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「ぶり返す」の意味と使い方・類語・敬語・標準語|繰り返す

更新日:2023年12月05日

ぶり返すという言葉の意味は体調や、感情をより悪くする際に使われる言葉です。繰り返すや蒸し返す、巻き返すとは違う意味を持ちますが、近い意味を持つ事もあるので使い分けが必要です。ビジネスシーンでは相手にぶり返すという言葉をなるべく使わせないようにしましょう。

ぶり返すの言葉の意味と使い方ってどうするの?

ぶり返すとは物事や体の状態が治りかけていたのにも関わらず、より悪くなってしまう事を指します。大概の場合、今の状態をよくしようとして逆に悪くなるような状態を表しているので、無理をして巻き返そうとして悪くしている場合にぶり返すという言葉が使われいる場合がほとんどです。

使い方としては「せっかく風邪が治りかけたのに、無理をして仕事をしてぶり返して悪くした。」や「相手の怒らせる事をして、より怒りをぶり返した。」などと使われます。

それでは、ぶり返すについて紹介します。

風邪で使う場合

ぶり返すという言葉は風邪の症状を表す場合に使われる事が多いです。風邪や体調を表す用語としてぶり返すという言葉は知られています。風邪でぶり返すと使う場合は、無理をしてよくしようとして悪くしている場合がほとんどなので、風邪の状態を表す時に使う言葉として、一番ぶり返すという言葉がふさわしい表現だとも言えます。

骨折やリハビリでも使われるので、ぶり返すという言葉を使う場合は、体の不調などに使う事が多いと言えるでしょう。

怒りで使う場合

怒りなどでぶり返すという言葉を使う場合「せっかく怒りが収まったのに、怒りをぶり返すようなことをするな。」という使い方をします。先ほどの風邪の表現もそうですが、主に人の感情や体調に関する表現でぶり返すという言葉を使う機会が多いでしょう。

怒りというのは怒りの対象となる人がいて成り立つものです。時には自分の不甲斐なさや、物事の理不尽さに対して怒る事もありますが、ぶり返すという言葉を使う場合の怒りは人への怒りを使う場合がほとんどです。

寒さで使う場合

寒い格好をしていたり、また天候が悪化したり、寒さをより強く感じるような場面に出会う場合に使われます。使い方としては「コートが汚れてしまい、着れなくなり脱いだらより寒さがぶり返した。」や「風が吹いて来て、より寒さがぶり返した。」などと使います。

寒さでぶり返すという言葉を使う場合も、先ほどの怒りと風と同じく、人に対する体や感情について表す言葉となっています。

ぶり返すという言葉と似た意味の言葉について

ぶり返すと似たような意味を持つ言葉でも同じ意味を繰り返したり、またより今の状態より悪くなる事を示していたりします。似た意味でもすべて同じではなく、状況や対象となる事や物で使う言葉が違ってきます。

ぶり返すという言葉自体が体や感情によく使う言葉なので、他の似た言葉でもどういう場面で使うのか、またぶり返すという言葉がふさわしいのか、似た言葉がふさわしいのかを考えて使わないと適切な場面にアンマッチしている言葉になるので注意が必要です。

繰り返すと使う場合

繰り返すという言葉はぶり返すとは違います。繰り返すはほとんど同じ事を続けたいと思いしていることになります。ぶり返すのようにより状況が悪くなるとは限らないので、繰り返すとぶり返すはかなり違う意味の言葉になります。ただ「返す」という言葉が一緒でも同じ意味を持つとは限りません。

繰り返すという言葉を使う場合は、ルーチンワークや同じ言動を繰り返すような場合に使われるので、より状況が悪くなる事はないでしょう。

蒸し返すと使う場合

蒸し返すという言葉を使う場合はより他人の怒りを買い、怒りの感情を強くしたりすることです。また間違った事をしてたくさんの人の反感を買う事も表します。昔の悪い記憶を呼び起こすことにも使われるので、蒸し返すはよいことを表す言葉ではないです。

使い方としては「そのようなことを言って、物事を蒸し返すようなことをするな」や「蒸し返して、状況をこれ以上悪くするな」などと使われます。

ぶり返すの類語って何?

ぶり返すの類語は「悪化」「再発」となります。主に体や病状に対する言葉となります。医師などが患者にぶり返すという言葉は通常は使いません。「これ以上悪化させないように対処します」や「再発を防ぐために、普段から体調の変化があれば言ってください」などと使います。

ぶり返すの類語はほとんど体に関する事になります。ぶり返すという言葉がふさわしくない場所では、悪化や再発と言った言葉を使えば相手にそんなに嫌な印象を与える事はないでしょう。

ぶり返すの敬語はどのような言葉

ぶり返すの敬語はありません。主語や述語に丁寧語を使い、ご自愛という言葉やお大事にという言葉を交えて、相手にぶり返さないでくださいと表現するしかないです。

ぶり返すのぶりは方言からきている言葉なので、現代では標準語となっていますが、逆に地方では使わない言葉になっています。ビジネスシーンでは「これ以上体調を崩されないように、留意してお体をご自愛して、お過ごしください」などと使いましょう。

次のページ:ぶり返すは標準語として扱われるのか?

初回公開日:2018年06月01日

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