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「瞬きもせず」のあらすじ・名ゼリフ一覧・登場人物|結末

更新日:2024年07月22日

30年ほど前に大ヒットした漫画「瞬きもせず」を覚えているでしょうか。昔懐かしい漫画は、青春時代を昨日のことかのように想い出させてくれる素晴らしい作品です。実写映画化を待ち遠しくされているファンも多い「瞬きもせず」のあらすじや名ゼリフをご紹介します。

かよ子の2番目の兄で、かよ子とは1歳違いで工業高校にかよっています。田舎のことが嫌いで都会に憧れており、「東京へ行く」と常に言っています。小浜家にとっては問題児であり度々父親とは口論になり家出をするエピソードも登場します。

親に対しては反発心があり無鉄砲に見えますが、認知症になった祖母から忘れられていることに対して傷ついていて、かよ子に対してもとても優しい兄です。

小浜家「小浜桃子」

かよ子の姉ですが、就職して実家を離れているので一緒には住んでいません。結婚して子供が生まれてからは実家に顔をだすようになっています。

シンガーソングライター「聖」

「瞬きもせず」の物語に登場するシンガーソングライター「聖(きよし)」は、かよ子が好きな歌手で、かよ子と紺野が高校3年生の夏にコンサートをするエピソードがあり、度々2人に影響を与える人物です。

「瞬きもせず」のあらすじ

この物語は、山口県の田舎に住む高校1年生の小浜かよ子が、以前から気になっていた同じクラスでサッカー部の紺野芳弘に告白され付き合うところから始まります。男の子と話すのが苦手なかよ子と恋愛下手な紺野は、両想いであるのにも関わらずすれ違ってしまいますが、友達の美っちゃんと輝哉の協力のおかげで2人の距離が少しずつですが縮まっていきます。

高校2年生になると、かよ子は祖母の認知症や次男の家出、輝哉の女子大生との恋愛などで心境の変化が起きます。そして田舎に住む高校生達の多くが都会に出ていく事、自分の進路などにも悩むようになります。

一方で紺野は、強豪校で指導をしてきた監督が就任したことで環境が変わり、真剣にサッカーでの進路を考えるようになりますが、お互いを想う気持ちと、自分の事で精一杯な大人になりきれない年代ということもあり、お互いに全てを話すことができずに、最終決断をしなければならない時期になります。

結末

高校3年生になると、紺野は神奈川県の工場へ就職を決め、かよ子は家族の反対を押切り東京の短大へと進学を決めます。卒業後それぞれに新生活が始まるのですが、かよ子は母が心臓病で倒れた知らせを聞き短大を辞めて山口県へと戻ります。一方で紺野はサッカーで抱いていた夢が今の場所では叶わないと言う現実を知ってサッカーを諦めてしまいます。

山口県に戻ったかよ子は保育園でバイトをしながら、地元の短大に進学します。紺野との関係が断ち切れず1度は東京へ行き、紺野に会いに行きますが会えずに別れの手紙だけ残して東京を去ってしまいます。

ラストは、かよ子が残した手紙を読んだ紺野が山口県へ帰ることを決断し、実家の花屋を継ぎながら、地元の少年サッカーチームのコーチをする事を選択して、かよ子とも改めて交際を再スタートさせるハッピーエンドで幕を閉じます。

「瞬きもせず」での名セリフ一覧

「瞬きもせず」の特徴は、なんといっても山口弁です。これまで漫画で方言を使っている作品がなかったため、当時「瞬きもせず」の台詞1つひとつがとても注目されました。「瞬きもせず」の名台詞を一覧でご紹介します。

「瞬きもせず」の登場人物「瞬きもせず」の名台詞
紺野芳弘「手紙の本人て、俺・・・・・・・・やけー」
小浜一雄「そ-じゃろぉ。うちの子ぉはみんなワシの自慢の子じゃけえ...」
水谷輝哉「俺の高校時代の思い出 おまえとかよちゃん」
小浜次男「初恋なんか二度とできんやろーがぁ」
紺野芳弘「じゃけぇーそぉーやって泣かしとぉーないんよ」
小浜かよ子「笑ったかおが大好きでした。これからもし私が誰かとめぐり逢っても私の心はずっとあなただけのものです」
紺野芳弘「えーっちゃそれにオレは――あーゆー人は好きやけえ」
小浜かよ子「お…お父さんが ビールをこぼしてビールをこぼしてごめんなさい」
小浜一雄「かよも毎日は同じよーで違うけぇ、ちいと目ぇはなしとるうちに・・・みんなぁ・・・変わっちょお・・・・もっと1日1日大事にしてかんと・・・いけんのぉー・・・目ぇはなしたらいけぇん・・・どんなにつまらん時でもぉ、もうそん時はーもどってこん・・・の」
小浜かよ子「あなたしか見えん」
小浜かよ子「もう他の誰もこんなに好きにはならない……」
水谷輝哉「美っこ男つくらんほ?いや 近頃おまえ可愛くなったからさ」
箕輪監督「僕はあの頃のサッカーから抜け出せないんです」
紺野芳弘「まっちょけえ」
紺野芳弘「ただいま」
小浜かよ子「おかえり」
紺野芳弘「俺は精一杯、故郷であいつを大事にしていきたいです」
瞬きもせず全般「ぶち」
瞬きもせず全般「バリ」

「瞬きもせず」は感動するのか

「瞬きもせず」は、現在高校生の人が読めばリアルタイムな気持ちで感情移入できる作品です。当時、現役高校生だった人が読んだ場合、昔の高校生時代を想い出して大人になりかけだった頃、進路や家族のこと、なかなか上手くいかない恋愛や友情の絆などへの葛藤の気持ちを思い出させてくれて感動できる漫画でしょう。

昼間の学校の賑やかさや、放課後に遠くから聞こえる部活動の声がどこか懐かしくて、漫画という二次元の世界なのに、その頃の香りまで思い出せそうなほどリアルで細かい描写も「瞬きもせず」の感動するポイントの1つです。

特別に何か取り柄があるわけではない登場人物も「瞬きもせず」の特徴の1つですが、歴史的に名前を残すような人物ではなく、どこにでもいる人物にスポットライトを当て、どこにでもある風景を題材にしているからこそ、より切なさと懐かしさを感じられ感動につながる漫画なのでしょう。

「瞬きもせず」のレビュー

「瞬きもせず」のレビューを見てみると、断然多く出てくるキーワードが「懐かしい」と言う言葉です。30年前の作品だからではなく、誰もが高校生時代の青春を想い出すことができる作品だからでしょう。

「瞬きもせず」がすぐにでも読みたくなる素敵なレビューをご紹介します。

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初回公開日:2018年04月12日

記載されている内容は2018年04月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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