「生殺し」の意味と使い方・語源・半殺しとの違い・類語|恋愛
更新日:2024年09月17日
「生殺し」の意味と使い方
恋愛において多用されますが、俗に「生殺し」と呼ばれている状態になっている間はとにかくもどかしくて仕方がないです。ところで、この「生殺し」と言う言葉には、どう言う意味があるのでしょうか。色々調べてみたので紹介します。
読み方
まず、この「生殺し」と言う言葉は「なまごろし」と読みます。「せいさつし」と読む事もあるようですが、「なまごろし」が一般的な読み方といわれています。「なまころし」や「いきころし」「いきごろし」とは読みません。
意味
「生殺し」の意味は、非常に怖い意味になります。「生殺し」と言う言葉の意味は、2つあり、「ひと思いに殺さず、このままでは死ぬばかりの状態にしておく事」で、もう1つの意味は、「決着をつけずにしておき、相手が困るような中途半端な状態にしておく事」です。
使い方
次に、「生殺し」と言う言葉の使い方について紹介します。「生殺し」と言う言葉は、2つある意味の内、2番目の「決着をつけずにしておき、相手が困るような中途半端な状態にしておく事」を意味して使われる事が多いのですが、実際にはこのように使われます。
明らかに関係が冷めているはずなのに、いつまでも別れを告げないでいる事を意味して「彼氏は私を生殺しにしている」相手が決めないと動けない案件なのに、いつまでも答えをはっきりさせない事を意味して「あの人に生殺しにされているんですよ。」
「生殺し」の意味の語源
「生殺し」は、意味も怖いならその語源も怖いです。実は、「蛇の生殺し」と言う言葉があるのですが、この「蛇の生殺し」と言う言葉は、蛇をひと思いに殺さず、そのままにしておく事から来ています。
この「蛇の生殺し」を短くしたのが「生殺し」で、「蛇の生殺し」も「生殺し」と同じく2つあり、「ひと思いに殺さず、このままでは死ぬばかりの状態にしておく事」で、もう1つの意味は、「決着をつけずにしておき、相手が困るような中途半端な状態にしておく事」になります。
ちなみに、蛇と言う生物は大変広い範囲に分布しており、蛇の生息していない地域を探す方が簡単と言っても過言ではない程で、人類との関わりも長い物があります。なので、蛇にまつわる言葉は自然と生まれ、この「蛇の生殺し」もそんな蛇にまつわる言葉の1つになります。
恋愛での「生殺し」の意味と使い方
では、「生殺し」と言う言葉が多用される場面と言うのはどう言う場面になるのでしょうか。それは、恋愛においての場面で、本当に「生殺し」と言う言葉が多用されています。
では、恋愛において「生殺し」と言う言葉はどのように使用されているのでしょうか。意味と使い方を調べてみたら、本当に色々面白い事がわかったので紹介します。
意味
恋愛における「生殺し」の意味は、男女使う言葉ですが、男女別に2種類意味があります。1つ目は男性側ので、彼女といっしょにいて、自分はすごく気分が盛り上がっているのに、相手に時間がない等の理由から、その気分を抱えたままになると言う事を意味しています。
そして、もう1つは女性側で、別れるんだか別れないんだか、彼女がはっきり決断しない状態のことを意味して「生殺し」と言う言葉は使われます。あるいは、何年も片思いを続けてるのに、いつまでたっても進展しない状態に不快感を覚えている問い状態を意味して「生殺し」と言います。
ある説によると、女性は男性よりも恋愛については結果に白黒を求めない傾向にあるようで、相手から「NO」を言われる事を待っていて、それまで「生殺し」としか言いようのない状態を継続する傾向にあるそうです。
初回公開日:2018年01月28日
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