「細心の注意を払う」の意味と使い方|例文4つ・似た言葉
更新日:2024年09月22日
例文2 細心の注意をもって業務に取り組みます
この「細心の注意をもって業務に取り組みます」という例文は、ビジネスシーンにおける決意をする場面でよく使われる言葉です。
ビジネスでの失敗や問題が起きたとき、会社関係者の謝罪インタビューでその問題に対しての方向性や解決に向けた決意表明のときに、この言葉は使われます。「このような失敗をしてしまいましたが、今後は細心の注意をもって業務に取り組みます」といった具合です。
例文3 今後は細心の注意を払ってまいります
この「今後は細心の注意を払ってまいります」という言葉は、謝罪文でよく使われる言葉です。
ビジネスにおいて反省や決意をこめてこの言葉は使われます。「この度はご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございませんでした。今後はこのような事が無いように細心の注意を払います」といった具合です。
「細心の注意を払う」という言葉は今後の決意や改善策を述べるに当たり、謝罪には欠かせない言葉とされています。
例文4 住民の声に細心の注意を払う所存です
「住民の声に細心の注意を払う所存です」という例文は、地域で大きな工事を行うときなどによく使われます。
地域で工事をするに当たり、住民の声というのはよく聞いて対応するべきです。そういった心持ちを持っているということを、住民に向けて伝えている言葉です。
つまり「住民の声に耳を傾け、どんな小さな事も見逃さずに細かくチェックして事にあたり、トラブルや問題が起きないように努めます」と解釈することができます。
できる大人の言い回しを覚えよう
ビジネスシーンにおいて、言葉の言い回しに迷ったことはありませんか。こういうニュアンスのことが伝えたいのだけど、うまい伝え方がわからない、スマートな伝え方を知りたいと思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
そのような方におすすめの一冊です。ビジネスシーンで使えるモノの言い方を解説しています。少しの違いでガラッと印象が変わります。「できる大人のモノの言い方 大全」ぜひ、読んでみてください。
混同しやすい言葉
「細心の注意を払う」の意味や使い方、類語を理解したところで、続いては、「細心の注意を払う」と混同しやすい言葉を確認していきましょう。今回紹介する言葉は、聞き取りの際に、混同しやすい言葉です。
伝えたいことを正確に伝えるために、発言の際の滑舌や言い回しには十分に気をつけましょう。誤って伝わらないように、相手がきちんと理解しているか、把握することも大切です。
「最善の注意」
「細心の注意を払う」と混同しやすい言葉は「最善の注意を払う」です。「細心」が「さいしん」、「最善」が「さいぜん」と読むため、両者は「し」と「ぜ」の違いだけの言葉になります。
「注意を払う」という伝えたいことは同じでも、細かいところまで目を配るという意味の「細心」と、一番良いこと、最も適切なことという意味の「最善」では、伝えたいことは伝わりません。「細心の注意を払う」ようにしましょう。
「最善」を使用した言葉
ここで、「最善」という言葉を使用したフレーズを見ていきます。「最善」を使用した言葉には「最善の努力、最善を尽くす、最善の方法を取る」などがあります。
「最善」を構成している漢字からも読み取れるように、「最善」は「最も善い」という意味を持ちます。その意味を使った表現をしたいときに使うことのできる言葉です。
「細心の注意を払う」を使用する時のポイント
いかがでしたでしょうか。「細心の注意を払う」の意味や類語、例文について紹介してきました。
ビジネスのお詫び状や謝罪文には欠かせない言葉「細心の注意を払う」は日常でも多く使われていることがわかりました。ぜひ、活用していきましょう。
敬語表現を正しく使う
初回公開日:2017年07月19日
記載されている内容は2017年07月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。