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時計や腕時計のガラスに傷がついた場合の修理や補修方法

更新日:2024年08月16日

時計のガラスにうっかり傷をつけてしまい、困ったことはありませんか。愛着がある時計ですと捨てしまうのには抵抗があります。時計のガラスについた傷は自宅で簡単に補修することができます。今回は、時計のガラスについた傷の補修方法やグッズなどをご紹介します。

時計・腕時計のガラスに傷がついた場合はどうする?

スマートフォンが普及し時間をスマートフォンで確認する人が多い最近ですが、日常的に腕時計をつける人は今でも少なくありません。

腕時計には時間を確認するためだけでなく、その人のファッションアイテムとしての役割であったり、特に男性にとっては財力やステータスの証明の役割があります。美しい状態であってこそ、それらの役割としての価値が表れます。

しかし、時計の風防の部分はガラスを加工した物なので、装着時にうっかり落としてしまったり、ふとしたはずみでぶつけてしまったりすると傷がついてしまうことがあります。目立たない程度の小さな傷であっても、それが原因でガラスの内部に汗などの水分が侵入しガラスが曇ってしまうこともあります。

見栄えの問題だけでなくそのような最悪の事態を防ぐためにも、傷は早めに修理や補修をしましょう。

腕時計のガラスの種類は?

腕時計の風防の部分のガラスの素材には、いくつか種類があります。それぞれに異なった特徴があり、傷のつきにくさにも違いがあります。

アクリルガラス(有機ガラス)

アクリルガラスとは、プラスチックや有機樹脂を素材として作られるガラスです。軽くて加工がしやすいという特徴を持っています。薄いのに割れにくいのがメリットですが、傷がつきやすいという難点があります。一旦傷がつくと、大きなひび割れに発展する可能性があります。

サファイアガラスが登場するまではよく使われていましたが、近年はあまり使われていません。

クリスタルガラス(無機ガラス)

クリスタルガラスとは、コップなどで使用されているガラス素材を加工し、強度や透明度などを増した素材で作られるガラスです。アクリルガラスよりも硬く傷がつきにくい反面、欠けやすく割れやすいという弱点があります。

大きな衝撃を受けますと粉々に砕けてしまう可能性が高いガラスですので、扱いには十分な注意が必要です。

サファイアガラス

サファイアガラスとは、人工的に生成されたサファイアを素材に作られるガラスです。ダイヤモンドの次に硬く、多少引っかけたくらいでは傷がつきにくいです。しかし、高度がある分一度傷がついてしまうとなかなか消すことが難しいというデメリットがあります。また、強い衝撃に弱く、落としたりすると部分的に欠けたり割れてしまうこともあります。

加工がしづらいため他のガラスよりも高価であり、主に高級腕時計に使用されます。最近では、iPhoneで有名なApple社が製作したスマートウォッチであるAppleWatchにも使用され話題を集めました。

時計・腕時計のガラスの傷の修理や補修方法とは?

時計の風防部分のガラスについた傷が小さければ、修理に出さずに自分で直してしまいたいところです。自分で直した方がかかる費用もリーズナブルに済みます。

しかし、大きなひび割れなどになってしまうと自分では修理ができません。ガラスを交換する必要がありますので、交換を行う際に必要な圧入工具やさまざまな器具、当然新品のガラスも用意しなければなりません。それらを準備するとなると、修理に出すよりもかえって割高になってしまいます。高い技術力も求められることになります。

また、自分で修理を行った時計を何らかの理由で再度修理に出すことになったり、調整を行ってもらおうとした時に、修理会社の方で受け付けてもらえない場合もあります。

ガラスが割れてしまうなどの大きな傷は、なるべくなら修理を頼んだ方が良いでしょう。

アクリルガラスについた傷の修理方法は?

アクリルガラスについた傷は、浅い傷なら研磨することで消すことが可能です。修理に出した場合、3,000円台からの作業費で研磨してもらえます。深い傷や割れてしまった場合には、ガラスを交換しなければなりません。その場合には8,000円台からの作業費がかかります。

クリスタルガラスについた傷の修理方法は?

クリスタルガラスについた傷は、アクリルガラスについた場合と違い研磨で消すことができませんので、ガラスを交換する必要があります。交換の費用として20,000円ぐらいかかります。

サファイアガラスについた傷の修理方法は?

次のページ:時計・腕時計の修理や補修はどこで受け付けている?

初回公開日:2018年03月23日

記載されている内容は2018年03月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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