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【相手別】言葉の暴力の例・対処法・犯罪なのか|職場/親

更新日:2024年11月14日

言葉の暴力は犯罪です。最近では、モラハラという言葉が目立つようになり、ワイドショーでもモラハラ離婚をする芸能人が特集されています。目に見えない暴力ほど怖い犯罪はありません。自分が加害者にならないよう十分に自分の言動には気を付けてください。

相手別言葉の暴力の例

暴力と聞くと、手や足などで物理的に相手に対して振るう力のことをイメージする人が多いでしょう。しかし、暴力には言葉の暴力という目に見えない暴力があります。

また、言葉の暴力は自分でも知らないうちに加害者になっていることもあります。ここでは、恋人や親など相手別にわけて言葉の暴力の例を挙げてみますので、自分が加害者になっていないか確認してみてください。

もし当てはまる内容があるのであれば、気が付かない間に言葉の暴力を振るっている可能性がありますので、今一度自分の言動を見直してみましょう。

親からの言葉の暴力

多くの親は子供に対して言葉の暴力を振るっていないと信じています。子供へ手をあげないということだけが暴力ではないことに気が付いていません。

子供を傷つける言葉として、「生みたくなかった」「堕ろせばよかった」が挙げられますが、これらを言われた子供は傷つきトラウマになる可能性があります。

こういう言葉に子供が傷つくことは明らかですが、中には言葉の暴力とは感じられない言葉があります。例えば、「将来は医者になりなさい」「東大に入学しなさい」などという言葉も暴力に等しい残虐さがあります。

親の望む人生を子供に押し付けてしまい、子供は小さいながらに親の望む道へ進むように頑張るようになります。しかし、親の前では良い顔をしなければならないため、子供にとってはストレスです。

多くの場合、こういう環境で育った子供は自己中心的な大人になります。しつけと押しつけは違うということを認識する必要があります。

彼氏・彼女からの言葉の暴力

お互い好きでお付き合いをしているのに、恋人から言葉の暴力を振られたことはありませんか。または、恋人に対して自分が言葉の暴力を振ってしまったことはありませんか。

男性と女性の場合では発する言葉が違い、感じ方も違います。ここでは、彼氏からの言葉の暴力や彼女からの言葉の暴力をそれぞれ紹介します。

彼氏

彼氏から「俺はわがままな人間で、この性格は一生変わらない」と言われたら、女性はショックです。好きな男性がわがままだということは気が付いていたけれども、その性格を直そうと努力しているのかと心のどこかで期待していたのに、わがままな性格は個性の一部だと言わんばかりに言われてしまうと女性は返す言葉がありません。

男性が自分の性格の悪さに気が付いていりにも関わらず、その悪さを許容できないのであれば、女性に「別れる」と言うのは言葉の暴力です。

また、何も自分が悪くない時、例えば、彼氏が勝手にお水をこぼしてズボンが濡れてしまった時に、彼女の責任にしたり、語気を荒げる男性はモラルハラスメントと言っても過言ではありません。

関係を考え直した方が良い場合もありますので、友達や自分の両親にも相談してみましょう。

彼女

彼女から「お給料これだけしかないの?」「まだ昇進しないの?」などとお給料や地位に関するネガティブな発言は、時には言葉の暴力となって彼氏を悲しませることになります。

男性の多くは女性を守ってあげたいという気持ちでいます。お給料をたくさん貰って、彼女に素敵なプレゼントを買ってあげたり、旅行に連れていってあげたいという気持ちがあるのに、お給料が少ないと言われたら守ってあげられていないと感じます。

また、「元カレだったら欲しいバッグを買ってくれた」など、元カレと比べるような発言も言葉の暴力に入るでしょう。

妻・夫

お付き合いをしている時であれば、まだお互いに気を使う部分があることもありますが、結婚してしまうと、お付き合いをしている時よりも強く口に出して言ってしまうことがあります。結婚生活が長ければ長いほどその傾向が強くなります。

毎日お弁当を奥さんが作ってくれていることに対し当たり前だ、と感じているご主人もたくさんいるでしょう。一方で、感謝の気持ちを伝えている男性も多くいます。「毎日お弁当ありがとう、今日はお弁当作らなくていいよ」と感謝の気持ちを声に出して伝える男性がいます。

一見妻から見ればありがたいように感じます。しかし、この後妻が夫に「じゃあ今日のお昼はどうするの?」と聞き「今日はお弁当お休みだから食べないよ。気にしないで」という返答があると、妻としてはまたプレッシャーになってしまうでしょう。

何気ない会話のやりとりが言葉の暴力となっている可能性があります。

言葉の暴力への対処法

言葉の暴力は目に見えないため、他の人が気が付いて止めることはほとんどありません。また、実際に手を振り上げ傷害を負わせる行為ではないため、当人が気が付かないことがあります。

しかし、一度振り返ってみてください。自分を傷つけた言葉は暴力ではなかったのか、と自問自答してみましょう。そして、次に言葉の暴力だと感じたら、しかるべき対処をしてください。

あなたが我慢する必要はありません。言葉の暴力も暴力だということを十分に理解する必要があります。

言葉の暴力を受けた場合、どのように対処すればよいのか紹介しますので、参考にしてください。

訴える

言葉の暴力は訴えることができないと勘違いしている人がいますが、訴えることができます。言葉の内容によっては侮辱罪で訴えることができます。また、言葉の暴力が原因で、何かしらの病気になってしまうこともあります。その場合には、損害賠償請求もすることは可能です。

また、傷害罪の成立には暴行が条件とはなっていませんので、傷害罪が成立する可能性もあります。

ただ、言葉の暴力を訴えるには証拠として、相手が放った暴言などを録音しておくことが大切です。また、言葉の暴力と病気の因果関係を立証することも必要になりますので、訴えることはできても容易ではないことを知っておく必要があります。

また、弁護士費用など必要になりますので、経済的にも負担がかかることを知っておいてください。

相談窓口

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初回公開日:2018年04月04日

記載されている内容は2018年04月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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