「お大事になさってください」の使い方と例文・メール/手紙の例
更新日:2024年07月11日
理由別「お大事になさってください」の使い方
ビジネスでも日常会話でも、相手をいたわって「お大事になさってください」と一言添え得ることはよくあります。その場ぼ雰囲気でなんとなく言葉に出していますが、具体的にどのような場面で「お大事になさってください」というべきなのでしょうか。
「お大事になさってください」のワードを使ってどのような気持ちで発言するべきなのかを今一度考えてみましょう。
入院
「お大事になさってください」のお大事には早く快復してくださいという相手の体調を気にかける挨拶表現の一つです。病院でかけられるお大事には、「お身体が大事に至りませんようご自愛ください」の略で、早く病気が治りますようにという願いが込められた言葉です。
お見舞いに行ったときにはお大事に、のほうが親しみが込められていると取ってもらえますが、手紙の場合はそうはいきません。すこし、寂しい印象を与えますので、遠方で直接見舞いにいけない場合には、手紙に一言「お大事になさってください」と添えるほうがよりあなたの相手を想う気持ちが伝わることでしょう。
お見舞いの際には、病状と本人の性格を考えて直接向かうべきか、手紙にするべきかを判断しましょう。
病気
病気や事故は何の前触れもなく発生することもありますから、病気になった人に対してどのような言葉をかけていいのか悩んでしまいます。不運な出来事にさらに悲しい思いを相手にさせないためにも言葉は慎重に選びましょう。
親戚などにはお怪我の具合はいかがでしょうかなど少し距離感がある言葉で相手を励ましながら近況報告などを交えて気持ちをほぐしてあげるといいでしょう。友人など親しい間柄には、去り際に、「お大事になさってください」と一言添えるだけで問題ないでしょう。
「お大事になさってください」でなくても、お大事に、とフラットな言いかえにしてみると、またそのうちねと日常生活のあいさつのように聞こえて相手にとってうれしい言葉になるでしょう。
風邪
病院で診察が終わった後、必ずお医者さんは「お大事になさってください」とおっしゃってくれます。お医者さん側も何回も来てくれれば保険点数を稼げてうれしいでしょうが、一番は患者さんが治ってくれることです。
お店のようにまたお待ちしております、なんて言葉は言えませんし、友人のようにまた今度なんてフランクな言葉を使う事はどうも不自然です。だからといって何も言わずに送り出すのも不自然に感じるので、「お大事になさってください」とか、「どうぞお大事に」と送り出してくれます。
風邪は誰でも引きやすい病気ですから「お大事になさってください」と注意喚起の意味合いもあることでしょう。
怪我
怪我などをされて入院した際には、回復に向かう頃にお見舞いに行くのがいいでしょう。スポーツの試合中にけがをしたなどの際には、結果報告など相手が気になる情報がある場合には、けがをした直後でも問題ないでしょう。
怪我をしたということは今までしてきた日常生活がス有数することになります。なるべく本人の不安要素を取り除くような働きを周りがしてくれれば怪我をしたした本人も前向きにとらえることができるでしょう。
通院など、比較的軽度の際には、普通に接してあるほうが良いでしょう。変に「お大事になさってください」など言おうものなら悪くもないのに、他人から見たら相当ひどい状態なのかと勘繰ってしまいます。
手術
大きな病気や怪我をした際にはとても気持ちが揺らぎますので、できるだけ面会に出向いてあげましょう。入院中の面会には少しルールがあります。きっちり決まったものはありませんが、原則午前中は避けましょう。検査などが行われることが多いためです。
面会時間は、昼食後の午後2:00~3:00頃が良いでしょう。相手に負担になりますし、大部屋の場合は他の患者さんに迷惑が掛かることもありますので、約20分程度の滞在にしましょう。
面会が難しい場合には、色紙などに寄せ書きをしましょう。一番大きな文字には相手を思いやる言葉を、コメント欄に「お大事になさってください」と書いておくのが良いでしょう。
体調不良
勤務中に体調不良を起こしてしまった人にかける言葉として、「お大事になさってください」というのがよいでしょう。お客様や上司に対して、お大事にでは少し乱暴に聞こえてしまいますので、「お大事になさってください」もしくは、どうぞや、くれぐれもという言葉を付け加えましょう。
あなたが体調不良を起こして、「お大事になさってください」と誰からか言われたら、はい、そうしまと答えるより、ありがとうございますや、お気遣いありがとうございますと返答してみましょう。
なにか事前に約束をしていて、直前に体調不良を訴えられた場合には、業務の話はしないで、相手を思いやる言葉のみを打ち込むのが無難です。
まくらことば
「お大事になさってください」のまえに、どうぞ、くれぐれも、とクッション言葉を置くことがあります。これには特に理由はなく、個人の裁量に任されているところがあります。
手紙や、メールの際にはお大事にでは、感情が伝わりませんし、「お大事になさってください」ではどうも事務的に聞こえてしまうと感じる際に、「お大事になさってください」の言葉のはじめか、最後に何かしらをクッション言葉をそえることで相手を思いやる気持ちを表す際に使います。
かしこまった敬語のように決まった言葉はなく思いついたものを「お大事になさってください」の言葉に添えておけば問題はありません。
相手別「お大事になさってください」の使い方のポイント
「お大事になさってください」の言葉の仲間にお大事にとかご自愛くださいという言葉がありますが、言葉をおくる相手によっては、大変失礼にあたることがあります。
ここでは、どのような「お大事になさってください」を使うのが相手に失礼のない形で、飼う服を願う事になるのかを解説していきます。ビジネスの場では、取り返しのないことになりかねませんのでしっかり確認していきましょう。
初回公開日:2017年12月28日
記載されている内容は2017年12月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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