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青いアルストロメリアの特徴って?花言葉や花のお手入れ方法を解説

更新日:2024年11月11日

アルストロメリアという花についてご存知でしょうか?日持ちするので、ギフトとしてもよく使われます。本記事では、アルストロメリアについて花言葉や特徴、プレゼントする際の注意点などを紹介します。貴重な青いアルストロメリアについても紹介しています。

プルケラはアルストロメリアの原種のひとつです。花弁のふちだけが緑がかった、赤い小さな花をたくさん咲かせます。草丈は40~50cmほどで4月から6月にかけて花をつけます。

華やかな印象の花が多いアルストロメリアでは珍しく野趣のある雰囲気で、イングリッシュガーデンによく馴染みます。ナチュラルな庭を造りたいかたにおすすめです。

繁殖力が強く、植えっぱなしで放っておいても毎年花を咲かせるのが特徴です。花壇からはみ出してどんどん広がり、敷地の外まで出て野生化してしまうこともあります。耐陰性が強く、シェードガーデンでも元気に成長します。

インディアンサマー

オレンジと黄の花弁に褐色の条紋が入った南国を思わせるカラーリングの品種です。アルストロメリアには珍しい銅葉品種で、紫がかったグレーの葉が特徴的です。

大型種なので草丈は120cmほどまで育ち、株の横幅も50cmほどになります。鉢植えも可能ですが、直径が30cm以上ある鉢が必要です。存在感があるので、庭の主役になってくれること間違いなしです。

オランダで作られたハイブリッド種で暑さに強く、高温多湿の日本の夏にも耐えてくれます。そのため開花時期が長く、5月ごろから花をつけ、寒冷地以外なら12月ごろまで花を楽しめます。冬は地上部が枯れますが、マルチングなどで球根の凍結対策をすればまた春に芽吹きます。

ロックンロール

ロックンロールは鮮やかなスカーレットの花と、大きな白い斑が入る葉のコントラストが目を引く品種です。葉は中心に斑が入る中斑で、ギボウシによく似ています。オーストラリアで作られた品種ですが、その完成までに10年の歳月がかけられたそうです。

葉の斑ははじめのうちはクリーム色をしていますが成長にしたがって白さを増し、成葉では白と緑のコントラストがはっきりします。鮮やかなスカーレット、白、緑の対比が個性的な雰囲気の品種です。ほかと違ったアルストロメリアが育ててみたいかたにおすすめです。

草丈は70~80cm、6月から7月ごろに花をつけます。冬の寒さに比較的強く、関東以南であれば越冬対策はほぼ必要ありません。

【色別】アルストロメリアの花言葉

色を問わない、アルストロメリア全般の花言葉は「未来への憧れ」「持続」「エキゾチック」です。「持続」はアルストロメリアの花が日持ちすること、「エキゾチック」は異国情緒あふれる花姿が由来とされています。

また、英語での花言葉は「devotion(献身的な愛)」「friendoship(友情)」です。リンネの研究に献身的に協力したアルストレーマーと、弟子を大切にしたリンネの人となりに由来しているといわれています。

アルストロメリアには、色別にも花言葉がつけられています。以下で紹介するので、プレゼントの際に参考にしてください。

青いアルストロメリアには「知性」「冷静」といった花言葉があります。青は空や水を連想させ、カラーイメージには「静寂」「落ち着き」「知性」「冷たい」などがあります。青いアルストロメリアの花言葉も、青色のイメージからとられたものです。

また宗教画において青は聖母マリアのマントの色とされ、そこから「純潔」「貞節」の意味を持ち、花嫁の装花としてもよく用いられます。またイギリスにはサムシングフォーという風習があり、花嫁が身につけると幸せになるといわれる4つのアイテムがあります。そのひとつが「青いもの」なのです。

青いアルストロメリアは珍しくなかなか見つけられないので、見かけたらラッキーです。

白いアルストロメリアの花言葉は「凛々しさ」です。白のカラーイメージは「純真無垢」「清潔」「神聖」などで、清らかな印象であることがわかります。その白のイメージとアルストロメリアのすっと伸びた花姿は、凛々しいという言葉にぴったりです。

白いアルストロメリアはその気品のあるイメージから好感度が高く、ブライダルブーケから葬儀の装花にまで幅広く使用されています。誰かに送る際は、シーンに適したアレンジや包装を選んだ方が無難です。

またひとくちに白といっても、花の形や斑の有無でさまざまな雰囲気があります。自分好みの白いアルストロメリアを探してみるのも楽しいでしょう。

赤いアルストロメリアには「幸い」という花言葉があります。

赤のカラーイメージには「情熱」「愛情」といったものがあります。1本にたくさんの赤い花をつけるアルストロメリアは、愛情に満ちあふれているといった印象です。幸いという言葉にぴったりではないでしょうか。

アルストロメリアの「幸い」に似た「幸福」という花言葉を持つ花は多く、ピンクのバラやカスミソウ、ブルーデイジーなどがあります。また、葉物のドラセナの花言葉も「幸福」です。赤い花とグリーンの相性はよく、ブーケにしても素敵です。

上手に組み合わせて、幸せいっぱいの花束をプレゼントするのも素敵ですね。

黄色

黄色のアルストロメリアの花言葉は「持続」です。はっきりした経緯は明らかではありませんが、黄色のアルストロメリアにはアルストロメリア全般の花言葉である「持続」があてられています。

アルストロメリア全般の花言葉には「未来への憧れ」というものもあることから、やりたいことに向けて努力を続けているひとを応援するメッセージとしてプレゼントできますね。

ちなみに黄色のカラーイメージには「明るい」「陽気」などがあります。元気なイメージのひと、元気になってほしいひとに贈るのもよいでしょう。

ピンク

ピンクのアルストロメリアには「気配り」という花言葉があります。

アルストロメリアの命名者、カール・フォン・リンネにはアルストレーマー以外にもたくさんの弟子がおり、弟子たちはリンネの研究のために世界各地を航海して標本を収集しました。当時はまだ船旅にとても時間がかかり、命がけといっても過言ではない旅路でした。

リンネはそんな弟子たちに感謝し、複数の花に弟子の名前を付けました。「分類学の父」として歴史に名を遺す高名な学者でありながら、自分に尽くしてくれる弟子たちへの配慮を忘れないリンネの心づかいが花言葉の由来になったといわれます。

ピンクのカラーイメージには「優しさ」「配慮」「献身」があります。まさにリンネと弟子たちの関係性を示しているのではないでしょうか。

オレンジ

オレンジのアルストロメリアの花言葉は「友情」です。

花言葉の由来は、植物学者リンネと実業家アウストレーマーの関係といわれます。もともとリンネとアウストレーマーは大学の教授と生徒として出会い、師弟の関係でした。

ふたりはアウストレーマーの卒業後も親交があり、アウストレーマーは実業家として活躍しながらもリンネのために多くの植物や動物を収集したといわれています。リンネも花にアウストレーマーの名前を付けるほどに、彼に親しみを感じていたことがわかります。

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初回公開日:2022年09月06日

記載されている内容は2022年09月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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