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「ゼノ」の意味と使い方・語源|ドラゴンボール/ラテン語

更新日:2024年10月01日

近年いろいろな作品において「ゼノ」を用いたタイトルや、キャラクター名が見受けられます。では「ゼノ」とはいったい何なのか、そして「ゼノ」の意味するものと使い方は何なのかを探りつつ、エンターテイメント作品などを例に挙げ各視点からご紹介いたします。

ドラゴンゴールゼノバース

主人公(プレーヤー)が、タイムパトロールをするトランクスと共に歴史を歪める敵と戦い、ドラゴンゴールの世界と歴史を守るストーリー展開です。原作にも登場する孫悟空やピッコロといったお馴染のキャラクターも登場し、その世界に生きるキャラクターからすると、主人公やトランクスは異世界の者「ゼノ」という意味があります。

しかし、当然トランクスたちは正義の戦士であり、もう一方の歴史の改変を企む邪悪な「ゼノ」の意味を持つ存在と戦うのが目的です。

魔神ドミグラ

「ドラゴンゴールゼノバース」においての最終ボス的な存在で、現代の世界に蘇り、歴史を狂わし自らが支配する新世界を築くことを企みます。復活したドミグラは神の力を得ており、主人公たちを圧倒する強大な力をもっています。まさに典型的な「ゼノ」を意味する存在といえるでしょう。

ドラゴンゴールヒーローズ

「ドラゴンボールヒーローズ」は、ドラゴンボールのキャラクターと、その能力がカードになったデータカードダスから派生したカードゲームです。ヒーローズにおいても原作に登場するキャラクターがオリジナルとして「孫悟空ゼノ」や「トランクスゼノ」となり登場しています。

ヒーローズでも魔神ドミグラが登場しており、お馴染のキャラクターに仮面を被せ、洗脳してしてしまうといったことが描かれています。仮面を被せられ魔神ドミグラに洗脳されてしまったのがベジータ(黒仮面のサイヤ人)とバーダック(仮面のサイヤ人)です。

孫悟空ゼノ

ドラゴンボールの主人公、孫悟空が「ドラゴンボールヒーローズ」でオリジナルのキャラクター孫悟空ゼノとして登場します。意味として本編とは異なる世界の悟空となります。

その姿や造形も原作のものとは少し変わっていて、必殺技も、かめはめ波以外では超龍閃撃というヒーローズオリジナルの技があります。

ベジータ(黒仮面のサイヤ人)

魔神ドミグラに洗脳され黒仮面のサイヤ人として、ヒーローズに登場するベジータですが、仮面をつけ顔は隠れてはいるものの雰囲気と、担当する声優の声からベジータであることは最初から察しがつきます。必殺技も本来のファイナルフラッシュからダークファイナルフラッシュと変わります。

仮面が外れ正気を取り戻すと、悟空と同じようにベジータゼノとなり、名前にも異世界の意味を持つ「ゼノ」が使用されます。

バーダック(仮面のサイヤ人)

バーダックは、フリーザと戦うサイヤ人を描いたアニメオリジナルのキャラクターで、主人公である孫悟空の父親という設定です。そのバーダックも魔神ドミグラによって洗脳され、仮面のサイヤ人として「ドラゴンボールオンライン」や「ドラゴンボールヒーローズ」に登場します。

仮面のサイヤ人もまた、雰囲気や悟空と同じく担当する声優の野沢雅子氏の声からバーダックだと察することができます。必殺技はダークリベリオントリガーで、仮面が外れてからは異世界の意味を持つバーダックゼノとなります。

ドッカンバトルでの仮面のサイヤ人

「ドラゴンボールZ」の世界を題材にしたソーシャルネットワーキングサービスゲーム(ソシャゲ)の「ドッカンバトル」では魔神ドミグラや仮面のサイヤ人が登場します。この「ドッカンバトル」ではヒーローズやゼノバースのキャラクターは違うゲームという意味でのコラボレーション企画として加わったのですが、企画終了後も通常ガシャなどから登場します。

「ドッカンバトル」においての仮面のサイヤ人の能力やスキルはかなり高く、ドッカンフェス限定の強力なキャラクターと比べても遜色ないほどです。ゲーム内で仮面のサイヤ人の必殺技であるダークリベリオントリガーを放つ際に発するセリフは「オレはバーダックではない」です。

その存在感も異世界の意味である「ゼノ」という感覚が表れている、異色の戦士であることが感じられます。

異世界の者「ゼノ」

ご紹介してきましたように「ゼノ」とは本来ある世界とは異なる世界(場所)から入って来た者という意味があるために、ファンタジーの要素が大きく人々の心に残ります。従っていろいろなエンターテイメント作品の中に組み込まれてきました。そこには運命や宿命といった意味を感じさせます。

劇的な展開や、本来あるものをさらに大きく広げることを考えた場合、この「ゼノ」が意味する異世界の者という要素が加わることによって、それを実現可能にすることができるという発想でしょう。

本来は想定しなかった者であったり、歓迎されない者であったりする者がやってくるというのは、現実には大変な事態であることが、エンターテイメント作品としてはうってつけの要素になるのが「ゼノ」だといえます。

これからも広がり続けるであろう「ゼノ」の世界観が期待されます。

初回公開日:2018年02月04日

記載されている内容は2018年02月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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