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未満という言葉に対義語ってあるの?以上と以下と未満を使った例文3つ

更新日:2024年06月25日

数量をあらわす言葉「未満」「以上」「以下」は、ごく日常的に使われています。しかしふと、これは「未満」でいいのかな、「以下」だったのかなと考えてしまうシーンはありませんか。わかりやすい例文も紹介していますので、どういう使い方の違いがあるのか考えてみましょう。

未満を使った例文

「この映画は15歳未満の方はご覧になれません」

基準は含まれないので15歳は含まれず、映画を見ることができます。15歳を含めずに、それより下の年齢の人は映画を見られない、という意味なので14歳は見られません。15歳の誕生日が来た日から見ることができます。

言い換えると「この映画は15歳以上のかたはご覧になれます」になります。

未満の対義語は?

「未満」の対義語は「超過」です。「以上」は基準を含み、「未満」は基準を含まないので、「未満」の対義語に「以上」がくることはありません。

では「未満」の対義語である「超過」とはどういった意味なのでしょうか。ふだんよく使う言葉ですが、あらためて意味を考えてみましょう。

超過

「超過」とは、「超え過ぎる」と書き、時間や数量などが、ある一定の限度を超える、という意味です。「未満」同様、基準は含みません。

また、数学では「より大きい」と表現されます。つまり「AはBより大きい」を記号であらわすとA>Bとなり、「AはB以上」の場合はA≧Bとなります。数式にするとよりわかりやすいでしょう。

超過を使った例文

「10分超過すると追加料金がかかります」

基準は含まれないので10分は含まれず、11分から追加料金がかかるということです。言い換えると「11分以上で追加料金がかかります」となります。対義語で表現すると「11分未満は追加料金がかかりません」となります。

以内の対義語は

ほかに数量をあらわす似た言葉に「以内」があります。「以内」とは、時間や数量、場所などがある一定の範囲の内側、という意味で、対義語は「以外」です。

「以内」、「以外」は「以下」、「以上」同様に「以」がつきますので、基準は含まれるように見えますが、じつは「以外」は「以」がついても基準が含まれない言葉なのです。わかりやすく解説します。

以内とは

「以内」とは、時間や数量、場所などがある一定の基準を含んだ範囲の内側、という意味です。この「以内」は「以下」で言い換えることもできますが、真逆の意味になることもありますので、注意が必要です。

以内を使った例文

「仕事を3時間以内に終わらせてください」

3時間は基準に含まれるので、3時間を含めての時間内、ということです。「以下」で言い換えると「仕事を3時間以下で終わらせてください」と表現できます。

しかし順番のあるものに対しては「以内」と「以下」では言い換えることができません。「テストが10番以内」と「テストが10番以下」では真逆となってしまいますので注意しましょう。

以外とは

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初回公開日:2020年05月08日

記載されている内容は2020年05月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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