「弔事」の意味と使い方・読み方・切手の特徴・のしはつけるか
更新日:2024年09月07日
弔事とは
社会人であれあば「弔事」という言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。弔事では、マナーがとても大切な場面となりますので、弔事についてのマナーを身に着けておくことは、社会人にとって非常に重要です。
日本では、仏式で行われる弔事が多くありますが、弔事についての正しいマナーをきっちりと理解することができていますでしょうか。弔事には礼儀やマナーがあり、意味のあることです。
以下の項目で、弔事の意味や使い方、弔事のさまざまなマナーなどについて紹介いたします。ぜひ、参考にして、弔事のマナーを身に着けておくようにしましょう。
「弔事」の読み方
「弔事」の読み方は「チョウジ」です。「チョウジ」という言葉は、社会人であれば一度は耳にしたことのある言葉ではないでしょうか。お悔やみの場面などで出てくる言葉です。同じく、お悔やみの場面で出てくる言葉で「弔辞」と書く漢字も「チョウジ」と読みます。「弔事」と「弔辞」のそれぞれの意味については、以下の項目で詳しく説明いたします。
「弔事」の意味と使い方
葬儀の際には、弔事という言葉を必ずといっていいほど、必ず見つけることができる、「弔事」という言葉ですが、「弔事」とは、どのような意味があるのでしょうか。
弔事というのは、お悔やみごとをことを意味しています。お悔やみごとや不幸なでき事のことを「弔事」という言葉で表すことができます。「弔事」の反対の言葉は「慶事」です。慶事とは、弔事の逆の意味で、めでたいことやお祝いごとを意味することになります。
通夜から火葬まで
弔事は、死去や葬儀などの、お悔やみごと全般のことを指す言葉です。お悔やみごとには、葬式や法事があり、どちらも宗教的な儀式となっています。しかし、葬式と法事では、実際に行う儀式の内容や意味が大きく異なります。一般的に、通夜や告別式、火葬を全て含めたものが葬式と呼ばれます。そして、これが弔事ということになります。
通夜や告別式、火葬を全て合わせたものを葬式と呼ぶのですが、これらのことが「弔事」になります。通夜は、一般的に、告別式の前に行われるものであり、告別式は、出棺の前に行われる儀式です。また、火葬というのは、通夜や告別式が終わり、遺体を炉に入れて焼き、遺骨を骨壺に納める、一連の流れのことを指しています。
通夜から告別式、火葬に渡る全ての一連の流れを総じて、「弔事」と言います。ちなみに、弔事に法事は含まれませんので、注意してください。
弔辞
お悔やみごとで使用される言葉の中で、同じ「チョウジ」と読む言葉があります。漢字では「弔辞」と書き、同じお悔やみの場面で使用されるため、使い方が曖昧になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。「弔事」と「弔辞」について、正しく違いを理解する必要があります。
前の項目でも述べたように、「弔事」というのは、お悔やみごと全般を指す言葉で、通夜・告別式・火葬にわたる一連の流れを総じて「弔事」と言います。これに対して「弔辞」とは、故人への最後の別れの言葉のことを意味します。葬儀や告別式では、故人と親しかった方や縁が深かった方などが、弔辞を読み上げることが一般的となっています。
どちらもお悔やみごとの際に使用する言葉ですので、意味を考えて「弔事」なのか「弔辞」なのかを判断する必要があります。
弔事の切手の特徴
切手には、弔事用の切手があることをご存じでしょうか。慶事用の切手は、結婚式の招待状などに使用することがあり、多くの方に知られていることだとおもいます。弔事用の切手については、名前のとおり、弔事での用途の際に使用する切手となります。弔事用の切手を使用する場面はさまざまですが、ポピュラーな場面では、喪中はがきなどを送る際に使用します。
郵便局で購入
喪中はがきなどを送る際には、弔事用の切手を使用するというマナーがあります。喪中はがきの作成を郵便局や業者に依頼している場合には、切手の部分に弔事用の胡蝶蘭の切手のプリントを用意してくれるので、わざわざ弔事用の切ってを貼る必要はありません。
郵便はがき以外のはがきや、手紙などを使用して喪中はがきを送る場合には、自分で弔事用の切手を用意する必要があります。切手には、弔事用の切手が用意されているので、その切手を使用するようにしましょう。
弔事用の切手については、日本郵便のホームページから購入することもできますし、もちろん郵便局の窓口で購入することも可能です。ホームページではシート単位での購入のみとなりますので、必要枚数のみを購入したいという方は、郵便局の窓口で購入することをおすすめします。
弔事にはのしをつけるべきか
初回公開日:2018年04月16日
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