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スーツのポケットの名称・ポケットの使い方のポイントとマナー

初回公開日:2017年11月14日

更新日:2020年03月09日

記載されている内容は2017年11月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

スーツに付いているたくさんのポケット。使用したことがないけれど、ジャケットの中についているポケットなど、それぞれにどのような用途があるのか誰しも気になったことはあるのではないでしょうか。今回はスーツにおける各種ポケットの使い方やマナーをご紹介させて頂きます。

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スーツのポケットの種類

スーツに付いているたくさんのポケットです。使用したことがないけれど、ジャケットの中についているポケットなど、それぞれにどのような用途があるのか誰しも気になったことはあるのではないでしょうか。今回はスーツにおける各種ポケットの使い方やマナーをご紹介させて頂きます。ポケットを有効活用し、スタイリッシュにスーツを着こなしてみましょう。

スーツのオシャレ担当!胸ポケット

まずは特に目につきやすいところからいきましょう。スーツの外側、胸部にあるのが『胸ポケット』です。こちらはポケットチーフを入れる場所とされています。なお、ポケットチーフはファッションの一つとして使用されますので、基本的に胸ポケットもファッションとしての用途となります。

人によってはペンなどを入れる人がいますが、実はNGです。スーツは体系にフィットするように綿密に設計されているため、硬いものや大きなものを入れてしまうと、形が崩れたりフィット感が無くなってしまいます。他の人から特に目につきやすいスーツの部分でもありますので身だしなみの面からもお気をつけください。

ポケットチーフの歴史と効果!

『ポケットチーフ』は実は和製英語で、正式には『ハンカチーフ』といいます。元々『ハンカチーフ』は中世の欧州で主に二つの意味合いで使用されていました。一つ目は、日常的な場面で手や顔を拭くための使用です。こちらは現代の日本でのハンカチの使用用途と同じでしょう。そして二つ目は、婚約のために渡すもの、親から受け継ぐものとしての意味合いです。

15世紀のフランスで船長が『ハンカチーフ』を肩飾りに利用するようになったころから、ファッションとしての利用が始まったとされています。実は日本でも、江戸時代に町人が帯に手拭いを挟むことが流行化したことが同様の文化と言われています。

そして、現代のポケットチーフを利用することによる効果としては、「胸元に注意を引きつけオシャレさを演出できる」「スーツ全体にバランス感を与える」「スーツの印象に華やかさを加える」という上記の三つがあるとされています。

スーツといったら!腰ポケット

ジャケット外側の腰部にあるのが『腰ポケット』です。『サイドポケット』とも言われており、基本的には左右二箇所に付いています。スーツを着用している際、手が塞がった時にものを入れやすい位置にありますが要注意です。詳細に関しては「スーツのポケット使い方のマナー」でご説明します。これは紳士用スーツだけでなく、高校などのブレザーでも同様です。

そして、ジャケットによっては腰ポケットが斜めについている『スラントポケット』と呼ばれるものもあります。こちらはイギリスの単価の高めなスーツによく見られます。他にも複数種類存在しています。今回は比較的メジャーな六種類の腰ポケットをご紹介いたしますので、各種腰ポケットの詳細は下記をご参照ください。

各種腰ポケットのご紹介

◯フラップポケット
トラディショナルスーツの定番。元々雨や埃がポケットの中に入るのを防ぐために、フラップがついているデザインです。日本では雨蓋ポケットとも呼ばれています。

◯チェンジポケット
多くの場合、腰ポケットの上部にもう一つ付いている小さなポケットです。元来、このポケットには小銭(チェンジ)を入れていたことが名前の由来になっています。目線が上にいくことで身長が高く見える効果もありますので、現在は高身長に見えるようなデザインとして取り入れられています。

◯玉緑ポケット
こちらのポケットにはフラップがついていません。上下が縁取られており、公式的な腰ポケットといわれています。

◯パッチポケット
外側からまるで別布を貼り付けたかのような形のデザインのポケットです。アウトポケットと同じく腰ポケットの中ではかなりカジュアルなため、ブレザーやカジュアルなスーツジャケットなどによく使われています。

◯スラントポケット
ポケットが斜めになっているポケットです。元来、乗馬をする際にポケットに手を入れやすいようにデザインされました。斜めになっていることからシャープなシルエットになり着やせ効果があります。

◯ウェルトポケット
スラントポケットと比較して、このウェルトポケットは胸ポケットと同じく平行についています。礼服や背広などに使われることが多いです。

スーツ時のメイン収納!内ポケット

ジャケット内側の胸部左右にあるのが『内ポケット』です。スーツの中でかなり実用性が高いポケットであり、持ち物を入れる大半の場合はこの内ポケットが利用されます。

バッグを持っている場合、本来持ち物はバッグに入れるのがふさわしいとされています。しかし、「ちょっとコンビニに買い物に行く」「トイレに行く」「昼食を食べに行く」など、常にバッグを持ち歩いているとは限らないでしょう。

そこで、スーツを着用しており、バッグを持っていない場合にはこの『内ポケット』をぜひ活用してみてください。利用されたことがある人で在ればお分かりのとおり、スーツのポケットの中でも比較的許容量が大きいポケットとなっています。したがって、名刺入れや長財布程度であればスーツの型崩れへの影響も小さいため、特に問題なく入れることができます。

ただし、幅が1cmを超えるようなものを入れると着膨れしてしまい胸元のフィット感を損なう影響があるので気をつけましょう。

ペンを入れるならここ!ペンポケット

『内ポケット』と同じくジャケット内側の胸部にある細いポケットが『ペンポケット』です。名前のとおりにペンを入れるために利用されます。打ち合わせ以外の場合でも、ボールペンとメモ帳を入れておけばとっさのメモ対応でも問題ありません。スーツによっては、ペンが一本入るサイズのペンポケットの場合と、内ポケットと同程度のサイズの場合があります。サイズを見ながら使い分けて見てください。

ただし、どちらにせよペンのクリップ部分によって生地が多少痛む可能性はあります。365日常に出し入れするほどの使用頻度でなければ特に問題はありませんが、どんなスーツでも定期的に修繕は必要ですので、お近くのスーツ屋さんに持っていくなど状況を判断しながらご利用ください。

そして、ペンポケットはペンを入れておくのに便利とは言いましたが、内ポケットと重なっているものが多いため、あまりものを入れ過ぎてはこちらもスーツの着膨れの原因になります。基本的に物の入れすぎに気をつけながら、ペンはペンポケット、他の物を入れたい場合には内ポケットを利用しましょう。

タバコ専用!シガーポケット

ジャケット内側の下の方にあるのが『シガーポケット』です。「シガー(cigar)」とは日本語訳では「タバコ」という意味であり、このシガーポケットはタバコを入れるために作られました。昔は懐中時計を入れるためにも使われていました。小さくて軽いものを入れる場合は汎用性が高く利用されています。

ワイシャツの胸ポケットやパンツポケットにタバコを入れて持ち歩く人が非常に多いのですが、着膨れの原因になりますのでやめましょう。ワイシャツのポケットにタバコを入れるとジャケットの片方の胸元が膨れてしまいバランスを損なう原因になります。

また、パンツポケットに入れた場合、タバコの形が浮き上がってしまい見栄えが悪くなります。このような理由から、タバコを持ち歩く場合にはバッグもしくはシガーポケットに入れることをオススメします。ただし、シガーポケットにはフタがついていないことが多いため、タバコをはじめとした入れている物を落とさないようにご注意ください。

チケットポケット

ジャケット内側の左裏地見返し部分についているのが『チケットポケット』です。乗車券や定期券などを入れるためにあります。

切符は小さいものが多いため無くしてしまうことも多々あるのではないでしょうか。かといって、バッグの中に入れておこうとしても、電車やバスなどの場合、乗車時/降車時にいちいちチケットを出し入れしている余裕はありません。繁忙期の満員電車利用時にはなおさらです。そんな時はスーツのチケットポケットを活用できればスムーズに出し入れできるので便利です。

そして、このチケットポケットの活用方法はこれだけではありません。応用として、「名刺を貰ったけれど、つい名刺入れを忘れてきてしまった」そんな時は無くさないように一時的に入れておくという活用方法があります。ジャケットによってはこのチケットポケットがついていない場合もありますので、シガーポケットで代用することも可能です。

パンツポケット

パンツ前側左右についているのが『パンツポケット』です。常に手元にあるためついついスマートフォンや名刺入れを入れてしまいがちですが、あくまでもパンツポケットは飾りです。ものを入れないのが基本です。きちんと着こなせばシルエットが美しく見えます。

ちなみに、パンツポケットの内側についている小さなポケットは『コインポケット』と呼ばれており、小銭入れ用に作られたのが始めとなっています。ポケットに利用されている生地の多くは「スレキ」と呼ばれており、元々硬貨のような金属には強くありません。そこで耐久性を考慮して作られました。

なお、パンツの後ろ側についているポケットは『ピスポケット』と呼ばれており、これは『パンツポケット』とはまた別の種類のポケットになります。

知らなきゃ恥をかく!?スーツポケットの使い方のマナー

腰ポケットとパンツポケットにものは入れない

原則としてどちらのポケットも物を入れるのは厳禁です。スーツの腰ポケットとパンツポケットはとても利用のしやすい手元の位置にありますので要注意です。型崩れの原因や、何よりシルエットが崩れてしまいます。場合によっては胴回りが着膨れして見えてしまいます。スタイリッシュに着こなし大人な男性に見えるようにするためにも、特に腰ポケットとパンツポケットには物を入れないように注意してください。

持ち運びを便利にしたい場合は

腰ポケットとパンツポケットに物を入れられず、バッグを持ち歩いていない場合にはどのようにすれば良いのでしょうか。手で持つこともできますが、手が塞がってしまっては何かと行動をする際に不便になってしまいます。そこで、手を塞がないために持ち物を入れたい時には、着膨れせず容量が大きい内ポケットをオススメします。

パンツポケットは原則としてスーツの飾りだと考えていただいて大丈夫です。そして、パンツポケットにものをいれてしまうと、センタープレス(パンツの腰元から足元に走る折り目)が圧迫によって消えてしまう原因にもなりますので気をつけてください。

なお、センタープレスが消えかけてきたらアイロンなどで再度折り目をつけると良いでしょう。

屋内では腰ポケットのフラップをポケットの内側に

『フラップ』って何?

ジャケットのサイドポケットについているフタのことです。日本語では雨蓋と呼ばれており、外出時に雨や砂、埃がポケット内に入らないように作られました。もともとスーツは軍服を起源とする仕事着です。その名残で機能性としての仕様が残されているのでしょう。また、腰ポケットの種類によってはこのフラップがないものもありますので、注意して見てみると興味深いでしょう。

フラップは入れておくのが正しいのか、出しておくのが正しいのか。一度は考えたことがあるのではないでしょうか。街中で見ていると多くの人はスーツのフラップを入れっぱなしにしていますが、これは正解です。

「屋外ではフラップを出し、屋内ではフラップを入れる。」というのが基本的なマナーです。さきほどもご説明したとおり、フラップは砂や埃がポケットの中に入らないようにするために利用されます。したがって、それに該当しなければフラップを出しておく必要はありません。

とはいうものの

スーツを日常的に着用している人でも、フラップの出し入れを常に意識している人はごく僅かの人であるため、特に気にし過ぎる必要はありません。人によってはフラップの片方は出ているにもかかわらず片方は入っている人、フラップの一枚の内半分だけ折り曲がって出ている人もいますがそれらは論外です。左右対称にすることによりスーツの見栄えが良くなるのは言うまでもないでしょう。

ちなみに、屋外で開催されるスーツ着用のパーティーなど、フォーマルな場面では例外としてフラップを中にしまいます。また、仕事の打ち合わせなども室内で行われることが多いでしょうし、場合によって出すべきか入れるべきか悩んだ際には入れておくと心配ないでしょう。

面接の際は腰ポケットのフラップをポケットの内側に

では就職活動など面接の場合にはどのようにしたらよいでしょうか。先に答えを言うと、面接でも上記で説明したマナーと変わりはありません。「屋外では出す、屋内では入れる」これを徹底してください。

面接は短くて5分、長くて30分と言うところでしょうか。面接官はあなたのことを見極めるために、言葉遣いや所作、話を見聞きしていきます。短時間で、ES(エントリーシート)ではわからない人となりなど、できるだけ多くの情報を獲得する必要があります。そして、面接官にとってノンバーバルコミュニケーションはその際たる例です。

したがって、言葉以外の始めの印象があなたを判断する大きなポイントとなります。基本的なビジネスマナーをしっかりと行い、小さなポイントであったとしても確実に評価してもらいましょう。基本的に面接は屋内で行われますが、「会社の屋上、テラス」などは屋外と判断されますのでその場合はフラップを入れるようにしてください。

マメな行動が評価される!

先ほどもお伝えしたとおりにスーツを着慣れている人にとっては、いちいちフラップを出し入れする行動は面倒だとされています。多くがそのように考える中で、あなただけきちんとフラップの出し入れをして入れば、「この人は小さなことにでも面倒くさがらず取り組むことができるマメな人だ」と感じてもらえるでしょう。

そして、面接のみならず、真面目で約束を守るような人に対しては信用して仕事を任せられます。入社後も上司から仕事をお願いされやすい関係になる可能性は高いです。

大げさではありますが、フラップの出し入れ一つで人生が変化することもあるという話です。基本的に人間というのは言葉でどれだけ偽ったとしても、行動が全てを物語ってしまいます。面接官は言葉以外の部分も見ていますので、面接時には自分の所作やスーツの着こなしを改めて振り返ってみると良いでしょう。

スーツの着こなし共通ルール!ポケットにものを入れ過ぎない

各種ポケットの紹介で何度もご説明したとおりです。スーツにはたくさんのポケットがついていますが、基本的に使用してもいいのは内ポケットだけ。そして、仮に物を入れたとしても入れ過ぎには注意です。理由としては「スーツの型崩れ」と「シルエットの崩れ」の二つがあります。

着膨れしていたり、物の入れすぎが習慣化して形が変形してしまっていては、せっかくのスーツも台無しです。スーツはそのサイズの体にちょうど良くフィットするように設計して作られています。その人の全身のサイズに合わせて寸法から作成していくオーダーメイドスーツも、市販の統一モデルのスーツも変わりありません。

自分の着こなしもそうですが、作った人への感謝の気持ちも込めて、必要な持ち物はバッグにしまいスタイリッシュにスーツを着こなしましょう。

スーツを着こなし素敵な男性に!

今回ご紹介した内容のポイント大きく三つ。「各種ポケットの機能を使い分けること」「基本的に物を入れてもいいのは内ポケットのみ」「ものを入れ過ぎはスーツの型崩れに繋がるので厳禁」どれも特に難しいことではありません。上記三点に気をつけてスーツをスタイリッシュに着こなし、素敵な男性を目指しましょう。

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