フランス語「シエル」の意味と使い方・「シエル」の使用例
更新日:2024年06月12日
日本でシエルと言えば「ラルクアンシエル」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。日本の有名なロックバンド通称「ラルク」とも言われている「ラルクアンシエル」ですが、このバンド名のシエルもフランス語から来ています。
このバンド名を正式に書くと「L’Arc〜en〜Ciel」となります。まず端的に言うと意味はフランス語で「虹」です。
ラルクアンシエルをフランス語で書くとバンド名のスペルと同じように「l'arc-en-ciel」になります。そしてこれを分解すると「le arc en ciel」という形になります。
「le」は英語で言う「The」の男性形にあたります。そして「arc」は英語の「arch」で日本語でも虹のような形をアーチと言ったりします。
「en」は英語でいう前置詞の役割をします。「ciel」は空なので「空のアーチ」すなわち「虹」になります。
ラルクアンシエルの文法的解説
ラルクアンシエルを文法的にここでは解説していきましょう。
ラルクアンシエルををフランス語で書くとバンド名のスペルと同じように「l'arc-en-ciel」です。そしてこれを分解すると「le arc en ciel」という形になります。
ただバンド名の表記では「l'arc-en-ciel」となっていて「le」の「e」が省略されて「'」に代わっています。これはフランス語の文法で前の単語の最後の文字が母音(a,i,u,e,o)で次の単語も母音で始まる場合、前の単語の最後の文字、今回の場合「le」の「e」が省略されて「l'arc」になります。
シエルエトワールの意味
シエルエトワールもフランス語で、シエルエトワールをフランス語で書くと「ciel étoilé」となります。フランス語で「星空」を意味する言葉です。
個別に意味を見ていくと「ciel」は何度か既に出てきているように「空」という意味です。そして「étoilé」は「~に星をちりばめる」という意味の動詞「étoilér」から来ています。
ですので「ciel étoilé」を直訳すると「星をちりばめられた空」となり、「星空」を意味する言葉になります。
シエルエトワールの文法的解説
「ciel étoilé」の「étoilé」は「~に星をちりばめる」という意味の動詞「étoilér」から来ていますが「étoilér」から最後の「r」が消えて「étoilé」へと変化しています。
フランス語には「er」で終わる動詞が多く、「étoilé」の動詞の原型は「étoilér」です。「er」の部分は主語や時制によって形がいろいろ変わります。「étoilé」は「étoilér」の過去分詞にあたります。
シエルはフランス語の「空」、「天」
今回はシエル(ceil)の意味についてご紹介してきました。「シエル」と聞くと何となくおしゃれな感じがしますが、シエルはフランス語で英語でもないためあまり聞きなれなかったり、よく知らなかったという方も多かったのではないでしょうか。
シエルという言葉は意外とよく使われています。「ラルクアンシエル」もよく「ラルク」と呼ばれたりするので、なかなか気づきにくい部分ではありますがシエルが使われています。
また「シエル」は響きがおしゃれで、高級感のある言葉の響きでもあるためよくヘアサロンやマンションの名前に使われていたりします。さらにフランス語の由来のものが多いケーキ屋さんの名前にもよく用いられています。
シエルは「空」や「天」を意味するフランス語なので、意味もいいので名前として用いられることが多く、注意深くお店の名前などを見ているといろいろなところに「シエル」を見つけることができるでしょう。
初回公開日:2018年01月11日
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