地デジ放送はいつから始まった?4Kとの違いや移行する時期についても
更新日:2024年11月18日
4KテレビのKとはキロの略称のことです。また、キロとは画素数の単位のことです。
4Kの他にも2K、8Kがあります。2Kは以前主流となっていたフルHDの通称です
カメラやテレビなどのデジタル機器における映像や画像は、無数の小さい光を集めて表示しています。この光の集まりが多ければ多いほど、大きなテレビでも綺麗な映像が映し出されるのです。
よりリアルな映像
4Kの魅力はなんといっても、よりリアルな映像が見られることです。色や明るさの再現力が向上しているため、本物に近い臨場感のある映像を楽しむことができます。
また1秒間あたりのコマ数は最大120コマにもなり、スポーツなどスピード感のある映像もなめらかに映し出されます。
特に自然の美しさの描写表現は圧巻です。花火大会の映像であれば、まるで自分が夜の会場に実際にいるかのような感覚を味わえるでしょう。
出典:4K・8Kの特徴|総務省
参照:https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/housou_suishin/4k8k_suishin/about.html
4K放送を見るには対応機器が必要
魅力的な4Kですが、誰しもが4K放送を視聴できるわけではありません。4K放送を見るにはテレビやチューナー・アンテナなど4K放送対応の機器が必要です。
テレビは、4K放送が受信可能なチューナー内蔵のものがよいでしょう。4K対応であってもチューナー非内蔵のものがあるので注意が必要です。チューナーが付いていなくても外付けの対応チューナーで4K放送を視聴することができます。
アンテナに関しては4K・8K対応のものであれば、全ての4K放送が視聴できます。ただし、従来のBS/110度CS対応アンテナの場合だと一部の4K放送の視聴に限られます。
地デジ放送から4K放送へ移行するのはいつから?
長きにわたり放送が続いていたアナログ放送から地デジ放送に移行して、4K放送という新たな放送手段が現れました。そんな4K放送ですが、地デジ放送から移行するのは一体いつからなのでしょうか。
4K放送はいつから開始?
4K放送は2018年12月1日にスタートしました。NHKや、日本テレビをはじめとするキー局のBS・CSで4Kチャンネルが作られています。NHKはBS8Kという8K放送の放送も同時に開始されました。
また、最近ではWOWOWテレビで4K放送が開始されています。地上波では2Kにとどまっていますが、4Kや8Kの放送規模は徐々に高まっていると言えるでしょう。
出典:4K8Kの政策 -4K放送・8K放送の推進-|総務省
参照:https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/housou_suishin/4k8k_suishin/policy.html
地デジで4K放送が始まらない理由
地デジで4K放送が始まらない理由は、地デジで4K放送を送受信するための設備やコストがかかるためと言われています。
視聴のための対応機器が必要なのはもちろん、事業者側の設備投資に莫大な手間とお金がかかるのです。
視聴者が限られているBSやCSの4K放送とは異なり、地デジ放送の視聴者は普及しているテレビの数ほど存在します。そういった理由で地デジでは現在も2Kの放送を続けているのです。
試験放送はすでに開始している
4Kの試験放送は2016年8月から2018年7月の間にすでに行われています。この試験では放送設備や受信機器の開発・環境整備を目的とされていました。
2014年に行われたブラジルワールドカップを試験放送に盛り込めるようにと計画が進められました。しかし試験では収録番組を放送したため、試合映像の放送が数日後になるなどアルタイムの放送には対応していなかったのです。
視聴には専用の設備が必要であったりと敷居の高いものではありましたが、現在の放送技術の前身となったと言えるでしょう。
出典:BS・110度CSの4K・8K試験放送|総務省
参照:https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/housou_suishin/4k8k_suishin/policy.html
出典:報道発表|外務省
参照:https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_000913.html
地デジ放送がいつから4K放送に切り替わるかは未定
初回公開日:2022年02月07日
記載されている内容は2022年02月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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