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「全日」の意味と使い方・語源・「終日」との違い|駐車場

更新日:2024年10月02日

「全日」という言葉を時々有料駐車場の看板で見かけますが、これはどういう意味がある言葉なのでしょうか。「全日ストライキ」「全日週2日」など、意識してみると全日という言葉は意外と周りに多くあります。今回は、この全日の意味を紹介します。

終日の意味

「終日」とは、丸1日、24時間という意味があり、「大雪のため終日運休となります」など公共交通機関でよく使われている言葉です。「終日運休」は、「今日1日運休」という意味になり、「終日禁煙」は「丸1日禁煙」という意味になります。

他にも、施設の開店から閉店までという意味もあり、レストランなどで「終日禁煙」と書かれていると、「開店から閉店まで禁煙」という意味になります。

「全日」と「終日」の違いは、一定の期間だけを示しているかどうかということです。例えば「終日運休」では「今日だけ丸1日運休」という意味になり、「本日終日50%オフ」では「今日だけ閉店するまで50%オフ」という意味になります。

「終日禁煙」に限っては、「開店から閉店まで毎日禁煙」という意味になりますので、文脈によって状況を理解する必要があります。

終日と書いて「ひねもす」と読むこともある

終日という言葉は、平安時代の中国から伝わった言葉です。それまで日本では1日を示す言葉として「ひねもす」「ひめもす」「ひすがら」「ひもすがら」という言葉がありました。今でも「ひもすがら」という言葉は小説などで使用されますが、全て終日と同じ意味があります。

バイトでの「全日」の意味

アルバイトなどの募集要項に、「全日週2日可能」という表現をされていることがありますが、この場合の全日は、1日7時間なり8時間なりフルタイムで勤務をするということになります。そのため、先の「全日週2日」は、「最低でも週2日7時間か8時間働ける人を募集している」ということになります。

「全日」「終日」の違いにご用心

「全日」の意味や使い方、「終日」との違いなどについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか。「全日」と「終日」は似たような意味に見えますが、実は使い方で意味が異なります。「全日」は特定の期間毎日という意味ですが、終日というのは特定の日の開店から閉店までなど、時間に対する言葉であるということがわかりました。

似たような言葉なので使い分けはかなり難しいですが、「全日」はそれだけでも言葉の意味を持たせることができる名詞になり、「終日」は「終日運休」というように、何か別の言葉と一緒でなければ使うことができない言葉になります。使い方を間違えると、赤っ恥をかくことになりますので、気をつけていきましょう。

初回公開日:2018年01月22日

記載されている内容は2018年01月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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