「光栄です」の意味と使い方|例文・類語・対義語や英語表現も紹介
更新日:2024年04月26日
「光栄」と「栄光」や「うれしい」の違いは?
「光栄」と「栄光」は単に漢字の順番が入れ替わっただけのように思えます。さらに「うれしい」も似ているようで違っています。
そのため、この三つの言葉の使い分けをしていこうと考えるのならば、違いを知っておく必要が出てきます。
「光栄」と「栄光」、「光栄」と「うれしい」それぞれの違いを見ていきましょう。
「光栄」と「栄光」の違い
「光栄」と「栄光」は使われている漢字も同じで、意味もほぼ同一といっていいでしょう。しかし、実はニュアンスの部分に違いがあるのです。
「栄光」は「名誉」そのものが強調されます。達成したことなどの素晴らしさなどについて言及したい場合は「栄光」のほうがふさわしいでしょう。
「光栄」は「名誉に思うこと」が強調されています。よって、どちらかといえば自分をへりくだらせる意味になっているのです。
「光栄」と「うれしい」の使い分け
「うれしい」は「愉快で楽しい」や「感謝している」の意味です。よって「光栄」との違いは、そこに「名誉に思う」ことが含まれているかどうかになってきます。
「うれしい」の場合は、「物事が思い通りに行って楽しい」の意味ですから、誇らしいや名誉に思うニュアンスは含まれていません。
相手が助力してくれることを予想しており、その通りに事態が進展したのならばふさわしいかもしれませんが、思いがけない助力などに感謝するときには少し意味合いが違ってきます。
そのような場合はほかの言葉を使っていきましょう。
「光栄」を使う際の注意点
「光栄」の使い方について見てきました。「光栄」は感謝の言葉なのですが、使う際には注意が必要な言葉でもあります。
ここからは使う際の注意点について見てきましょう。注意点を知っておけば、使う際に戸惑うことは少なくなってきます。
目下の人には使わない
「光栄」は目上の人に対して使う言葉です。そのため同僚や目下の人に対して使うと違和感があります。
例えば、会社の社長が新入社員に対して「お会いできて光栄です」と言うと、どこか変な感じがするでしょう。
同僚や目下の人に対しては、別の言葉を使うようにします。
前後に敬語を加える
「光栄です」だけで使うことはあまりありません。そのため、前後にほかの言葉や表現が並ぶことがほとんどです。その際は敬語を使いましょう。
敬語と一緒に使うのは敬語が望ましいのです。「会ってくれて光栄だ」などと言ってしまうと、尊敬しているのかどうかがよくわからなくなってしまいます。
敬語と一緒に使うのは敬語にしましょう。
「光栄です」の敬語表現
「光栄です」は敬語です。しかし、時にはもっと丁寧な敬語表現にしたい時もあるでしょう。ここからは、より丁寧な「光栄です」の敬語表現を見ていきましょう。
回りくどく感じることもありますが、尊敬している人物に対しては、しっかりと敬意を表現しましょう。
初回公開日:2017年07月26日
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