管理不行き届きとは?管理不行き届きの始末書|お詫びの仕方・例文
更新日:2024年08月24日
実際に組織や会社に所属するようになり、管理する立場になった際、部下がミスをしても自分の責任となります。部下の仕事の管理が出来ていない、把握しきれていなかったとして、多くが上司の責任となり、ミスをした当事者でなくとも、管理不行き届きにより物事にミスが生じたとし、始末書を書く場面もあります。
そういった際の始末書について説明します。
始末書とは何をかけば良いの?
まずは始末書を提出するうえで、必要な項目をチェックします。必要な項目をおさえ、その項目にそって、分かりやすく詳しく簡潔に書きます。
詳しく簡潔にとは矛盾しているように聞こえますが、何があったかどうして起きたのかなどがダラダラと一文で書かれていては、始末書を受け取る側も理解しにくいです。箇条書きとまではいきませんが、項目ごとに明記することで理解はぐっと高まります。始末書は社内で提出をする社内文書です。お詫び文とは違います。
始末書を書くうえで必要な項目をチェックしよう
【必要な主な項目】
①始末書を提出する年月日
②始末書を提出する先の名前
③始末書を提出する者の名前
④始末書のタイトル
⑤ミスやトラブルの詳細
⑥ミスやトラブルの原因
⑦ミスやトラブルに対しての反省
⑧再発防止策
①始末書を提出する年月日
提出する年月日を書きます。平成○○年○○月○○日
②始末書を提出する先の名前
同じ社内なので、社名はなしで部署や役職がある場合は名前の前に書きます。
③始末書を提出する者の名前
自分になります。同じ社内なので、社名はなしで部署や役職がある場合は名前の前に書きます。
④始末書のタイトル
生じた出来事を○○として、「○○に対しての始末書」が望ましいです。社内でテンプレートがある場合には「始末書」のみを書くようになっている会社もあります。その場合は「始末書」のみで提出します。会社によっては、報告書をあげるよう言われる会社もありますので、タイトルは「○○に対しての報告書」とします。
⑤ミスやトラブルの詳細
誰によって、何が起きたかの詳細を書きます。
ここは、部下がかわいそうだとしても、事実を簡潔に書きます。事実報告は必要です。
⑥ミスやトラブルの原因
どうして起きたのかの詳細を書きます。
もちろん部下のミスが原因でトラブルに繋がったとしても、部下がこういうミスをしたから、ではなく、自分の管理不行き届きにより、部下がこうしたミスを起こしてしまった前提で書きます。
⑦ミスやトラブルに対しての反省
起きてしまったミスやトラブルに対し、自分の管理不行き届きにより、会社にこういう(信頼を失う・利益を損なうなど)不利益をもたらしてしまったなど、反省を書きます。
あくまでも部下のミスでではなく、自分の管理不行き届きによると書きます。「部下のせいで」「部下がこうしたミスにより」ではなく、『自分の管理不行き届きにより、部下がこういうミスをしてしまった』とします。言い訳と捉えられることは書かないようにします。
初回公開日:2017年07月27日
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