「コアな」ってどんな意味?使い方や類語・例文もあわせて紹介
更新日:2024年10月08日
「コアなってよく聞くけど、どういう意味?」
「コアな人ってどんな人?」
このように思ったことはありませんか?「コアな」という表現をよく耳にします。ところが、「コアな」の意味を正確に知らないため、友達が言っていたことの意図がわからず、困ることもあるのではないでしょうか?
実は「コアな」という言葉には、非常に多くの意味があります。使い方に気を付けないと、良い意味で使ったつもりでも、相手にネガティブに受け取られる可能性もある言葉です。
この記事では「コアな」の意味や使い方や使う時の注意点、類語や対義語などを紹介します。
記事を読んだ後は、「コアな」の意味や用法がわかりますし、相手から「コアですね」と言われた場合も相手がどういう意図でその言葉を使ったのかを推測できるようになるでしょう。
記事を参考にして、プライベートでもビジネスシーンでも使用される「コアな」という言葉を使いこなしましょう。
「コアな」ってどんな意味?
「コアな」とは、「熱心な・徹底した・本格的な」といった意味を表します。 また、物事に対し特別な愛着を持っていることを表すこともありますし、そこから転じて「マニアックな」という意味もあります。
「コア」は英語の「core」をカタカナ表現したものであり、元々の意味は「核・物の中心部・芯」です。語源をさらに遡ると、ラテン語の「cor」となり、「心」を表します。「人の中心は『心』である」と考えると理解しやすいでしょう。
「コアな」の由来
1980年代頃、アイドルが一世を風靡しました。当時、アイドルのファンは非常に熱狂的で、「コアなファン」と表現されるようになりました。ここから、「コアな」という言葉が「熱狂的な」という意味合いを示す用例が多くなったと思われます。
また、アイドルファンの中で情熱とこだわりが強すぎるが過ぎるが故にマイナスイメージが強い、「オタク」と呼ばれる人たちも出現しました。後述しますが、「コアな」という意味合いにマイナス的な意味合いがあるのは、熱狂的過ぎるがゆえにその状態を揶揄している要素があるためとも言えるでしょう。
「コアな」の使い方
「コアな」には「熱心な・熱狂的な」といった意味で使われる時は褒め言葉として使われることもありますが、「マニアックな」という意味で使われる場合もあります。
「コアな」という表現が出てきたら、どちらの意味で使用されているか、前後の文脈で判断しましょう。
「熱狂的な」という意味の場合
「コアな」は、「熱狂的な・熱心な・本格的な」という意味で、「コアなファン」や「コアな趣味」のように使われることが一般的です。また、物事に対し特別な愛着を持っていることを表すこともあります。
「コアなファン」は、特定の物事に対して、流行などに左右されることなく強い情熱を持ち続け、ファンであり続ける人を表します。
同じ意味の言葉では、「熱心なファン」「追っかけ」「大ファン」「熱烈な支持者」「信者」などと言い換えられます。
「マニアックな」という意味の場合
「コアな」が「マニアックな」という意味で使われる場合もあります。
マニアックとは、「あることに異常に熱中し、よく知っているさま」を指します。「熱狂的な」という意味の「コアな」と内容は似ているようにもとらえられます。
人にもよりますが、マニアックと表現されると快く思わない人もいます。例えば、自分の趣味について話してみたところ、「マニアックだね」と表現されるとどのように感じるでしょうか。
マニアックは、語源は中世ラテン語のmaniacus(狂気の)を由来とします。「狂」というイメージがあるため、人によってはあまり好まれません。そのため、「芯、核」に由来がある「コアな」という言い方に置き換えられてきた一面もあるでしょう。
「コアな」の例文4選
「コアな」の例文を詳しく見ていきましょう。一般的に「コアなファン」で使用されることが多く見られますが、それ以外でも様々な使い方があることに気付かれるでしょう。
ぜひ、例文を参考に、「コアな」を使ってみましょう。
①コアなファン
初回公開日:2022年07月22日
記載されている内容は2022年07月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。