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「燈」の意味と使い方・由来・名前での意味|男の子/女の子

初回公開日:2018年01月12日

更新日:2020年07月22日

記載されている内容は2018年01月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

燈という字を読めますか。この字は当用漢字と呼ばれる、日常使用する漢字に含まれてはいない漢字です。そのため新聞や雑誌ではあまり目にする機会は少ないでしょう。この漢字の読みや意味、また読み方や名付けでの使い方についてご紹介します。

「燈」の意味と使い方

燈は灯の旧字体です。常用漢字外ですが、人名用漢字では使うことができます。この燈は、「とう」と読み、ともしびという意味です。また「ともしび」「あかり」という意味から、「周囲を明るく照らすもの」や「あたりを明るくするための火」という意味、またその火を灯すとも表現します。

燈は常用漢字外なので、この漢字を使った文字はありませんが、あかりのことを「灯火」、航海の目印のことを「灯台」というように明かりを灯すもの、または明かりそのもののことを表す際に使います。

「燈」という字を使うのは、その漢字の持つノスタルジーな雰囲気を醸し出したいときです。「灯台」を「燈台」、「灯穂」を「燈穂」などのように「灯」を「燈」に変えるだけでノスタルジックな雰囲気になります。

「燈」の意味の由来

ともしびとは、灯した火のことをさします。古語では松明を意味する言葉ですが、ともしびは小さな灯を表現しています。

ともしびとは、もともとは「窓から月の光が差し込んで明るい」という意味でした。このことから、「火」を灯すと暗い部屋の中が明るくなる・暗闇では見えなかったものがはっきりと見えるようになるという解釈がされるようになり、周囲を明るく照らすもののことを「ともしび」と表現するようになりました。

「燈」の意味の成り立ち

「燈」の意味と使い方・由来・名前での意味|男の子/女の子
※画像はイメージです

「燈」は火が登ると書きます。転じて、燃立つ火のことを表しています。燈という漢字には、仏の教えという意味があります。これは、仏の教えである仏法を、迷いの暗闇を照らす灯に例えて表現することがあるからです。

火は古来より神聖なものでした。燈という字は、火を高く掲げ持つことを表しています。掲げ持った火は遠くからでも見つけることができます。闇夜を歩くとき、暖かな炎の色が人々の心を安心させてくれます。また、火は周囲の闇を覆います。

これらの理由から、燈は周囲を明るく照らすという意味を持っています。

灯と燈は実は別な字でした

燈は灯の旧字体、とされていますが、実はこの漢字は別々な意味を持つ別な漢字でした。燈はともしびという意味でどちらかというと「ほのかな光」「小さな光」というイメージに対して、灯は「激しい火」という意味です。

なぜ意味の違う二つの漢字が、一つになったのかは、国語審議会による「漢字部会」で、当用漢字が再検討され、燈は俗字として使われていた灯に「字体を改め音訓を加える字」として発表されたからです。

しかしその後も「燈」は正字として使われていましたが、昭和59年の再検討の際に、「燈」は「灯」へ字体を変更し、当用漢字表に採用されました。

このため、この意味の異なっていた二つの漢字が一つにまとめられ、燈を旧字体、灯を新字体としました。

「燈」の名前での意味

ともしびという意味の燈という漢字は、常用漢字ではありません。しかし、人名用に使うことができます。

明るいという意味がある燈を名前に使うときは、「周りを光で包むような優しさを持つ人に」「ともしびのような優しさで人をホッと安心させるような人に」という気持ちが込められています。優しさ・安心感・灯台のように・行く道が明るく照らされるように、という願いを込めることもできます。

燈の読み方

燈の読み方は、訓読みでは「ともしび」「とも・す」「ひ」「あかり」「とぼし」「とぼ・す」「ともし」音読みでは「とう」「ちょう」「ちん」「てい」「どん」があります。

男の子

火には、燃え盛り、光り輝くという力強さと生命力に通じるイメージがあります。また陰陽五行学と呼ばれる、自然哲学の思想では、火はもっとも勢いがある時期のことです。そのため、活発さを表しています。

この燈という字を男の子の名付けに使う場合には、「周囲を明るく穏やかに照らす人に」「活発で明るく前向きに」と言った意味を込めることができます。

「とう」という読みを使って燈我(とうが)燈司(とうし)燈和(とうわ)や「燈」を「ともる」と読ませたり、「ひ」という読み方で「燈路」(ひろ)などというような名前が考えられるでしょう。

男の子でこの字を使う場合には、「ひ」という読み方や「とう」を「と」に変えて、止め字として使うことが多いです。その場合には「海燈」(かいと)「春燈」(はるひ)というように使います。

女の子

穏やかなともしびの光は、一家団欒の象徴でもあります。一家団欒の真ん中でにこやかに笑うのはお母さん、という家庭も多いでしょう。「燈」は「あかり」と読むことから女の子の名付けに多く使われています。

穏やかに周囲を照らすように、また道を照らす明かりのことから、向上心も連想させるので、どんな時も前向きに進めるように、というような想いを込めた名付けが可能です。

多いのはやはり「燈」「燈里」(あかり)ですが、その他にも「燈子」(とうこ)(ともこ)や「燈奈」(ひな)というような名前が考えられます。

しかし、女の子にありがちな「花」を使った「燈花」は灯芯の先に残る燃えかすという意味があるので、名前には向きません。

「燈」の漢字の意味

「燈」の意味と使い方・由来・名前での意味|男の子/女の子
※画像はイメージです

燈は火に登ると書きます。火は「燃え立つ炎」を表していて、登るは燭台のことです。登るという漢字は、祭りに使う燭台を掲げ持って上に登ることを表し、転じて「上に登る火」という意味を持ちました。

本来、燭台は金属でできています。そのため、昔は燈は火へんではなく、金へんの「鐙」(とう)を使っていました。そのため、「鐙」にはともしび、灯ともし皿という意味が残っています。その後、金へんの代わりに「火」を加えたこの字ができ上がりました。

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