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お稲荷様の祟りの例・祀り方・お供えするもの・ご利益・撤去方法

初回公開日:2018年04月26日

更新日:2020年05月25日

記載されている内容は2018年04月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

日本人にとって一番身近な神様と言える「お稲荷様」は祟り神として恐れられながらも、ご利益を求めて稲荷神社を参拝する人は後を絶ちません。この記事では、お稲荷様の祟りの例と祀り方、ご利益について紹介しています。「お稲荷様の祟り」にご興味のある方は、ぜひご一読下さい。

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お稲荷様の祟りの例

「お稲荷様」と聞くと「キツネの神様」「商売繁盛の神様」というイメージがありますが、昔から「祟る神様」としても知られています。「稲荷神社を一度でも参拝したら、最後まで信仰を続けなければならない」など、お稲荷様の祟りにまつわる噂は数多く存在します。そこで、お稲荷様の祟りだと言われる噂について、いくつかご紹介しましょう。

「歌舞伎座の呪い」

現在の新歌舞伎座は、建替え工事のために2010年4月に閉場し、2013年に29階建ての高層ビルに生まれ変わり、再び開場しました。しかし、建て替え工事の3年間に中村富三郎・中村芝翫・中村雀右衛門・中村勘三郎・市川團十郎という看板役者が5人も亡くなりました。

工事中に不幸が連続して起きたことから、一部では「お稲荷様の祟りに違いない」との噂が広まりました。新歌舞伎座の高層ビルは、古くから歌舞伎座を見守ってきた「歌舞伎稲荷」の社の上に建つ形になっています。それゆえ、ビルが邪魔で神様が降臨できずに怒っているとして、一連の不幸はお稲荷様の祟りが原因だと噂されるようになりました。

「羽田空港の赤い鳥居の呪い」

羽田空港の裏には、「旧穴守稲荷神社の大鳥居」と呼ばれる赤い鳥居があるのをご存知でしょうか。現在の羽田空港はかつて「羽田沖」と呼ばれ、江戸時代に埋め立てられてできた土地です。その埋め立て工事の際、そこに生息していたキツネを祀るために造られたのが「穴守稲荷神社」でした。

その後、羽田沖には「東京飛行場」が建設されましたが、神社と鳥居はそのままの状態で残りました。そして戦後、GHQによって飛行場拡大計画が発表され、鳥居の撤去が決定しました。しかし、撤去工事が始まって直ぐに作業員が次々と事故が発生し、GHQは鳥居の撤去を断念せざるを得なくなりました。

そして1982年に新たな空港拡張工事が計画され、再び鳥居の撤去が決定されました。しかし今度は「日本航空350便墜落事故」という痛ましい事件が起きたため、お稲荷様の祟りを恐れた関係者は、鳥居の撤去をやめて移転することにしました。

お稲荷様とは

ここまで「お稲荷様の祟り」にまつわる噂を紹介してきましたが、それほどまでに恐れられるお稲荷様とは、一体どのような神様なのでしょうか。お稲荷様の正式な名前は「稲荷大明神」です。「稲生り(稲が生る)」を語源とし、表記方法は「稲成」「稲生」「伊奈利」となど、場所や神社によってさまざまです。

お稲荷様は元々、穀物・農業の神様だったことから「五穀豊穣の神様」として古くから信仰されてきました。しかし近年ではお稲荷様を農業だけでなく、商業・工業を含めた「商売繁盛の神様」としても信仰されています。お稲荷様を祀る稲荷神社は日本各地に点在し、お稲荷様は日本人にとっても親しみのある神様だと言えるでしょう。

稲成神社とは

稲荷神社とは「稲荷神」を祀る神社のことで、日本でも数の多い神社です。全国の稲荷神社の総本宮は、京都市伏見区にある「伏見稲荷大社」です。伏見稲荷大社の祭神は「ウカノミタマ大神」を初めとする5つの神様です。

ウカノミタマ大神は五穀をつかさどる神様で、農耕の神であるお稲荷様と同一視されることから、伏見稲荷大社を含む多くの稲荷神社ではウカノミタマを主祭神としてお祀りしています。お稲荷様(ウカノミタマ)を主祭神として祀る神社は2970社、分祀社は32000社を超え、個人や企業・山中の小さな社などを合わせると、日本国内の稲荷神社は膨大な数にのぼります。

稲荷神社の数はなぜ多いのか

稲荷神社はなぜ日本で一番多い神社となったのでしょうか。日本中に点在する稲荷神社ですが、特に東日本に多く広がっています。その理由は、江戸時代に稲荷信仰が江戸の町を中心に流行し、そこから全国に稲荷神社が広まっていったと言われています。「伊勢屋、稲荷に、犬の糞」という言葉があるほど、稲荷神社は江戸の町でよく見かけるものでした。

稲荷信仰のブームを作ったのは、伏見稲荷大社だと言われています。伏見稲荷大社は神階の最高位である正一の神社なので、分霊した場合は分霊先の神社も正一の看板を掲げることができました。伏見稲荷大社は、その看板をウリに積極的に分霊活動を行なっていたと言われています。

お稲荷様の祀り方

お稲荷様は、デパートの屋上や個人宅など、神社意外の場所にも祀られています。扱いが難しいと言われるお稲荷様ですが、ご利益が期待できる神様として、企業や自営業者からは今も高い人気を誇っています。

お稲荷様を祀る際は、社の前に赤い鳥居と神狐を備えましょう。場所は北向きではなく、清浄で見晴らしの良い所であればどこでも構いません。

お稲荷様の神棚の作り方

お稲荷様は、屋外で祀らなければならないという決まりはありません。室内でお祀りする場合は、神棚や祭壇が必要となります。その際は、神具店などでお稲荷様専用の神棚(祭壇)を購入しましょう。もしお稲荷様の他にお祀りしている神様がいても、お稲荷様と他の神様を絶対に一緒にしてはいけません。

神棚は、北向きを避け、日当たりの良い清浄な場所に設置するのがいいでしょう。神棚の飾り方は、まず社の前に神鏡を置き、榊立て一対、眷属像(白狐の置物)一対、ローソク立て一対を順に配置します。もしスペースに余裕があれば、朱色の鳥居・灯籠・のぼりを飾り付けましょう。

お稲荷様にお供えするもの

お稲荷様を祀る際は、お供え物を欠かさないようにしましょう。神棚でお稲荷様をお祀りする場合は、米・塩・水を毎日欠かさず供えて、毎月1日・15日には新しい榊をお供えします。その他のお供え物としては「お神酒・油揚げ・初午団子」があります。初午団子とは、繭の形をした白い団子のことです。稲荷神社では、2月の最初の午の日に「初午祭」を行う習わしがあります。

油揚げ

お稲荷様へのお供え物といえば「油揚げ」ですが、なぜ油揚げがお稲荷様へのお供え物になったのでしょうか。農家にとって、お稲荷様の使者であるキツネは、農作物を荒らすネズミを食べてくれるありがたい存在でした。それゆえ、お稲荷様へのお供えにネズミの油揚げが添えられるようになりました。

しかしその後、殺生を嫌う仏教の影響もあって、ネズミの油揚げは豆腐の油揚げになったと言伝えられています。ここから、油揚げを使ったお寿司のことを「いなり寿司」と呼ぶようになったと言われています。

お稲荷様の撤去方法

「ずっと家にあるお稲荷様を撤去したいけれど、祟りが怖くてそのままにしている」という話を聞いたことはないでしょうか。科学的には「祟り」や「呪い」は存在しませんが、神様であるお稲荷様を粗末に扱うことは望ましくありません。

お稲荷様を撤去・移転する場合は、近くの稲荷神社に連絡してお祓いを受けてから撤去しましょう。近くに稲荷神社が見つからない場合は、伏見稲荷大社に連絡すれば一番近い稲荷神社を教えてくれます。仏教系のお稲荷様の場合は、総本山となる豊川稲荷に連絡してみましょう。

お稲荷様のご利益

お稲荷様にお参りしたおかげで「仕事が上手くいった」「宝くじに当たった」など、お稲荷様のご利益にまつわる話は数多くあります。時代は大きく遡りますが、あの豊臣秀吉もお稲荷様から多大なるご利益を受けた人物として知られています。

幼少期よりお稲荷様を信仰していた秀吉は、実母が大病を患った時に伏見稲荷大社に参拝し、体の悪いところを治癒すれば一万石を寄進すると約束しました。結果、見事に治癒し、そのご利益に満足した秀吉は伏見稲荷大社の祭神を歓請し、京都の左京区に「満足稲荷神社」を造営したと言われています。

お稲荷様はキツネなのか

お稲荷様の社の前にキツネがいるのを見て、お稲荷様をキツネだと思う人も多いですが、お稲荷様とキツネは同一ではありません。キツネがいつもお稲荷様のそばにいるのは、キツネがお稲荷様の使者(眷属)だからです。

そして使者であるキツネの姿は、神様と同じく人間の目には見えません。そのため、お稲荷様の使者であるキツネは「白狐(びゃっこ)」と呼ばれ、お稲荷様と同じように崇められる存在になりました。

豊川稲荷

名前に同じ「稲荷」がつく神社仏閣でも、主祭神がお稲荷様(ウカノミタマ)ではない場合
があります。具体的には、愛知県にある「豊川稲荷」は、仏教由来の女神とされる「荼枳尼天(ダキニテン)」を主祭神としてお祀りしています。

荼枳尼天は人肉を食べる恐ろしい夜叉で、白いキツネに跨っています。お稲荷様と荼枳尼天のどちらもキツネを従えているので、お稲荷様と荼枳尼天は混同されるようになり、ついにはお稲荷様が恐ろしいキツネの神様だと誤解されるようになりました。

お稲荷様が出て来るアニメ

キツネやお稲荷様が登場するアニメがあることをご存知でしょうか。ここからはお稲荷様が登場するアニメをご紹介します。

「我が家のお稲荷さま。」

アニメ「我が家のお稲荷さま。」は、柴村仁のライトノベルが原作で、全国U局系で2008年4月~9月にかけて放送されました。主人公「天狐空幻」(お稲荷様)は三槌家の優秀な守り神でしたが、いたずらが過ぎたため数百年間祠に封印されることになりました。しかし、三槌家の末裔「高上透」を妖怪から護るため、封印が解かれることになりました。

天狐空幻が男性・女性の両方に化けることができるなど、妖怪ネタ・ラブコメネタが満載された楽しいストーリーで好評を博しました。

まったりとしていてかなり好きな作品でした。
次回予告も面白くて良かった

出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R11AXX3507BC... |

「いなり、こんこん、恋いろは。」

アニメ「いなり、こんこん、恋いろは。」は、よしだもろへ原作のシリーズ累計70万部の大ヒット漫画で、2014年1月から3月にかけてTOKYO MX、KBS京都などで放送されました。

主人公「伏見いなり」は伏見に暮らす内気な女子中学生でしたが、「おいなりさん」こと宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を助けたお礼に変身能力を授けられました。変身能力を手に入れたいなりは、友達や神々を助けながらも好きな人との距離を縮めようと奮闘します。友情あり、恋愛ありの王道の青春ストーリーで好評を博しました。

背景も作画も綺麗で全10話が残念な作品です。
魔法少女のように変身してドタバタするのかと思ったら恋愛がメインでした。
キャラは京阪電鉄の駅名を名字に持つ設定。
恋愛がメインの少女漫画作品の名残を感じますが、気にせず楽しめます。
いなりの中の人の声が中毒性を帯びていて、なぜだか心地良いのですよ。

出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3I5TYL671Y3... |

お稲荷様からご利益をいただこう

この記事では、お稲荷様の祟りの例・祀り方、お供え物・ご利益について紹介してきました。お稲荷様の祟りの噂を聞いて、お稲荷様は怖い神様だと思われた方もいらっしゃるでしょう。しかし一方で、お稲荷様は私達に多大なるご利益をもたらしてくれるパワーのある神様でもあります。

お稲荷様にはウカノミタマとダキニテンという2種類の主祭神がいます。自分がどちらの神様をお参りするかをきちんと理解していれば、祟りをむやみに恐れる必要はありません。そして伏見稲荷大社は、日本で有名なパワースポットとしても知られています。

お稲荷様について勉強した後は、ぜひ稲荷神社を参拝してみましょう。きっと信じる心があれば、お稲荷様から多大なるご利益が頂けるに違いありません。

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