実習のお礼状の書き方や例文|封筒/便箋/はがき・時候の挨拶の例文
更新日:2024年07月07日
・日付
縦書きの場合は、漢数字で年号から書きます。横書きの場合は、事務的な内容ではないので年号は省略し、月日だけでも構いません。
・署名
大学名・学部・学科・差出人(お礼状を書いた本人)の名前をフルネームで書きましょう。
・宛名
企業および病院名、学校名・部署名・敬称付きフルネームを、本文の字の大きさよりも大きく最上段から書きましょう。
病院実習のお礼状を出すときの書き方は!
お礼状の相手を病院と書く場合、敬語表現に直すときは貴院または貴医院と書きます。実習中、関わった全職員や患者様から教わったこと、将来への決意などを感謝の気持ちとともに書くと良いでしょう。
お礼状を出した相手が医師であるならば、敬称は先生になります。
保育園実習のお礼状の書き方!
お礼状の相手を保育園とするならば、敬語表現に直すときは貴園と書きます。保育実習では、保育園で実際に働いている保育士の方をはじめ園長先生の指導のもと行われ、保育園で実際に働いておられる方全員にお世話になります。
宛名を書く際園の責任者である園長先生宛てに書くのが普通ですが、他の職員の方達にも送りたいということであれば、「園長先生 職員の皆様方」と書くと良いでしょう。
栄養士の実習のお礼状の書き方!
栄養士の実習先には病院や小学校、福祉施設などさまざまな場所があります。病院は先にも記したとおり敬語表現に直して書くと貴院となります。小学校を敬語表現に直して書くと貴校となり、福祉施設は貴施設となります。
ここでも、お礼状本文では、実習中にあったことで心に残ったこと、将来への決意などを書くと良いでしょう。他に実習先で学んだことなども、お礼状に書くと良いです。
時候の挨拶って?
時候の挨拶とは、季節や天候に応じた季節感を表す言葉であり、頭語の後に続く礼儀文です。
時候の挨拶とその後に続く、安否を尋ねる挨拶とひとくくりに書くことによって、より表現しやすくすっきりとした文章になります。
そもそもなぜ手紙に時候の挨拶を含めるのでしょうか。例えば挨拶がはじめにある手紙では、手紙の受け取る側のことを気遣うような気持ちが添えられているような感じがします。四季折々の挨拶を文頭に取り入れた方がこちらの話を聞いていただくためのクッションのようなものとすることができるでしょう。
ここでは、8月、9月、10月に使用することのできる時候の挨拶の例文を紹介します。
8月に使える時候の挨拶
8月(葉月)に使える時候の挨拶の例として、晩暑、晩夏、残夏、処暑、暮夏、暁夏、残炎、早涼、新涼、秋暑、納涼、初秋、立秋という言葉が使われます。これらの言葉を使う際には、「〜の候」「〜のみぎり」「〜の折」といった言葉のいずれかを繋ぐ必要があります。
また、「残暑厳しき折」「残暑凌ぎ難き候」「降るような蝉しぐれ」「朝夕涼味を覚える頃」「土用明けの暑さ一段と厳しき折から」「秋風の訪れる窓」「空高く澄み渡り」などと言った時候の挨拶を使用することもできます。
8月に使える時候の挨拶+安否の挨拶の例文
「残暑の候、貴社ますますご隆盛のことと大慶に存じます」「残暑厳しき折、ご家族の皆さまにおかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます」といった文章を使用することができます。
改まった手紙に適した時候の挨拶なので、実習のお礼状を書くときに使用することができます。
9月に使える時候の挨拶
9月(長月)に使用できる時候の挨拶の例として、初秋、早秋、爽秋、孟秋、仲秋、秋冷、秋分、秋涼、秋露、秋色、早涼、清涼、新涼、野分、白露という言葉が使われます。またこの言葉を使用する際も、「〜の候」「〜のみぎり」「〜の折」といった言葉をいずれかを繋げる必要があります。
また、「新秋快適の候」「二百十日もことなく過ぎ」「残暑去り難く」「秋色次第に濃く」「爽やかな季節を迎え」などと言った時候の挨拶を使用することができます。
9月に使える時候の挨拶+安否の挨拶の例文
「初秋の候、皆々さまにおかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」「新秋快適の候、皆さまにますますご活躍のことと拝察しております」といった文章を使用することができます。
これらもまた、改まった手紙に適した時候の挨拶と安否の挨拶の組み合わせの例文なので、実習のお礼状を書く際に使用することができます。
初回公開日:2017年10月25日
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