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「一同」の使い方|使用例4つ・似た言葉・間違いやすい表現

更新日:2023年12月28日

社員一同、スタッフ一同、有志一同などよく使われる言葉ですが、一番下の社員が社員一同という言葉を使ってもよいのか、また一同は何人から使ってもよいのかなど悩んだ経験はありませんか?場面に応じた意味や使い方をご紹介しました。迷ったときのご参考にしてください。

「一同」とは

「一同」とは、集団を表すときによく使われる言葉です。みなさんも一度はこの「一同」という言葉を用いて、社員一同、スタッフ一同などと使用したことがあるでしょう。

それほど生活の中でよく使われる言葉ですが、使い方に迷った経験はありませんか。今回は「一同」という言葉について意味や使い方、間違えやすい表現などをご紹介していきます。

迷ったときのご参考にしてください。

「一同」の意味と読み方

「一同」は、居合わせた者や仲間全体、みんなという意味の言葉で、読み方は「一同(いちどう)」になります。

言葉の意味自体は難しくはなく、ビジネスの場面でも「社員一同」や「従業員一同」などとよく使用されている言葉です。

「一同」という言葉は、ビジネス文書以外にもご祝儀や香典、お祝いや餞別などを何人かでまとめて贈るときにも使われることがあります。

「一同」と似た言葉と違い

「一同」という言葉には、似ている言葉が存在します。「一同」と似た言葉は、「面々」「全員」「一行」などです。

「一同」は、居合わせた者や仲間全体、みんなという意味ですが、これらの言葉は一体どういう意味があるのでしょうか。

それぞれの意味を把握することで、違いを確認していきましょう。

「面々」

「面々(めんめん)」とは、ひとりひとりや、各々という意味です。

使い方としては、「仲の良い普段どおりの面々が集結し、休暇を楽しみました」や「意外な面々が差し入れを届けてくれました」のように使用します。

違いについてですが、「一同」はみんなという全体を意味する言葉ですが、「面々」は、それぞれ一人一人を指す言葉になります。

「全員」

「全員」とは、組織や団体などに属する人や、その場にいる人すべてという意味になります。

使い方としては、「全員協力の下に行わなければ達成できないだろう」や「眠気を訴えたのは、そこにいた全員でした」のように使用します。

違いについてですが、「一同」には仲間という意味合いが込められてますが、「全員」は仲間であろうが初対面であろうが関係ありません。

「一行」

「一行(いっこう)」とは一緒に行動を共にする人や、ひとつの行いのことなどを意味しています。

よくツアーバスのフロントガラスの所や旅館の入り口に「〇〇御一行様」という文字を目にするでしょう。

使い方としては「影響力があるので、一言一行には気をつけましょう」「オリンピック選手団一行はそれぞれ会場入りしました」などと使用します。

違いについてですが、「一行」の持つ行いという意味が「一同」にはないことでしょう。

「一同」の使用例

ここからは、「一同」という言葉がどんな場面で使用されてるか詳しく見ていきましょう。

一同という言葉の意味は仲間全体という意味ですが、使う場所や場面によっては少し気をつける必要があります。

ここでは「一同」の使用例として「有志一同」「職員一同」「親族一同」「一同、礼」の4つの具体的な例を挙げて、それぞれを詳しく掘り下げていきましょう。

有志一同

「有志一同」は、会社などで転勤や退職などの際に贈り物をする場合に使用します。

これは会社の社員全員からではなく、賛同した特定の人のみで贈り物をするときに使う言葉です。

社員全員がお金を出している場合は「社員一同」、所属部署の社員全員が出している場合は「○○部一同」でよいのですが、その中の一部の人だけが賛同した場合は、社員や○○部という表記はせず、「有志一同」にするようにしましょう。

職員一同

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初回公開日:2017年08月31日

記載されている内容は2017年08月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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