「サンサーラ」の意味と使い方・由来|中孝介/サンスクリット語
更新日:2024年07月21日
「サンサーラ」という言葉を音楽でパッと思いつくのは、中 孝介(あたり こうすけ)さんです。もしかしたら始めてみる名前という人もいるのでしょう。1997年にシマ唄を独学で始め、1998年5月に開催された第19回奄美民謡大賞に初めて出場し、努力賞を受賞します。2000年には同大賞で新人賞を受賞し、日本民謡協会奄美連合大会で総合優勝をしています。
また、NHK土曜ドラマ『ジャッジ 〜島の裁判官奮闘記〜』の主題歌歌手に抜擢され、バラード「路の途中」の起用が決定しました。アニメ『BLEACH』のエンディングテーマに起用された『種をまく日々』を発売しています。中孝介さんはあまり知らなくても、この2つで何となく知っているという人も多いのではないでしょうか。
楽曲中の「サンサーラ」の意味とは?
中孝介さんの「サンサーラ」は、フジテレビ系列『ザ・ノンフィクション』オープニングテーマとして使われていました。楽曲中では、サビの歌詞として使われている「サンサーラ」ですが、切ないバラードで歌いあげているテーマは「生と死」です。その中で、「サンサーラ」は、やはり「繰り返す」、「輪廻転生」といった意味で使われているとみていいでしょう。
サンスクリット語の正しい意味合いとして、中孝介さんの「サンサーラ」は使われています。
フィクション作品の「サンサーラ」
「サンサーラ」は、その言葉の意味からさまざまなフィクション作品のタイトルとして使われています。映画や小説はもちろんのこと、漫画のタイトル、その作品の中のキーワードなどにも起用されています。
漫画「タブー・タトゥー」での「サンサーラ」
2016年7月から9月にかけて放送された「タブー・タトゥー」というアニメで「サンサーラ」という言葉を耳にした方もいるのではないでしょうか。「タブー・タトゥー」は、真じろうによる日本の漫画作品です。『月刊コミックアライブ』にて2010年1月号から2017年8月号まで連載されていました。
この作品での「サンサーラ」は、作中に出てくる、王国の呪紋研究の中枢の名前として使われています。実験で生み出された者たちの居住区として使われているとのことなので、この「サンサーラ」は名前だけを借りた意味を持たない「サンサーラ」として使われています。
いろんな作品に触れ、サンサーラをより深く理解しよう
さまざまな「サンサーラ」を色んな角度から意味や、使われている作品、宗教などを紹介して来ましたが、いかがだったでしょうか。「サンサーラ」という言葉の意味を原点から知っていることで「サンサーラ」が使われている作品をより深く理解し、その作品での意味を考えることができることでしょう。
宗教に興味があれば、「サンサーラ」の由来である「サンスクリット語」からヒンドゥー教や、仏教、またマイナーですがジャイナ教から調べていっても勉強になるでしょう。また、中孝介さんの「サンサーラ」もテレビ「ザ・ノンフィクション」からさまざまなアーティストへ繋がっています。
これを機会にいろいろなジャンルから「サンサーラ」の意味や、本来の宗教での使われ方を紐解いていっても良いでしょう。
初回公開日:2018年03月04日
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