「ぶり返す」の意味と使い方・類語・敬語・標準語|繰り返す
更新日:2024年10月30日
ぶり返すは丁寧語なのか?
ぶり返すの敬語がないので、丁寧語ももちろん存在しません。ごぶり返すやおぶり返すなど「ご」や「お」という言葉を付けてもかえって不自然になります。
主語や述語を丁寧語に変換して、また相手の体を思いやる丁寧語を使い、ぶり返すを表現しましょう。丁寧語自体が存在しない場合はどの言葉でも、主語や述語に丁寧語を使い、相手の状態や状況を思いやるような言葉を使うようにしましょう。
ぶり返すは標準語として扱われるのか?
ぶり返す以外でも地方の言葉から、標準語に変わって来た言葉はかなりあります。「まったり」や「何気に」という言葉も地方の言葉から標準語へ変わって来ています。
ぶり返すという言葉は地方の言葉でありながら、長い時を経て標準語へ変わって来ています。ぶり返すの「ぶり」もそうですが、音を表しているような言葉が混じっている場合は、地方の言葉から標準語へ変わっている場合が多いです。
新しい言葉がたくさん生まれて来ているような国は他の国ではあまり見かけません。日本語を学ぶには外国人でも表現の自由度の高い、言葉を理解するような語彙力が必要になります。
ぶり返すは大きく巻き返す事でもある
先ほど繰り返すや蒸し返すという言葉にも触れましたが、ぶり返すという意味に近い言葉もあれば、ぶり返すという意味とは違う意味もありました。
巻き返すとは現在物事がよい状態でなく、無理をしてよくしようとしてる状態を表しており、ぶり返すと近い意味を持つ場合もあります。体の不調などに巻き返すと使う場合は、無理をして治そうとしてる事の意味としても捉える事ができるので、物事でなく体調を表す場合に巻き返すという言葉が使われたら、ぶり返すと同じ意味を持つ場合もあります。
事態がより悪くなる事を示している場合
ぶり返すという意味はほとんどが物事や体調が悪くなっている事を表しています。ぶり返すという表現を使う場合は事態が悪くなっている場合に使うので、無理をして悪くした場合に相手に無理をしている事を伝えるためにも使われます。
もしぶり返すという表現を他人から使われた場合は、周りに迷惑をかけている場合もあるので、今している仕事や周りの状況を考えて物事の改善へ取り組まないといけません。
ぶり返すという言葉を言われている人は、自分の行動を見直す必要があります。
ぶり返すはあまり使わない言葉になる
ぶり返すという言葉は体の不調や、感情のことについて使われます。普段はあまり使わない言葉になります。風邪でもぶり返すような状態になるのはなかなかないことなので、久しぶりにぶり返すという言葉を使うとより深刻な状態になっている事を実感するでしょう。
ぶり返すという言葉を使うのは、目上の人には使わないので親しい仲でもぶり返すという言葉を使わない方が、お互いの関係を良い状態で続ける事ができます。
ぶり返すという言葉は時と場合を考えて使う
学校の友達との仲でも時と場合によってぶり返すという言葉を使わないと、友人関係を悪くする事があります。ぶり返すの「ぶり」はあまり丁寧な言葉ではないので、使う人次第で乱暴な言葉にもなり得ます。
特に上司や取引先の相手や、夫や妻の両親にも時と場合を考えてぶり返すという言葉を使いましょう。ぶり返すという言葉だけでなく、他の言葉でも時と場合を考えて使わないと、お互いの関係を悪くする事もあります。
親しい人との間で使う場合
それこそ子供が風邪を引いて、より悪くしないためにぶり返すから暖かくしていなさいと注意する事もできます。子供のうちから色んな言葉を教える事で大人になり、時と場合により言葉を選べる人になります。
言葉は力があるので人を勇気づけることも可能ですが、またその逆も可能なので、注意が必要です。親しい人にはぶり返すという言葉を使う事は、相手を思いやることになる場合が多いです。
ビジネスシーンで使う場合など
初回公開日:2018年06月01日
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