「見受けられる」の2つの意味と使う場面3つ|例文5コ・類語6コ
更新日:2024年11月27日
類語3:認められる
「認められる」は、「認める」の未然形である「認めら」に、受身・尊敬・自発・可能の助動詞「れる」が付いた形です。「見受ける」に対する「見受けられる」と同様の形態です。
判断材料をもとに現状や結果の判断できた内容を述べるときに「認める」を使いますが、「見受けられる」を使った方が、確証の薄い表現になります。
【言い換え】
地球の温暖化は、年々顕著に見受けられる
地球の温暖化は、年々顕著に認められる
類語4:意識する
「意識する」は、「物事や状態に気づくこと」「はっきり知ること」という意味で使われます。
「見受ける」に対しては「気づく」「はっきり知る」という意味で類語となります。「見受ける」は遠回しの表現なので、明確な表現である「意識する」とは、表現の強さが異なります。
【言い換え】
彼女に対する特別な感情が見受けられる
彼女に対する特別な感情を意識する
類語5:察せられる
「察っせられる」は、「察する」の未然形である「察っせ」に、受身・尊敬・自発・可能の助動詞「られる」が付いた形です。
「察する」には、「おしはかる」「推測する」「おもいやる」「同情する」という意味がありますが、「見受ける」と共通するのは、「おしはかる」「推測する」といった意味です。
【言い換え】
彼女はかなり体調が悪いように見受けられる
彼女はかなり体調が悪いのだと察せられる
類語6:見込まれる
「見込まれる」は、「見込む」の未然形である「見込ま」に、受身・尊敬・自発・可能の助動詞「れる」が付いた形です。「見込む」は、「有望だと思う」「予想して勘定に入れる」という意味なので、「見受ける」とあまり類似性がありません。
しかし「れる」形式では、どちらも「確証はないが推測させるさま」という共通の意味で使えます。
【言い換え】
収益が悪化するように見受けられる
収益の悪化が見込まれる
見受けられるの類語は多い
ご紹介した類語のほかにも「見受けられる」の類語には、「窺われる」「示唆される」「考えられる」「推察される」「推測される」など、数多くの類語があります。
類語のすべてを知らなくても、「見受けられる」の正しい意味と、使用時のニュアンスが理解できていれば、自分が知っている別の語彙を使って言い換えることは可能です。
まずは、「見受けられる」の例文を参考に、使われる場面と使い方を理解し、活用してみましょう。
状況に合わせて選ぼう
「見受けられる」のもととなる言葉は「見受ける」です。場面や状況に応じて、相応しい形態に活用して、用いる必要があります。
正しい意味と使い方を理解するために、以下のリンク記事も参考にしてみましょう。
初回公開日:2017年07月24日
記載されている内容は2017年07月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。