「気を揉む」の意味と使い方・類語・方言・敬語｜ビジネス
更新日：2024年07月27日
「気を揉む」の意味と使い方・例文
あれこれと心配しすぎたり、気がかりなことがあって気が休まらないという状態のことを「気を揉む」と言います。気を揉む状態が長く続くと体に負担がかかってしまいます。では、気を揉む人にはどのような特徴があるのでしょうか。また、気を揉むとは、言葉としてどのように使うのでしょうか。
気を揉むの例文
上記で述べたとおり、気を揉むの意味は「あれこれと心配すること」です。なので、「子供が遅くまで帰って来なかったので、気を揉む状態が続いた」、「仕事で間違った報告をしてしまったので、相手は今まで気を揉む状態でいた」、「新しい職場には仕事に厳しい人がいると聞いて気を揉んでいる」などと使うことがあります。
「気を揉む」の類語
気を揉むとは「あれこれと心配すること」です。なので、近い意味の言葉には、「焦る」、「いても立ってもいられない」、「気に病む」、「気に引っかかる」、「落ち着かない」などがあります。
「気を揉む」の方言
気を揉むとは心配することです。なので、心配したということを相手に伝えるときに、家族や地元の人たちの間では、「気を揉んだ」と伝えずに方言で心配したと伝えることもあります。
沖縄では心配することを「しわすん」と言います。なので、なかなか家に帰って来なかった子供に対して「うやー、しわするむんやんどー」と「親は心配するでしょう」と伝えたりします。
ビジネスでの「気を揉む」の使い方
ビジネスシーンで「気を揉む」ような場面は意外と多いです。新人に1人で初めて仕事を任せたときには、指導係の先輩は1日中、気を揉んでいます。また、大きな仕事をしていて、結果待ちの状態になってしまうと、できることがなくなってしまい、待つことしかできない状態になるとあれこれと余計なことを考えすぎて、気を揉むようなことになってしまいます。
「気を揉む」の敬語
「気を揉む」はビジネスシーンで使うこともあります。ビジネスシーンで言葉を使うときは敬語を意識しないといけません。相手によっては、言葉遣いを間違えると失礼になってしまうことがあります。
気を揉むの使い分け
「言う」を尊敬語にすると「おっしゃる」、謙譲語にすると「申す」など、言葉の形が変わってしまうことがあります。しかし、気を揉むを謙譲語や尊敬語、丁寧語に使い分けても、「気を揉まれている」のように言葉が変わってしまうわけではありません。
なので、気を揉むという言葉で敬語を意識するのであれば、謙譲語、尊敬語、丁寧語のルールをしっかり理解して使い分けることが重要です。
尊敬語
初回公開日：2018年05月24日
記載されている内容は2018年05月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。