青函トンネルは車で通行可能?フェリーで津軽海峡を渡る方法も解説!
更新日:2024年11月17日
現在、青函トンネルは車やバイクでの通行はできません。しかし、将来的には車で通行できる可能性があります。その方法として、車載列車であるカートレイン構想が立ち上がっています。
カートレインは、列車に自動車積載用の貨車を連結した車両のことです。日本では、少数ですが、一部の寝台特急用として運用されていたことがあります。
また、カートレイン以外に、第2青函トンネル構想も検討されています。第2青函トンネルは、鉄道・自動車道・ガスパイプラインを通す計画です。既存のトンネルの老朽化や輸送力の限界から、実現性の高い計画として検討されています。
特殊なケースのみ通行できる
例外として、保守点検用の巡回車の通行が認められています。巡回車は、黄色いカラーで、通常の車よりも頑丈に造られているところが特徴です。
青函トンネル内は、小型の折りたたみバイクや自転車も通行可能です。ただし、手荷物として鉄道車内に持ち込む形となります。こういった一部の例外はありますが、基本的に一般車両は通行できないため、注意しましょう。
青函トンネルを使わずフェリーで渡るときのポイント
車で青森から北海道に移動する場合は、青函トンネルではなくフェリーを使うのがおすすめです。この方法であれば、車と一緒に移動できます。ここからは、青森と北海道を結ぶフェリーに関する情報を紹介します。
ポイント①利用できるフェリー会社は2社ある
青森と北海道を結ぶフェリーは、青函フェリーと津軽海峡フェリーの2社が運行しています。どちらも、車両をのせて移動可能です。
青函フェリーは、共栄運輸と北日本海運が共同で経営するフェリーです。津軽海峡フェリーは、かつては貨物輸送がメインでしたが、現在は一般車両も乗り入れできます。
ポイント②車の乗り入れ可能なフェリー乗り場
車の乗り入れ可能なフェリー乗り場は、青森ターミナルです。青森港の西にあり、北海道新幹線の新青森駅から約10分で到着します。広々としたフェリー乗り場になっているため、車でフェリーに乗る際でも安心して利用できます。
北海道から車で乗り入れする場合は、函館ターミナルを利用しましょう。函館ターミナルは、北海道新幹線の新函館北斗駅から近く、アクセスしやすいです。
ポイント③車付きで利用する場合の料金
車付きで利用する場合の料金を確認しましょう。フェリーは、時期によって料金が変動するシステムです。そのため、料金に幅がある点に注意しましょう。津軽海峡フェリーの大人料金は、スタンダードであれば2,460円~3,450円です。
そこに、車両運賃が必要になります。軽自動車であれば14,400~20,270円です。バイクや自転車の場合は、1,250円~2,000円代となります。
出典:函館~青森|津軽海峡フェリー
参照:https://www.tsugarukaikyo.co.jp/fare/fare_route1/
ポイント④フェリー移動の所要時間
フェリーの所要時間は、青函フェリーは約4時間、津軽海峡フェリーは約3時間40分になります。フェリーに車をのせてゆっくりと景色を楽しみましょう。ちなみに、車ではなく青函トンネルを新幹線で移動すると、新函館北斗~新青森は約57分で到着します。
ポイント⑤車付きで利用する場合の注意点
初回公開日:2022年02月04日
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