斜線の引き方・斜線の正しい向き・ワードのセルに斜線を引く方法
更新日:2024年06月24日
以上をまとめますと、「簿記」や「帳簿」といった「統計などの重要な情報を総じて書き記す」書類も「一般書類」も、「斜線」を引く時には「右上から左下」の引き方で良いでしょう。
Wordのセルに斜線を引く方法!
インターネットやパソコン上で使用できるアプリケーション「Word(ワード)」ですが、「Word」では「文字や数字記号の入力」をして「書類作成」などが行えます。
「文字などを入力して文書作成をできる」ということは、その中で「修正を要する部分」が出てくる可能性もあります。「Word」上で「修正部分」が生じた時には、どのように「斜線」を引けば良いのかをご紹介していきます。
Wordのセルに「斜線」を引く方法
Word2013での方法になります。
①斜線を引きたいセル(入力画面上にある複数の四角)をクリックします。
※マウスポインターが矢印の形をしている時にクリックする
②ホームをクリックします。
③罫線の▼をクリックします。
④線種とページ罫線と網かけの設定をクリックします。
⑤罫線タブをクリックして、次項目を指定した後、OKをクリックします。
⑥種類ボックスから、任意の線を選びます。
⑦プレビュー欄から任意の斜線(右下がりor右上がり)を選びます。
⑧設定対象ボックスからセルを選択します。
※プレビューで線の確認もする
⑨罫線タブをクリックして、各項目を指定した後、OKをクリックします。
以上の操作で、Wordのセルに「斜線」を引くことができます。手数が多い印象ですが、何度か「斜線を引く手順」を行うことで、そのうち慣れてくるでしょう。
セルの「斜線」は「左上から右下」?
抹消する箇所がエクセルやスプレッドシートのセルであった場合、「左上から右下」に向けて引くのが基本です。「空白線」を引く場合も、「左上から右下」と言われています。「右上から左下」が常識とされているのに、コンピューター上では「左上から右下」が基本になっているのは、コンピューターシステム上「左上から右下の斜線しかできなかった」からだと考えられます。
現代は「右上から左下」の「斜線」も引くことができるため、「右上から左下」でも良いです。校正や余白線において、大事なことは「それは消すものであることを示すこと」であり、「斜線の向き」ではないと言われています。結局は「向きはどちらでも良い」ということですが、多くの場合は「右上から左下」の引き方をされることが多いです。
斜線付きの0はどうやって入力する?その方法とは
「斜線」が付いた「0」は、通常の入力では出てきません。スマートフォンなど携帯型の端末で入力することは難しいのですが、パソコンやパソコン同様に使えるiPadでは「0」に「斜線」を付けることができます。少々手間とも言えますが、その方法をご紹介します。
フォント変更を利用する
「0」を入力して、フォントを「Consolas」に変更すると「0」に「斜線」が付きます。「斜線入り0」は「左上から右下」に引くことが一般的で、「0」の中に「斜線」が収まっていることが特徴です。「0」の線から、「斜線」が突き抜けるように出ることはありません。
「O(オー)」と「0(ゼロ)」はどちらも斜線を付けた文字が存在しますが、区別は「斜線入りO」は「Oから斜線が突き抜けるように出る」が、「斜線入り0」は「0から斜線が突き抜けるように出ない」点でできます。
斜線が入った文字がある?その名称は!
「斜線」が入った文字は、「斜線入り0」だけではありません。日本では馴染みのないものが多いとされますが、世界の文字を見ると「斜線入り」な文字をいくつか発見することができます。では、それはどのような文字なのか。ご紹介していきます。
Ø
「Ø」は、アルファベット「O」に「ストローク」という「斜線」が付いた文字です。小文字では、「ø」になります。「ストローク」とは「必ず文字に付けて使用する斜線」のことで、単独で用いられることはありません。名称は、英名で「ストローク付きオー」または「スラッシュ付きオー」と呼ばれます。
使用される言語圏は、デンマーク語・ノルウェー語・フェロー語・南部サーミ語です。ラテン文字であり、国際音声記号でもあります。発音は「オ」と「エ」寄り中間くらいの音で、どちらかと言えば「エ」寄りな感じです。
入力方法ですが、変換には出てこないため、IMEパッドの文字一覧を利用します。「右クリック→IMEを開く→ひらがな入力で0を入力→F5を押す→文字一覧にØが表示されるのでクリック→先ほど入力した0が残っているので消す」の手順で完了です。小文字入力は、文字一覧「Ø」の2つ下にいます。
ł
「ł」は小文字で、大文字では「Ł」と表記します。これは「L」に「クレスカ」と呼ばれる「短めの斜線」を付けた文字で、ポーランド語においてラテン文字と共に使用されています。名称は「エウ(eł)」と言い、カシューブ語・ソルブ語・ベラルーシ語におけるラテン文字の表記法(Łacinka)でも用いられています。パソコンにおける入力方法は、以下の通りです。
「ひらがな入力でL(画面上では小文字の状態)を入力→F5を押す→左側にある文字カテゴリフォルダの中からラテン拡張Aを選択→U+0140の2にあるłをクリック→先ほど入力したLを消す」の手順で完了です。大文字「Ł」は、文字一覧「ł」のすぐ左にいます。
初回公開日:2018年04月18日
記載されている内容は2018年04月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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