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「茶をしばく」の意味と使い方・どこの方言か・由来|関西弁

更新日:2024年02月08日

「茶をしばく」と聞くと、皆さんはどんなことを思い浮かべるでしょうか。おそらく「しばく」と言う言葉にあまり良い印象を持っていない方がほとんどでしょう。この記事ではそんな方に「しばく」のもう一つの意味を詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧になってください。

「茶をしばく」が関西圏でよく使われている馴染みの深い言葉だということは理解できたけれど、元々はどこの方言の言葉なのかわからない方もいるでしょう。ではどこの方言の言葉なのでしょうか。大阪、京都、名古屋でそれぞれ解説していますので、じっくりとご覧になってください。

大阪

関西圏の代表格と言えば、やはり「大阪」です。大阪は日本の三大都市とも言われてる場所であるとともに、関東圏で主に使われる「標準語」とは少し違ういわゆる「関西弁」を使う地域としても有名な都市です。

先ほどにも書いたとおり「茶をしばく」は上方芸人が全国的に広めたとされている言葉です。そしてその上方芸人(かみがたげいにん)とは、大阪や京都などを活動の拠点としている芸能を職業としている方を指しています。このことから「茶をしばく」という言葉は、大阪か京都のどちらかが発祥である線が濃厚です。

京都

日本人以外の外国人も参拝に訪れるほどの観光スポットの名所・清水寺がある京都は、大阪と同じく関西を代表する都市で、大阪人が使う「関西弁」とは少し違う「京都弁」で有名です。そして関西圏を活動拠点とする上方芸人を多く要する都市でもあります。「茶をしばく」の発祥は、この京都か大阪のどちらかである可能性が極めて高いです。

名古屋

日本の三大都市の一つである名古屋。「茶をしばく」を初めとする「しばく」を用いた言葉の由来は、関西圏の若者言葉です。そしてその言葉を聞いた上方芸人によって全国的に広まった言葉であることから、名古屋が発祥の地ではないことは明らかです。

名古屋で「しばく」という言葉を耳にした方もいるでしょう。しかしそれは、上方芸人によって全国的に広められた際の名残です。もちろんどの言葉を使おうと自由ですが、あまりにもその地域に合っていない言葉であれば不自然な感情を抱かれる可能性もあります。

気になる方は実際に名古屋に足を運んでみるのも良いでしょう。

結局どこが発祥の地なの?

「茶をしばく」は上方芸人が全国的に広めたとされています。その主な活動拠点である大阪か京都のどちらかであるということは推測できますが、はっきりとしたことは言い切れません。いつどのタイミングで知れ渡ったのでしょうか。そのため、断定することはできませんが大阪か京都のどちらかが発祥だという線は間違ってはいないでしょう。

芸人が広めたということと、大阪人の芸人が多いということから大阪であるという線が非常に強いです。

覚えたらまず使ってみよう!

今回の記事では、「茶をしばく」の意味や使い方、由来などについて詳しく解説してきましたが、いかがだったでしょうか。関西圏ではない関東圏にお住まいの方が最初に「茶をしばく」という言葉を耳にすれば、何を言っているかわからないと感じるでしょう。

しかし、この記事を読んでくれた方はもう安心して「茶をしばく」と言う言葉を聞き流すことができます。先ほどにも書いたとおり、これから関西圏に住む予定のある方は「茶をしばく」という言葉をどんどん使っていきましょう。

使い始めは緊張するでしょう。しかし、何事も積み重ねが大事です。慣れない言葉も回数を重ねていく毎に自然と無意識で使えるようになります。「~へ行く」と言う意味を持つ「しばく」は非常に汎用性の高い言葉です。関西に行く機会があるならばもったいぶらずにどんどん使いましょう。そうすることであなたも立派な関西弁マスターです。

初回公開日:2018年04月23日

記載されている内容は2018年04月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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