斜線の引き方・斜線の正しい向き・ワードのセルに斜線を引く方法
更新日:2024年06月24日
ð
「ð」は「Ð」の小文字バージョンで、名称は「エズ」です。アイスランド語やフェロー語で使用されており、国際音声記号では「有声歯摩擦音」を表す文字として用いられています。パソコンにおける入力方法は、以下の通りです。
「ひらがな入力でD(画面上では小文字の状態)を入力→F5を押す→左側にある文字カテゴリフォルダの中からラテン1補助を選択→U+00F0の0にあるðをクリック→先ほど入力したDを消す」の手順で完了です。大文字「Ð」は、文字一覧「ð」の2つ上にいます。
Ⱥ
「A」に「斜線」を付けたような文字ですが、これはサーニッチ語で見かける表記になります。サーニッチ語とは、北アメリカ州の先住民族であるサーニッチが使用するセイリッシュ語族の言語で、小文字s以外は全て大文字表記するそうです。パソコンにおける入力方法は、以下の通りです。
「ひらがな入力で、えーと入力→F5を押す→左側にある文字カテゴリフォルダの中からラテン拡張Bを選択→ U+0230のAにあるȺをクリック→先ほど入力した、えーを消す」の手順で入力できます。
Ⱦ
「Ⱥ」と同様、サーニッチ語です。「Ⱥ」の手順で「ラテン拡張B」のフォルダを選択し、「U+0230のE」を見ると「Ⱦ」がいますので、クリックすると入力されます。「えー」などIMEを出すために入力した文字は不要なら消しましょう。
付け足しの知識ですが、ラテン拡張Bのフォルダを選択し、U+0240の6を見ると「斜線入りE」がいます。他にもいろんな特殊文字・特殊記号などがあるため、暇つぶしにでも見てみると、入力に役立ちそうな発見があります。
斜線が入った記号の名称は?
「斜線」が入った記号を、見たことはありますか。それら記号には名称があるため、ご紹介します。
≠
「斜線」が付いた「=」である「≠」の名称は、「ノットイコール」です。パソコンだけでなく、スマートフォンでも「ノットイコール」と入力すると「≠」が出てきます。「右上から左下」への斜線が正しいとされているため、手書きの際は「右上から左下」に引きましょう。
∅
「∅」は、「空集合」を意味する記号です。「∅」自体に名称があるわけではないため、「空集合の記号」と呼んだりします。「空集合」というのは「要素を一切持たない集合」のことで、「公理として存在仮定される場合」と「他公理から存在が導かれる場合」があるそうです。「∅」は主にノルウェー語で使用され、「Ø」に由来すると記号だと言われています。
斜線と間違えやすい英数記号とは?
「斜線」は書き方により、別の英数記号に間違われることがあります。また、記号との関係性においては、区別の仕方が分からない方も少なくないそうです。間違われやすい英数字と、区別が分かりにくい記号との違いをご紹介していきます。
1
「文字修正」のように「文字の上に斜線を引く」場合は間違える率は0に近いと言えますが、「余白線」としての「斜線」では「斜め具合が小さい」と「1」に見える可能性があります。「斜線」が垂直寄りにならないよう、気を付けましょう。
Iとl
「Iとl」コンピューター的文字ではどちらも同じに見えますが、左側「I」は「アルファベット大文字のアイ」、右側「l」は「アルファベット小文字のエル」です。これらも「1」と同様に、「斜線の斜め具合が小さい」と間違われやすい文字になります。
初回公開日:2018年04月18日
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