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「時系列」の意味と使い方・例文・語源・書き方|時系列分析

更新日:2023年11月26日

「時系列」は、一般的には年代順・時間順に物事を整理することを意味して使われます。しかし、統計学などの用語としての時系列もあります。辞書を引くと、むずかしい言葉が並んでいてよく意味が分からないと言う方もいるでしょう。時系列の意味と使い方をわかりやすく解説します。

経過報告書とは、事故や災害があったときに、現在も影響による不具合、トラブルが継続しているとき、顧客に途中経過を報告するものです。経過報告書といっても、行う作業によってフォーマットは異なります。しかし、「経過」とあるように他の報告書と比べ、時系列が重視されます。

具体的なフォーマットを以下に示します。

・発生日時

・発生場所

・内容:どのような不具合やトラブルなのか記述します。

・現状:現在、不具合やトラブルが解決したのか。どこまで解決したのか現状を報告します。

・経過:不具合やトラブルがどのような時系列で発生し、現状に至る対処の経緯を報告します。

このような順番で書くことが多いです。そして、「経過」のところで時系列に沿って状況を報告しましょう。ポイントを明確にして、箇条書などで簡潔な表現に記述します。もし量が多くなる場合は、別紙で提出するのも良いでしょう。

作業報告書

作業報告書の場合、時系列に沿って書くと、逆に分かりにくくなることがあるので注意が必要です。例えば、ある企業にパソコンを納入して、社員がすぐに使える状態にセットアップするという仕事を行ったとします。

これを、その企業の入門時間から、パソコンを運び入れた時間、電源やLANケーブルを配線した時間などずらずら書いていては読む方も大変です。その間に、客先との打ち合わせや、設置が完了したパソコンのソフトのインストールなど並行して行う作業もあるでしょう。

それを時系列に正確に記述しても意味がありません。特に客先に提出する作業報告書なら、この場合どのように作業したかはほとんど意味がなく、何を行ったか、問題はなかったのかが確認できるほうが大切です。

時系列で書く場合、本当に必要な部分のみに留めましょう。

「時系列」の意味と例文について

すでに紹介してきたように、時系列には統計学の用語として使われる時系列の意味と、報告書などで使われる一般的な意味の時系列という言葉があります。このため、この二つの意味に分けて例文を紹介します。

統計学などの時系列

・テーマパークのアトラクションごとに、日、週、月別の時系列データを作成し、分析することで、年間を通じて安定した来客数を確保することに成功した。

・FXなどにおけるテクニカル分析は、需要と供給を移動平均線などの時系列データとしてチャートにすることで、今後の値動きを予想しようとするものだ。

一般的な意味

・この長編漫画の各登場人物の話している内容を時系列で並べてみると、矛盾が生じている。

・この地震による被害状況の拡大を時系列でまとめると、意外に二次災害が多いことが分かる。

時系列を上手に使おう!

今回は、時系列という言葉の意味を紹介しましたが、いかがでしたか。統計学の時系列分析は専門的な知識が必要となりますが、多かれ少なかれ、企業はこの手法を採用して業績を伸ばそうとしています。

表計算ソフトのエクセルなどでも、時系列データの処理を行うための関数やツールが用意されていますので、興味のある方は使い方を学んでみるのも良いでしょう。また、通常使う意味の時系列も、仕事に限らずプライベートにおいて過去の出来事を整理したり、優先順位を決定するのに役立つでしょう。

初回公開日:2018年02月15日

記載されている内容は2018年02月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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