「モナムール」の意味とは?「ジュテーム」との違い・使い方を解説
更新日:2024年07月18日
「『モナムール』って言葉を聞いたことあるけど、どういう意味?」
「『モナムール』と『ジュテーム』ってなんだか似てるけど同じ意味かな?」
このように、「モナムール」というフランス語の意味をいまいち理解していない方もいるのではないでしょうか?
「モナムール」は歌や映像作品のタイトルや、喫茶店や料理店の名前などにもよく使われている言葉です。言葉は聞いたことがあっても、「モナムール」正しい意味や使い方はよく知らないという人もいるでしょう。
この記事では「モナムール」について詳しく解説しています。記事を読むことで、「モナムール」の正しい意味を理解することができるでしょう。
「モナムール」の意味や使い方を知って、言葉についての理解を深めましょう。
「モナムール」の意味
「モナムール」とはフランス語の言葉です。
フランス語表記にすると、「mon amour」と書き、「モンアムール」と読まれることもあります。
フランス語で「mon」 は私という意味で、「amour」は愛という意味です。
日本語としては、「私の愛」や「愛しき人」という意味に訳されます。
「モナムール」と「ジュテーム」の違い
「モナムール」によく似た言葉に「ジュテーム」があります。
「ジュテーム」は「Je t’aime」という表記で「愛している」という意味のフランス語です。
この言葉もどこかで聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
「Je」は「私は」という意味で、「te」は「あなた」、「aime」は「〜が好き」という意味です。
「ジュテーム」と「モナムール」の違いは、「ジュテーム」は自身が愛している状態であることを表現する言葉であるのに対して、「モナムール 」は愛しい人を呼びかける言葉であり、すなわち名詞のはたらきをします。
どちらも愛に関わる言葉ですが、言葉のはたらきは全く異なるので、間違えないようにしましょう。
「モナムール」の使い方・例文
「モナムール」は様々なシーンで使うことができる言葉です。
ここからは、例文・使い方をみていきましょう。
「私の愛」として用いる場合
「私の愛」という意味の「モナムール」の使い方として、「Je te donne cette bague comme symbole de mon amour.」があります。
「私の愛の証としてこのリングを贈ります。」という意味です。
プロポーズや結婚の指輪の交換の際の言葉として使われます。
「愛しき人」として用いる場合
「愛しき人」として「 モナムール」を使いたい場合、モナムールに似た言葉として紹介したジュテームを頭につけた「 Je t’aime mon amour」があります。
「愛しい人、愛しているよ」といった親しい人や恋人に対して愛を囁く言葉です。
また、フランスでは親しい人を呼ぶ時の愛称として、「Bonjour, amour!」などと言って、愛称として使われています。
意味は、「おはよう!愛しい人」となります。「愛の国」とも表現されるフランスらしさが感じられますね。
愛しい人へ送る励ましの言葉として、「ça ira mon amour」という言葉もあります。「愛しい人よ、きっと何とかなるよ」といった意味です。
日本でもよく演じられている1789年の革命中のフランスを描いた舞台作品「1789−バスティーユの恋人たち」の劇中歌「サイラモナムール・きっとうまくいく」の中にもこの言葉は登場します。
作品名として用いる場合
「モナムール」は親しい人を呼ぶ際や、愛を伝える以外にも、映画などの作品名として使われることも多い言葉です。
・「海の底からモナムール」2017年
・「ヒロシマモナムール/二十四時間の情事」1959年
・「シリア・モナムール」2016年
どの作品も、人間愛を感じるヒューマンドラマが描かれた映像作品となっています。
固有名詞として用いる場合
初回公開日:2018年02月08日
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