「リリィ」の意味と使い方・語源・名前で使う場合・花言葉
更新日：2024年11月13日
「リリィ」の意味と使い方！
「リリィ」の言葉は、日本では「リリー」の形で使われることもありますが、その意味は何でしょうか。意味に関しては知っている方も少なくない言葉ですが、そういった方も改めて、持つ意味についてを確認しておきましょう。それでは、「リリィ」の意味をご紹介していきます。
ユリの花
「リリィ」の意味として基本になるのは、「ユリの花」です。「ユリ」は漢字にすると「百合」で、日本にも在来種がある花の1種になります。日本では、花の「ユリ（百合）」の意味で使用します。「ユリの花」といっても品種が多くありますが、ほとんどの「ユリ科の花」の名前には「リリィ」の言葉が付けられています。
純白な物
「リリィ」はもともと英語ですが、英語では「純白な物」や「純潔な人」の意味で使われることもあります。まずは「純白な物」についてをお伝えしていきますが、「純白な物」の「純白」というのは「混じり気のない白色」のことを言います。
ただ「白」と言われる色よりも、透明感や輝く感じがある白色に対して「純白」の言葉が使用されることも多くありますが、本来は「混じり気のない白色」=「他の色が含まれていない真っ白」のことを言います。その「純白」に「物」と付いているため、生体ではない物・生体の一部に含まれる部分（毛・皮膚など）に対して使います。
たとえば、「純白なウエディングドレス」や「純白な被毛」といった感じです。「リリィ色の」という使い方はあまりされませんが、日本語として使うとすれば、そういった形になるでしょう。
純潔な人
続いて、「純潔な人」です。「純潔」の意味は「清らかな心で穢れないこと」と「誰かと性的関係がなく清らかな心身」といった、2つの意味があります。「純潔な人」の形とした時には、どちらの意味でも使えますし、両方の意味を含めて使用されることも多いです。
キリスト教では「ユリの花（リリィ）」を「純潔のシンボル」としており、キリストの復活を祝うイースターでは、「復活のしるし」=「ユリの花」として扱われます。
また、葬儀の際に用いられる花でもあります。日本では葬儀と言えば黒色ですが、キリスト教が拠点とするヨーロッパ地域では、白色のイメージをされることが多いそうです。このイメージには、葬儀に「白いユリの花」を用いることが関係していると考えられています。
言葉として使う「リリィ」の語源は？
「リリィ」は英語だと言いましたが、スペルは「Lily」です。読み方の区切りは「Lil」と「y」の部分で、カタカナにして表すと「リリ・ィ」ということになります。
日本語が母国語であり、英語に馴染みのない人としては正しい発音をする際に戸惑うことも出てきそうですが、日本語に合わせた発音としては「リリィ」あるいは「リリー」で問題ありません。
この英語「Lily」の語源となったのは、ラテン語で「ユリの花」を意味する「līlium」です。読み方は「リーリウム」で、現代においては「リリウム」と読まれる・使われることもあります。
名前で使う「リリィ」に込められた意味とは？
外国の方の名前には、愛称を「リリィ」とする名前があります。その名前というのが、「エリザベス」です。日本では「エリザベス女王」の名前としてよく知られていますが、外国の方の名前、特にヨーロッパ圏では少なくない名前とされます。
名前エリザベスの由来
「エリザベス」のスペルは「Elizabeth」で、これを愛称で呼ぶ時には「Lily（リリィ）」になります。「Elizabeth」の名前は「Elis(s)avet」というギリシャ語が由来で、この言葉は旧約聖書に登場するアロンの妻「エリシェバ（Elisheva）」を元にしています。
この言葉はヘブライ語で、意味は「エリ（我が神）」と「シェバ（維持・誓い）」で成り立っており、まとめて「エリシェバ」となった時には「我が神は我が支え」や「我が神に誓う・我が神への誓い」の意味となります。したがって「リリィ」と「エリザベス」の由来になる「エリシェバ」の名前が示すことは、そういった意味になります。
「リリィ」=「（白い）ユリの花」は、キリスト教にて使用される「純潔のシンボル」でした。そういった扱いは、「リリィ」を愛称とする名前の由来が持つ意味と結び付く部分でもあります。
「リリィ」の花言葉としての意味は？
「リリィ」および「ユリの花」が持つ花言葉は、たくさんあります。それは、「純潔・純粋・無垢・貞操・無邪気・あなたは偽れない・処女性・品性・貴重・稀少・高貴な・自尊心・威厳・純血・洗練の美・愛らしさ・純愛・愛の告白・待ち切れない思い」です。
これら花言葉は「リリィ」全体の花言葉になりますが、「リリィ」にはたくさんの品種・カラーバリエーションが存在します。そのことに加えて人々に好まれる花の1つですので、各品種・色それぞれに花言葉が付けられています。簡単にですが、基本的な花言葉に含まれる言葉を除いて、色別・品種別の花言葉をご紹介していきます。
初回公開日：2018年01月11日
記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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