「絶賛」の意味と使い方例文3例・間違われる使い方
更新日:2024年09月30日
「称賛」の意味
3つ目の「絶賛」の類義語は、「称賛」です。称賛の読み方は「しょうさん」で、漢字は「賞賛」と書く場合もあります。
称賛の意味も、絶賛や他の類義語と同じで「ほめたたえること」です。「熱賛」「称揚」とは異なり、日常会話でも使うことができます。
例文:「この小説は称賛に値する作品だ」
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絶賛○○中とは
「絶賛〇〇中」とは、テレビコマーシャルや本・雑誌などの宣伝文句として数多く使用されています。
「絶賛○○中」というフレーズには、「好評につき○○しています」というニュアンスが含まれています。特に、商品や本・映画などのポスターに「絶賛」を付けると、消費者に買ってほしい・見てほしいという気持ちが伝わりやすくなります。注目させるためのあおり効果として、有効利用できます。
絶賛○○中の意味
「絶賛〇〇中」と言う場合には、「真っ最中」といった意味になることに注意しましょう。絶賛の意味はほめたたえることですが、「絶賛〇〇中」の表現には褒める意味はありません。
「絶賛○○中」という表現には、「ただいま」「継続中」の意味があります。また「褒める」「評判がいい」という表現を一緒に使うと、後ろの言葉を強調するような役割があります。
絶賛発売中
「絶賛発売中」と言う場合には、「今やっている」という意味で使います。もちろん「好評だから」という意味も込められていますが、意味としては「待望の」と言った意味になります。
「絶賛再販中」などの場合には、「好評なので再販します」と言ったニュアンスが強くでるでしょう。
絶賛上映中
映画の場合は、「絶賛上映中」と使いますが、この場合も「絶賛」自体に意味はありません。「今上映中」「上映期間」であることを強調するために「絶賛」をつけているだけです。
この場合も「好評で」「たくさんの人に観られている」雰囲気を出したい意図があり、絶賛があると映画が面白そう、などポジティブな意味に捉えてほしいためにつかっています。
間違った絶賛○○中の使い方
「絶賛〇〇中」はこの表現自体には「絶賛」の本来の意味をしない使い方ですが、「今している」というニュアンスを伝えやすい言葉になります。
しかし、スマホなどが普及しインターネットを介したコミュニケーションが盛んな現代では、短い言葉で面白い表現ができ、使い勝手がよく使われやすい言葉でしょう。
言葉は使われる時代によって常に変化している歴史があるので、今後この使い方が正しくなる可能性はあります。
絶賛仕事中
「絶賛仕事中」と使う人は、今仕事の真っ最中と言うことを強調したい言葉です。繰り返しになりますが、「絶賛」には褒め称えるというのが正しい意味ですので、この用法は正しいとは言えませんのでビジネスでは使えません。
ただ仕事を今頑張っている、と言ったニュアンスを伝えられることができますので、正しい使い方を理解した上で、同僚などに冗談を込めて使う分には問題ないでしょう。
絶賛遅刻中
初回公開日:2018年01月16日
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