「一同」の使い方|使用例4つ・似た言葉・間違いやすい表現
更新日:2024年06月10日
「職員一同」は、学校の先生などに用いられます。使い方としては、「職員一同さらに気を引き締めてまいります」といったような具合です。
この場合の「職員一同」は、校長も含めた全員という意味で使われています。もちろん、新人の先生やベテランの先生も含まれています。
親族一同
「親族一同」は、冠婚葬祭の場でよく耳にする言葉と言えるでしょう。「親族一同」とは、結婚によって家族になった者や、血のつながりのある者みんなという意味になります。
使い方としては、「親族一同を代表してご挨拶に代えさせていただきます」「日頃から良くして頂き、親族一同深く感謝しております」のように使用します。
一同、礼
「一同、礼」は、入学式や卒業式、式典などで経験がある人も多いのではないでしょうか。学生時代の卒業式などでは「一同、礼」の他に「卒業生、礼」などもあります。
「一同、礼」は、文字どおりその場にいる全員で敬意を表し、お辞儀をする行為のことです。全員が周りの人に合わせて、同じタイミングでお辞儀が揃うととても気持ちがいいです。
敬意を表す行動ですので、気持ちを込めて行うとよいでしょう。
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「一同」と混同しやすい同音異義語
「一同」には、混同しやすい同音異義語が存在します。「一堂」や「一動」です。これらの言葉のそれぞれの意味は、一体どんな意味なのでしょうか。
また、「使い方がよくわからない」という人も多いと考えますので、具体的な例文もご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
「一堂」
「一堂」とは、文字どおり一つの堂という意味と、同じ空間や場所という意味があります。
あまり日常では使用しませんが、「一堂に会する」という言葉は聞いたことがあるという人が、少なからずいるでしょう。
例 一堂に会する
「一堂に会する」を使った例文をご紹介します。
「各方面の大物が一堂に会するのは、これとない機会ですのでお見逃しなく」
「世界中の力自慢が一堂に会する結果となりました」
「明日は政治家が一堂に会するパーティーが開かれると言われています」
「一動」
「一動」とは、文字どおり一つの動き、つまりちょっとした動作という意味になります。この言葉は、「一動」という言葉単体で使うより、「一挙一動」として使うことの方が多いでしょう。
例 一挙一動
「一挙一動」を使った例文をご紹介します。
「〇〇さんの一挙一動には注目してほしいです」
「額の汗がすごいことから、一挙一動まで気を配っているのがわかります」
「ここは何も手出しせずに、一挙一動を見守りましょう」
「一同」を使ってみよう
初回公開日:2017年08月31日
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