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未婚既婚はどちらがいいのか・答え方|離婚/死別/事実婚

更新日:2024年11月02日

あなたは、未婚既婚のどちらがいいのか考えたことはありますか?また、死別や離婚などでパートナーを失った場合、未婚既婚のどちらを答えればいいか悩む人も多いです。未婚既婚のどちらがいいのか、未婚既婚のどちらを答えればいいのかなどをケース別にご紹介しています。

未婚既婚の違い

未婚既婚の違いは、結婚しているかいないかです。「未婚」は、今までに一度も結婚の経験がない人のことを指し、「既婚」は、結婚しているもしくは結婚したことがある人を指します。

この場合の「結婚」とは、婚姻届を提出した法律上の婚姻関係のある配偶者がいるという意味です。では、事実婚とはどのようなことで、法律的にはどのような意味があり、未婚既婚で答える場合は、「未婚」と「既婚」のどちらになるのでしょうか。

事実婚

事実婚とは、婚姻届を提出せずに結婚をしている夫婦と変わらない生活を送ることを言います。内縁関係とも呼ばれることがあります。事実婚をしている場合、未婚既婚のどちらかで答える場合は、「未婚」ということになります。

実生活は、婚姻届を提出した夫婦と変わりありませんが、未婚既婚で考えると「未婚」ということになってしまうため、戸籍上は他人ということになります。では、事実婚の夫婦に子どもが生まれた場合、子どもの戸籍はどうなるのでしょうか。

事実婚の子どもの戸籍は?

事実婚の夫婦は、婚姻届を提出していないため、戸籍上は未婚の状態です。つまり、夫婦というスタイルを取って生活をしていたとしても、未婚既婚でいうと「未婚」の状態なので、男性と女性の戸籍は別々ということになります。

しかし、子どもが生まれた場合、「子」は親の戸籍に入ることになります。「子」は母親の子とみなされるため、未婚の母から生まれた子どもは自動的に母親の戸籍に入ることになります。父親の戸籍に入れたいとしても、戸籍上は父親は他人という扱いになってしまうため、父親の戸籍に入ることはできません。

認知する意味とは?

事実婚の場合、未婚既婚でいうと「未婚」という形になります。つまり、このままでは父親と子どもには親子関係がないとみなされてしまうということになります。仮に父親が死亡した場合、事実婚の父親と子には、法律上の親子関係は発生していないので、財産などは受け取る権利はありません。

事実婚の夫婦の場合、法律上の婚姻関係はありませんので戸籍上は他人ということになってしまいますが、父親と子には血縁関係がありますので、父親が認知することで父親と子は親子関係になることができます。

「認知届」を出すと、父親と子は親子関係が認められ、父親の遺産などが発生した場合は相続の権利も得ることができます。

夫婦別姓にしたい場合

女性がひとりっ子の場合や結婚後にどちらかの姓を名乗るのではなく今までの姓を使いたい場合、夫婦別姓を望む場合があります。しかし、日本の法律では婚姻届を提出する際に夫と妻は同じ氏(うじ)を使うことが義務付けられています。

つまり、法律上夫婦別姓は、未婚既婚でいうと「未婚」の状態でなければできないということになります。

前の項目でご紹介しましたが夫婦別姓を希望する場合は、「事実婚」を選択しなければならないということです。事実婚は、未婚既婚でいうと「未婚」ということになりますので、戸籍上は他人なので夫婦別々の戸籍が存在します。

戸籍上の夫婦別姓を望む場合は、婚姻届を提出し、法律上の夫婦になることは不可能であるとも言えます。

夫婦別姓は未婚既婚?

上記の項目でご紹介しましたが、夫婦別姓の夫婦は戸籍上は他人ということになりますので、未婚既婚で考えると「未婚」ということになります。

戸籍上も別姓にしたい場合は、入籍することができませんが、仕事上のみ旧姓を使いたいと言う場合は、婚姻届を提出しても仕事上の名前は旧姓のままという女性もいます。会社の事務的な書類は戸籍上の名前が必要になるため結婚後の姓になりますが、それ以外は旧姓のままでいることができます。

この場合は、正確には夫婦別姓にはなりませんが、婚姻届を提出しているので、未婚既婚でいうと「既婚」ということになり、法律上も正式な夫婦になることができます。法律上の正式な夫婦を希望する場合は、婚姻届を提出し、仕事のときだけ旧姓を使うという方法を取ると名前が変わることで生じる仕事上のリスクを軽減することができるのではないでしょうか。

非婚とは何か?

未婚既婚という言葉以外に「非婚(ひこん)」という言葉があることをご存知でしょうか。

非婚は未婚既婚でいうと「未婚」なのですが、「未婚」は結婚する意志がある人が結婚の経験がない人のことを指し、「非婚」は、本人の意志で結婚することを選択しない人のことを言います。

そのため、自らの意志で結婚をしない人のことを「非婚」と呼ぶことがあります。未婚既婚で考えると「未婚」ということになりますので、「未婚」と「非婚」が厳密に区別されているわけではありませんが、「非婚」の人に対して「未婚」という表現をしてしまうと気分を害してしまうこともありますので注意しましょう。

未婚既婚を選択するのは本人の意志が大切

結婚は義務ではありません。そのため、未婚既婚を選択するのは本人の自由です。結婚をしていない人が肩身の狭い思いをしてしまうこともありますが、自らの意志で一生「未婚」を通すことは可能です。

挨拶のように未婚既婚の有無を聞いてしまうことがありますが、「非婚」を希望している人にとっては、この質問が苦痛になることがあります。未婚既婚を選択するのは本人の自由です。結婚をしない人生を選択する自由があるということを忘れないようにしましょう。

初回公開日:2018年04月10日

記載されている内容は2018年04月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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