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スムースとスムーズはどちらが正しい?意味や使われるシーンを紹介

更新日:2024年01月07日

「スムース」と「スムーズ」の使い分けをご存知でしょうか。本記事では、ビジネスシーンなどでの使用頻度が高い「smooth」について、その発音や意味について紹介しています。さらに、類義語や対義語も紹介しているため、使い分けに迷った時など是非活用してみてください。

「スムース」と「スムーズ」、同じ意味に対して2つの外来語が存在していますが、どのように使い分けをすれば良いか迷ったことはないでしょうか。

フランクな会話であれば、あまり気にする必要もないでしょうが、きちんとした使い分けが必要とされるシーンもあります。

本記事では、「スムース」と「スムーズ」の意味や使い分けをはじめ、なぜこの2つの外来語が生まれたかなどについて説明しています。

この記事では「スムース」と「スムーズ」の類義語や対義語も紹介しているため、うまく使い分けられない場合の手助けになるでしょう。

「スムース」と「スムーズ」はビジネスシーンでもよく使用される単語です。社外の方との交渉やスピーチなど、とっさにこの単語を使用するシーンが訪れる場合もあるでしょう。

そんな時のために、この記事を参考にして、「スムース」と「スムーズ」の使い分けのルールを決めておくようにしましょう。

スムースとスムーズはどちらが正しい?

スムースとスムーズはどちらが正しい?意味や使われるシーンを紹介

たとえば、仕事の進行に支障が出る可能性はあったものの、何事もなく無事に終わった時などに「スムースに仕事が終わった」と言う人もいれば「スムーズに仕事が終わった」という人もいます。

ここでは、同じ意味合いの単語として、語尾が濁音となる「スムーズ」と語尾が清音「スムース」の両方が使われていることになります。この場合、どちらかが正しくて、どちらかが誤りとなってしまうのでしょうか。

今のところ、どちらかが正しくて、どちらかが誤りとなるわけではないようです。両方とも問題がないというのが、使い分けの難しさにも繋がっていると言えるでしょう。

スムースとスムーズの意味は同じなのか

結論どちらも同じ意味合いで、どちらを使っても問題はないということになります。

次に、英語の「smooth」は、日本語の意味に加えて、(表面などの)滑らかさ、口当たりの良さという意味も含まれていました。

「スムース」や「スムーズ」という単語は、日本語の意味だけでなく、英語の意味も含んだ形で使われている場合が多いため、この意味合いでも「スムース」と「スムーズ」のどちらを使っても誤りではないと言えるでしょう。

スムースとスムーズの表記について

一般的に、「スムーズな車の流れ」「スムーズな会議の進行」というように、「スムーズ」を形容動詞として使用する場合の表記は、濁音となる「スムーズ」が使用されるケースが多いようです。

そして、円滑な流れという意味の「スムース・フロー」、滑らかな状態という意味の「スムース・コンディション」といった、後に単語が続く場合は、清音となる「スムース」が使用されるケースが多いでしょう。

しかしながら、これは絶対のルールではありません。ここでは、新聞や辞書ではどのように表記されているかを見て行きましょう。

新聞での表記

新聞での表記は、新聞ごとの表記ゆれを少なくするために、外来語(カタカナ)表記ガイドラインや記者ハンドブックといったルールブックに基づいています。

また、新聞では読者から表記に対する疑問を受けることもあり、しっかりと対応するためにも、このルールブックの存在は重要です。

このルールブックでは、推奨表記として「スムーズ」、原則使用しない表記として「スムース」と説明されています。

しかしながら、「推奨表記」や「原則使用しない」という説明に鑑みれば、絶対のルールというわけではないでしょう。

あくまでも、「強いて優先順位を決めるのであればこちらが良い」というレベルのものと理解しておきましょう。

辞書での優先順位

ネットの国語辞書で「スムース」を検索すると、ほとんどの場合「スムーズ」を参照するように指示されています。

「スムース」が掲載されていない辞書も見受けられます。

しかしながら、語尾が清音か濁音かといった表記のゆれや、語形のゆれのある外来語については、文化庁の国語施策・日本語教育の審議でも、いまだに統一されていません。

そのため、ここでも「強いて優先順位を決めるのであればどちらか」というレベルでの理解となるでしょう。

スムースとスムーズの正しい発音について

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初回公開日:2022年10月03日

記載されている内容は2022年10月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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