方は、[]に変数k=と書き、次に足す数値(1)、コンマで区切って最後に足す数値(100)を書きます。

よく目にする計算式と書き方が違うような…

前述のシグマ記号を用いた計算式Σ[k=1,100]kについて「見たことのある式と書き方が違う」と感じた方もいることでしょう。見出しの下にある画像の中にもこのような書き方をしている計算式はありません。

シグマ記号を用いた計算式の書き方

シグマ記号を用いた計算式の書き方ですが、基本的には、Σの上(100)と下(k=1)、右側に記号や数字(k)を書きます。今回のΣ[k=1,100]kという書き方ももちろん存在します。書き方が違うだけで表わしている計算式は一緒ですのでご安心ください。

ノートやメモに数式を書く書き方であれば、そのまま教科書や参考書などを見ながら書き写せば問題ありませんが、PCやスマホといったデジタル機器にテキストとして打ち込もうとすると、数式としてうまく表せない場合があります。

そういった場合に、Σの上下に書いてある値を[]で囲んで表わすという書き方が使えますので、覚えておきましょう。

ここまで、簡単な例でシグマ記号を用いた計算式の書き方について説明しましたが、さらに複雑な式の和を求めたい場合にも使えますので、覚えておいて損はないです。

エクセルで見かけるシグマ記号はなに?

数式は分からないけれど、エクセルでシグマ記号を見たことがあるという方も多いことでしょう。エクセルのオートSUM機能のアイコンとしてΣ記号が描かれていることがあります。

これは、シグマ記号が数列の和を表すのに用いられていることも理由の一つですが、他にも、英語で合計を意味するSUMの頭文字のS、つまりギリシャ文字のΣを表していることが要因ではないかと言われています。

エクセルのSUM関数は、複数のセル内の数値の合計を算出するという性質を持つため、複数の数値の足し算を行う際に用いられるシグマ記号と役割が同じですので、アイコンとして起用されるのも納得です。

シグマ記号と類似した記号がある!?

ここまでシグマ記号の書き方や使い方についてご紹介しましたが、ギリシャ文字を元に作られたラテン文字には、シグマ記号に類似した記号が使われています。

ラテン文字にもシグマがある

前述の項目で、ギリシャ文字のシグマはアルファベットのSに該当するという話をしましたが、ラテン文字にシグマ記号と類似したものがあります。

それは「エッシュ」と呼ばれるラテン文字の一つです。大文字はギリシャ文字のΣに似ていますが、小文字はσではなく、ʃという文字を使います。この文字は数学の積分法に用いられる∫(インテグラル)という記号に似ているという特徴があります。

ラテン文字のエッシュの書き方

ラテン文字のエッシュ(Σ、ʃ)の書き方ですが、こちらもギリシャ文字のシグマや積分記号のインテグラルと同じです。

インテグラルも小文字のエッシュもSを縦に伸ばしたような形をしていますので、アルファベットのSを書くように書きます。ポイントは、少し斜めにして書くことです。

シグマ記号はいろいろなところで使われている

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初回公開日:2018年01月25日

記載されている内容は2018年01月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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